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東京湾船日和 東京湾口       海驢島 笠島灯浮標 かやまね灯浮標 これ何のこと? レンタルボート乗りのお話です。 

小型船舶で海へ  島と岩と灯浮標

海驢島  海驢(あしか)と読みます。
#海驢島 には明治の中頃まで #ニホンアシカ
が生息していたことから、この名前が付いたと言われています。肝心なニホンアシカも現在では絶滅したと言われており、その個体を見ることはできません。
海驢島は無人島で、その存在がどこまて認知されているかはわかりませんが、それは今もなお存在しています。はた目には、海上に2つ並んだ岩で、一つには小さな灯台が置かれた、もう一つには小さな構造物が置かれています。およそ島というイメージはありません。

笠島灯浮標 
笠島は海驢島の数百メートル東に位置する※略最低低潮面(Nearly Lowest Low-water Level、N.L.L.W.L)、で1m弱干出する岩。
※これより低くはならないと想定されるおよその潮位面
こちらに至ってはもはや、岩にさえ見えません。
見えないからこその #灯浮標 なのですが。

岩と島の定義 は難関で、この基準は、国連海洋法条約、正式名を「海洋法に関する国際連合条約」に規定があるそうだ。同12条1項に、「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるものをいう。」と規定し、2項は、この島について排他的経済水域や大陸棚などを認めると規定している。
 また、3項は、「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。」と規定している。
呼んでも、じゃ、どっちなの? です。

灯浮標とは 一般的には航路標識の一つで、航行する船舶等に情報を提供する、その名の通り灯火のついた浮標である。つまり、良く言われブイというやつですね。

かやまね灯浮標

こちらも、海驢島に近い海域にある、灯浮標なのですが、こちらは岩でも島でもなく、かやまね 漢字で書けば香山根となります。釣りをする人ならご存じでしょうが、岩礁などを根と呼ぶことから、ここも船の航行に際しては危険がある岩礁や浅瀬を知らせるために灯浮標が設置された場所となります。

かつて、ニホンアシカが生息し、島や岩や岩礁が点在し、それを知らせる灯台や航路標識がある場所、皆さん、ここは何処だと想像されますか?

これぞ、身近な東京湾なのです。
ここは、東京湾口に近い #東京湾  #観音崎 #浦賀  周辺なのです。

カーバー画像がそれです
#観音崎灯台  さらに右手には、 #海上交通センター が見えています。
海上交通センターはMARINE TRAFFIC INFORMATION SERVICE といい
頭文字をとって MARTISと呼ばれています。東京湾は東京MARTIS
(東京マーチス)と呼ばれています。2018年から機能集約が進んでいると聞きました。
Tokyo Martis のコール 国際VHFを積んでいる方なら、このコールサインは良く聞くものだと思います。これらをワッチしていると、小型船舶 プレジャーボートも、積極的に #国際VHFを導入すべきだと感じます

余談ですが無線通信の話です モールス符号

船舶の世界では長年使われていた #モールス符号 ですが、今ではあまり使われなくなりました。唯一、アマチュア無線の世界ではCWと呼ばれ、今も堂々の存在感を示しています。この、モールス符号でっすが電気通信術としての活用はともかく、発光信号や、ちょっとした音響信号でも使えることを考えると、消してしまうのはもったいない技術だと思うのです。
モールス、聞いたことはあると思うのですが、現実には何のことだか解らない方も多いと思います。これは、単音 と 調音 の二つから構成されるもので、希望で書くと ・ と ー 音で言えば トン と ツー でたとえられます。 ・(トン) と -(ツー) ですので、音の種類は2つだけ、光で表しても、長い発光と短い発光の2つだけ これで、文字や数字を伝えます。 和文も欧文がありますが、ここでは英文を書きます。
アルファベット A ・ー  B ー・・・ c-・ー・ 一番有名なのは
SOS ですが S ・・・ O ーーー なので
・・・ ーーー ・・・となります 
音で言えば トン トン トン ツー ツー ツー トン トン トン 
これを打つわけです。
モールス符号は語呂合わせで覚えることができます。
アマチュア無線では、今も、これが試験に出ます。
※ただし実際の実技はなくなりました

小型船舶と言いながら、海に出たら言い訳出来ない、小さいけれど船なんですからね

駆け出し、レンタルボート乗りの私が偉そうにいうつもりなんて無いんです。けれど、ものすごく親切にボートの事を教えて頂ける、各地のマリーナも皆さんと接することで、私なりに感じたことが多々あります。それは、平水ないし沿岸区域とはいえ、東京湾という環境は、原則としてプロの領域だと言う事です。今回書いている浦賀、観音崎というエリアは、海上交通ではまさに大動脈とも言える浦賀水道航路が通り、そこにはありとあらゆる船舶が往来しているわけです。さらに、航路外においても、遊漁船の数たるや、本当にすさまじく、これらの船は、船足も早く、目的が魚釣り、それも有償で乗っている釣り客に対していかに釣らせるかを生業にしている皆様ですから、動きが読めない、大船団が一斉に動く事もあれば、単独で行動する場合も、そこに、航路内通行の義務のないあある程度大型の高速船や、漁船など、さらには、機走するセーリングクルーザーに我々のようなプレジャーボートがひしめき合っています。そこに、船検や免許制度とは無関係の2馬力ボートに手漕ぎボート。釣りの手漕ぎボートが、信じられない沖合に来てるなんてこともあるわけです。
このようなエリアで、レンタルボートを走らせるのですから、覚悟はすべきだと私個人は思うのです。

そして、今日の見出しになっている 海驢島 笠島灯浮標 かやまね灯浮標
これらもとても重要になります。

■海驢島/笠島 間は座礁等の危険があり航行を避ける、それを示のが笠島灯浮標で、この灯浮標は東方位標識と言い、標識の東側に可航水域がありますと伝えています。
■かやまね灯浮標 この灯浮標は何方位標識といい南側に可航水域があることを示します。

灯浮標は、色 ならび トップマーク 夜間の灯火の色や、点滅のタイミングで識別します。なお、このあたりは、免許をす得する際に問題で出ますから、その時勉強しますから大丈夫ですよ。
【灯浮標の説明 海保HP】

これらがきちんと頭に入った状態で、船を出しても、海の上で様々な状況の中で、的確に灯浮標を視認して、その指示する内容で航行することは、そんなに優しい事では無く、慣れと言うよりは、努力が必要だと僕は感じています。

では、どうしたら安全にボートに乗れるのか?

最初は、マリーナのスタッフの方に同乗していただく、もしくは、同乗の講習会に積極的に参加することだと思います。また、私の様な、ヤマハさんのレンタルクラブの会員は、レンタルする上で、マリーナの行う #安全レクチャー  への参加が義務図けられていたりしますので、面倒がらず、これらを有効に活用すべきだと思います、また、ボート免許スクールだけじゃなく、免許を持った人用のスクールも多彩にありますから、これらの参加も有意義です。お金はかかりますが、お金じゃ済まないこと、海では起こるのですから。


東京湾各マリーナの特徴

それでは、免許を取得してレンタルで海に出る場合に、それぞれのマリーナさんとその航行エリアの特徴を簡単に書きます。
各マリーナさんのリンク貼っています。
もし、問題等ありましたら、ご一報ください。

#勝どきマリーナ  さん ここは、マリーナを出る時の水門通過
アーバンマリーナとしては最高 羽田 お台場 運河 河川 本当に多彩です。スタッフがものすごくフレンドリーです。

#ニューポート江戸川  さん ここは、旧江戸川で海に出るまでのプロセスが厳しくもあり、楽しくもあり三枚洲 要注意!!
大潮の上げの着岸とかもあり、色んないみでボートを習ったマリーナさんです。 東京湾奥 ディズニーランドを海から見るのも気分上がります。

#セントラル木更津
35ft越えの操船体験、そして東京湾横断 東京湾の大時化の湾内
とても、経験をさせていただけたマリーナさんです。
あの、海ほたるから 風の塔 羽田海上滑走路 最高の思い出

#サニーサイドマリーナ浦賀
こちらが、今日書いたエリアのマリーナさんです

困った時、何でも相談できるマリーナさんがあれば、とても心強いです。
プロの海の世界 感じます とはいえ  ここパン屋さん最高です
#小型船舶 #東京湾  

灯浮標
緊張して海へ
マリーナの景色パン屋さんから

上記は2級小型船舶 セットですね

1級をとるならこちら、いきなり1級が良いでよ
試験時間のアドバンテージはいきなり1級だからの
メリット詳細は過去記事で・・・



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