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独立するタイミング

数ヶ月前のことだけれど、独立から一年が経過し、おかげさまで1期目からしっかりと利益を出すことができた。しかし自分の中で1期目の売上はご祝儀的な要素もあると考えているので、ありがたく思いはするものの、本質的に腕が問われるのは2期目以降だろうなと常々考えていた。

さて。2期目が始まり早いもので3ヶ月が経過したのだが、これが本当にありがたいことに、なぜか仕事が途切れることが無い。それどころか、不思議と多種多様なお仕事に携わる機会をいただき、圧倒的に己自身の領域が拡張している。まさに“ストレッチ・アップグレード”。

そんな拡張性高い日々を過ごせるのも独立したからなのだけれど、独立することを決めたのはずいぶん後の話だったわけで。

そんな私にとって、独立におけるメンターというか師匠のような存在は馬場正尊さんと土谷貞雄さんのお二人。

お二人とも、超絶多忙な日々を過ごされ、ある意味では“元祖何屋かわからない人”の代表格なのではないかと思っている。そんなお二人から独立する際に言われた言葉の数々は、まさに今、痛感するものばかり。

独立すべきか迷っていた時に土谷さんからは

「今すぐ独立するのがいいよ。今の自分では想像できないような仕事に出会うことができるから」

という言葉をいただいた。
これ、本当にそうだった。特に2期目に入ってからその傾向はより一層強くなっている。

前職在籍時は自分の職能を「社内で評価することなど無理であろう」と割り切っていたこともあり、“評価”というものを気にしてこなかったけれど、独立してからというもの、その“評価”がダイレクトにくる感じがすごい。

評価は自分自身ではできない。
なればこそ、会社の看板の力を借りない自分自身の本当の力が試されるし、期待を裏切ることなど絶対にできない。だから全力疾走になる。全力疾走で突っ走っていると、その姿を見てなのか、応援してくれたり、助けてくれる人が現れる。するとさらに速く、そして遠くまで走れるようになる。しかも、同時並行的に。


そして今。

驚異的に忙しい。
前職在籍時に「忙しくて死ぬ」と思っていた時の数倍忙しいだろう。無論、身体的にはとてつもなく消耗するが、精神的なストレスはほとんど無い。

こうやって忙しい日々を過ごせるのも、変なストレスを抱えずに過ごせるのも、やはり独立したからなのだなぁと感じ入るのだ。

だったらもっと早くに独立すればよかったのに!と言われることもある。しかしそうは思わない。いろいろな経験と、繋がった人脈と、プライベートでの出来事など、総合的に勘案しても、「今」だった。

焦らず。慌てず。自分のペースで。

馬場正尊さんは、そんな忙し過ぎる毎日を予想していたのか

「相澤くんは独立して2ヶ月もしたら忙しくなっちゃって首回らなくなっちゃうと思うよ〜。」

と。さらに

「相澤くんは仕事が無くなるという心配は全くしてないけど、もう本当に健康だけが心配。」

というアドバイスをいただいた。
なんかこう、親のような温かさというか、よく見てくださっているのだなぁという感覚もあり、素直にうれしかったし、事あるごとに思い返しては都度襟を正している。


今日突っ走れば、明日が変わる。

人生はその積み重ね。

今日も、明日も、関わる人に良質な化学反応を。

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