かなり昔の車の話 BMW 02 から E30 までの美しき日々

私が最初に乗った車は
#BMW  #e12 の #520  だった。
1983年のことだ
父親の乗っていたものを受け継いだ形で、その時既に9年目を迎えていた。
520の末尾にiがつかないのは、インジェクション仕様では無い体と思うのだけれど、この車はキャブレター仕様だった。
そのキャブレターが、あの 当時のBMを知る人の間では有名な #ストロンバーグ  だったから、乗り始めてからしばらくは、プラグレンチとフロスが常に助手席に転がっている有様だった。
残念ながらオートマチック車だったので、この四気筒を心ゆくまで楽しむという事はなかったのかもしれないが、当時の免許とりたての大学生である私には、この旧車は正に教科書とも言えるものであり、実に多くのものを学んだ。
先程のプラグ被りもそうだし、冬場の始動や、夏場の水温管理、点火タイミングもそうだし、足回りや外板に至るまで、何かあると修理工場から板金屋まで、車にくっついて回ったものだ。だからこその、ヨーロッパ生まれの4気筒は特別な一台のなかの一台なのだ。

これを枕に 今日はBMWのお話を少し
僕の乗っいていた520は現在にも通日ミドルクラスセダンなのだけれど、BMにはスーパーベストセラーの #3シリーズ  があるじゃないですか?
現代の人とは感覚が異なるのかもしれませんが
02 の系譜から派生して3が出てきたこのシリーズは
本来ならば、コンパクトセダン というカテゴリーなんだと僕は思うのですよ。それも、。コンパクト 2ドアセダン という感じ つまり、セダンボディの2ドアであり 世間でよく言う #クーペ  とは異なる 2ドアセダンというものだと信じて疑わない訳なのです。
だからこそ、02 シリーズ からの流れの3シリーズの初代である、 #e21 から #e30 と続く中で、必要性からだといえば ごもっとも ではある、4ドアセダンとしての3が登場したことが、時代の要求だとしても、美しさという点で言えば、そして潔さという立ち位置で言えば、これはもう決定的にドアは2枚で良いと思った次第なのです。それこそ、4枚のドアが必要で4人の乗車が前提となるのであれば、おのずと5をチョイスする
そんな気がしてるわけです
もちろん 日本の環境を考えれば、3のサイズで4ドアは最高に使い勝手がよく、マーケティング的にも最高な売れ筋になったわけですし、 #六本木カローラ  なんて名前が付いたのもこの、e30 だったわけです。

あくまでも、パーソナルユースの小型セダン その格好良さは、02から
3シリーズの系譜であったけれど、もはや #e36  では、もうその雰囲気は無くなっていたと思うわけです。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?