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ちょっとだけ補足 小型船舶操縦免許1級 海図の心得

いままでも、この資格と試験のことを書いてきましたが、シンプルな助言を書きます。1級には海図の問題が出ます。これにフォーカスして書きます。

★ここでの情報は、私の受験時の経験と記憶で書いていますので、正確でない場合がございます。最新の情報をご確認いただいたうえで、情報を精査してご活用ください。

①受験するなら2級からのステップアップより、いきなり1級が有利な訳

これは、以前にも詳しく書いていますが簡単に言えば以下です。
試験時間のあらまし。ちなみに、実技試験は1級でも2級でも同じなので、いきなり1級を受験しても、その難易度は原則かわりません。2級から1級ステップアップは実技は新たに受験する必要はありません。

■2級学科試験 70分  50問
 選択問題だけなので、普通の速度で回答しても30分もあれば終わります。
2級既取得者の1級へのステップアップ 70分 14問
1級取得に必要な上級科目 問題数は14問と少ないけれど、海図の問題3問と、気象、潮流、機関などが出題され、海図は海図上での作業が、潮位では簡単な計算も必要になるため、とにかく時間は貴重になる。海図は、やり直していると瞬く間にタイムアウトということも。
■1級学科試験 140分
2級学科試験の範囲に上級科目が入ります。
 ここがポイント!! つまり、2級部分を30分でクリアすれば、残り時間、110分を総て、1級部分の14問に使えるのです。つまり、ステップアップの人よりも、試験時間を40分も多くもらえるのです。

②距離は緯度尺から採る 

常識だよ、知ってるよ と言いながら、本番でこれをやったら答えが違う、だから、今一度肝に命じて。海図には、縦に緯度尺 横に軽度尺があります。海図の縦尺は緯度尺で 1分が1海里(ノーティカルマイル)。60分で1度となります。1時間で1海里進む速度を1ノットと呼びます。
1海里は 1.8529Kmです。つまり、1ノットは時速2Kmに満たない速度と言えます。その1海里をコンパスやデバイダーで採る時は、必ず緯度尺から採ることです。
※軽度尺は緯度が高くなると間隔が狭くなるから。

③問題をきちんと読み込んで

磁針方位 コンパス方位 真方位 や、時差4E とかE Wなどをきちんと読み込んで問題に望む必要があり、これをミスすると時間を無駄にするばかりか、回答語群にない数値が出ることもあります。これ、苦労した果てに、語群に無いと、精神的にもダメージが大きい。同様に、レーダーの相対方位指示 などによる、磁針方位への変換なども注意が必要なところです。

④道具はちゃんとしたものを

こらも、大事なことだと私は思います。なにも、高価なものを使うとは言いません。けれど、最低限の基準はあると思っています。
まず、コンパスですが、鉛筆が洗濯バサミで付いたようなものや、充分な開きが出来ない小型すぎるものは避けたいところです。三角定規は、長編が30cm はある大きめのものを私は使っています。個人的には、目盛のあるものを使っておりますが、これは、練習問題をやってみて好みもあると思います。また、コンパスとディバイダーを両方用意するか、ですが私個人は、私は両方持っています。
これは数、問題をこなしてみるのが一番です。
消しゴムはよく消えるものを。鉛筆は、私は他の問題を解答したシャープペンでやりましたが、若干線が見づらかったので、これ用に濃いめのもを用意しても良いかもしれません。
道具の誤差と言える程度で、間違わないにしても、動揺するのは、避けたいところですから。

こんな感じです。
ぜひご検討を
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よろしければご参照ください。

#緯度尺 #1海里 #1ノーティカルマイル 1ノット  #コンパス #ディバイダー #三角定規


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