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私は、何のために生まれてきたのか。

先日、友人が主催する上映会のお手伝いをしてきました。
上映したのは「かみさまとのやくそく〜あなたは親を選んで生まれてきた〜」。

胎内記憶を研究されている産婦人科医の池川明さんと、前世記憶を研究されている大学教授の大門正幸さんほか幼児教育のスペシャリストが、胎内記憶を持つ子どもたちにインタビューする様子が収められています。
音楽もナレーションもないこの映画は、楽しむことを目的としたものではなく、情報を受け取って考察することを目的としたもの。
あまりにもたくさんのメッセージが凝縮されているので、98分の上映時間は、とても濃密に感じられます。

少人数での上映会でしたが、ご夫婦でいらした方や、お子さまと一緒に飛び込みで申し込まれた方、胎内記憶がある方など、それぞれに抱えるテーマを、この映画に投げかけて気づきを得ようとしていらっしゃいました。

この映画の中で、私が最も心を揺さぶられたのは、中間生の記憶を持つ小学生・すみれちゃんの言葉でした。
「戦争はよくない」
2回の上映会に立ち会う中で2回とも、この言葉にグッときたのです。
そして、突き上げる思いを感じていると、以前に同じような気持ちになった、かつての体験が自然と思い出されました。

ーーー
それは、ヴィジョン心理学のワークショップに参加したときのこと。
出席者に共通するテーマとして、アトランティス崩壊時の過去生体験が浮上していました。
過去生の記憶が蘇った人たちが号泣する様子を冷静に見守りながら、私はなぜだか「こんなふうに、遠くから見ていたような気がするなぁ」と思ったのです。
休憩時にその感想を、とりわけ強い反応を示していた出席者に伝えました。
すると、その人は真っ直ぐに私を見つめて、こう言い放ったのです。
「あぁ。あなたはその時、宇宙船に乗って逃げたのよ」

(何を言ってるの?)と疑問に思ったのもつかの間、一瞬にして強烈な悲しみが湧き上がり、一気に涙がこぼれてきました。
理性では状況がまったく理解できません。腹の底から突き動かされるようにして、訳のわからない悲しみが襲ってくるのです。
そして、思考がパニックに陥っている中で、衝動的に口から出てきた言葉は、さらに自分の耳を疑うものでした。
「私、あなたに助けられて宇宙船に乗せてもらったの」

その言葉を受けた相手は、潤んだ目で、まじまじと私を見つめたのです。
「あぁ、あの時の。。。無事で良かった。また出会えたのね」
そして、二人して抱き合い、さめざめと泣き続けました。

気持ちが落ち着いてからも、私はこの状況を理解できませんでした。
いったい何が起きたのか?
これまでに経験したことのない、身体の奥底から突き上げる感情体験は、群衆心理によるものと見なすには、あまりにも強烈すぎました。
また「宇宙船に乗って逃げた」という言葉を聞いた瞬間、私の脳裏には、大気圏外から丸い窓越しに青い地球を眺めている景色が不思議と思い浮かんだのです。
これも想像力が生み出した幻想というより、過去生の記憶から引き出された映像とみなすほうがしっくりくるのでした。

また、2011年に発生した東日本大震災当時のことも思い起こされました。
原発事故のニュースを見たとき、胸がえぐられるような強烈な感情に襲われた私は、このような思いを抱いていたのです。
「また、同じことを繰り返してしまった。。。」
そして、地球を傷つけてしまった、という後悔の念に苛まれたのでした。

今思い返してみても、なぜ(また、同じことを繰り返してしまった)と考えたのかが、不思議でなりません。
もしかすると、アトランティス時代に高度な文明を築き上げた人間たちが、自然や宇宙を支配しようと傲慢に振る舞い、滅びていった過去の大きな過ち……その記憶が、原発事故報道によって呼び起こされたのではないか、と思えてならないのです。

この地球を守りたい。
福島原発のメルトダウン事故は、以前から漠然と抱いていた「アースキーパー」としての意識を奮い立たせる出来事だったように思います。
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「戦争すると全部がなくなって、自然もなくなる。命も無くなっちゃう」
映画「かみさまとのやくそく」で語られる、すみれちゃんの言葉は、彼女の眼差しとともに、真っ直ぐ私の心に入ってきました。
この世界を、この地球を、宇宙を守りたい。
そんなふうに、改めて思えたのです。

かみさまとのやくそく。
どうやら私は、かみさまに、この素晴らしき世界を守る一助となることを約束して、この時代に生まれてきたようです。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫