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道管・媒介を用いた癒しのアプローチ

夏至からの4週間で取り組んでいたフラワーエッセンスは、少しばかり奇妙な組み合わせでした。
2種類のブレンドなのですが、「チコリー」と「ヘザー」だったのです。


チコリー(Chicory)

科属/キク科キクニガナ属
学名/Cichorium intybus L.
和名/キクニガナ
花期/7月〜9月

12-7-9選択法/12ヒーラーズ:あなたがもともと持っている基本的な性格や気質を表すエッセンス
7グループ選択法/人のことを気にかけすぎる時に
製造法/太陽法:野生のチコリー数本の株から濃い青色をした満開の花を摘む

他の人が何を必要としているのかを、非常に気にかける人です。子どもや身内、友人の世話を焼きすぎることがよくあり、いつも正すべきことを見つけようとします。自分が間違いだと思うことをしきりに指摘しては楽しんでいます。自分の気にかけている人たちが、そばにいてくれるのを強く望んでいます。

エドワード・バッチ著作集収載「12ヒーラーズとその他のレメディー」BABジャパン)

ヘザー(Heather)

科属/ツツジ科カルーナ属
学名/Calluna vulgaris
和名/カルナ・ウルガリス、ギョリュウモドキ
花期/8月〜9月
12-7-9選択法/7ヘルパーズ:日々の生活の積み重ねによって慢性化した状態を表すエッセンス
7グループ選択法/孤独な時に
製造法/太陽法:できるだけ多くの株から、満開の花茎を摘み取る

親しくつき合える人をいつも捜している人に。相手が誰であろうと関係なく、自分の関心事を話し合う必要のある人です。わずかの間でも、一人でいなければならないと、とてもみじめに感じます。

エドワード・バッチ著作集収載「12ヒーラーズとその他のレメディー」BABジャパン)

チコリーとヘザーをそれぞれの特徴を示したキーワードで表すならば、「愛情に飢えた母親(チコリー)」と「愛情に飢えた子ども(ヘザー)」の組み合わせです。
この2種類のフラワーエッセンスが、なぜこのタイミングで私のトリートメントレシピにやってきたのか……最初は戸惑いしかありませんでした。
けれど、すぐに腑に落ちる理由が見つかりました。やりとりをしていた個人セッションのお客様が掲げていたテーマが母子関係だったのです。
(あ、今回は私のカラダを道管にして、チコリーとヘザーの情報を、クライアントのエネルギーフィールドに送り届けるお役目があるのだろう)と、直感しました。

そんなふうに考えるに至ったのは、以前にプラクティショナー仲間から聞いた二つの話からきています。
ひとつは、フラワーエッセンスを用いて起きた意外な副反応、というケーススタディ。
感情的なブロックを癒すためのフラワーエッセンスをクライアントさんに提案して取り組んでもらったところ、クライアントさんのお母さまに便秘改善が見られたそうなのです。
もちろん、フラワーエッセンスに取り組んでいたのはクライアントさんのみです(そもそも、お母さまが便秘で悩んでいるのを知りません)。ところが、離れて暮らすお母さまと電話でやりとりした際に、どうやら「最近はお通じがよくなってね〜」という話題があったそうなのです。
自身の取り組みと、お母さまの体調の変化に共時性を感じ、プラクティショナーに報告してくださった、とのことでした。
これは、クライアントさんの感情的なブロック(心の滞り)と、お母さまの便秘(肉体の滞り)がリンクしていた、と解釈することができます。
親と子など血縁で繋がる人たちは、霊的にも深い結びつきがあります。クライアントさんがフラワーエッセンスに取り組むことで起きたエネルギーの変化に、お母さまの身体が反応した、ということなのでしょう。

そして、もうひとつは、プラクティショナー仲間がつぶやいた一言です。
当時、プラクティショナー仲間は、近しい人が脳溢血で倒れて救急車で運ばれた、と心配げに語っていました。その際に「今、インパチェンスを飲んでいるのは、きっとその人のためなのだと思う」と、ぼそっと発したのです。
その瞬間、私の脳裏にはインパチェンスの種がパチンと弾けて飛ぶ様子が思い浮かびました。(そうか、インパチェンスの種が弾ける様子と、脳の血管が破裂する様子は、内圧の高まりという点で同じなんだ)と理解したのです。
プラクティショナーである友人は、自らインパチェンスを取り入れることで、その方に植物のポジティブなエネルギーを届けようとしているんだ、と思いました。

このように時空間を超越して、ヒーリングやエンパワーメントのエネルギーは波及していきます。それだからこそ、私も遠隔でのセッションを行っているわけです。
けれど、今回のチコリーとヘザーのエッセンスのように、自らのカラダを媒介にしてクライアントさんのテーマをサポートする、というのは初めての体験でした。

母子関係というクライアントさんのテーマをサポートする意図で導かれたとはいえ、そこに私個人のテーマがまったくない、とは言い切れません。
むしろ、自分のカラダを通すからこそ、内面世界が調和している必要があります。
チコリーとヘザーのフラワーエッセンスと取り組む4週間は、数年前に他界した母を偲び、母との霊的な結びつきを再確認する機会にもなりました。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫