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キャリアデザイン日記②願わくば、光のある世界。


世界は私の知らないことで溢れてる。ときどき、アンダーグラウンドな世界をみた方がいいって思ったりする。だから、貧困だったり、居場所がなかったりする人の「輝ける場所をつくる」ってプロジェクトを組むのに、昔、すごい憧れていました。

今回はキャリアデザイン日記②ということで、お金と人々の救済に関わるプロジェクトについてメモ程度に書きます。


世界からのサプライズ動画

 依頼者にリクエストされた言葉を、主にアフリカの方々が読み上げて踊るショートで有名な『世界からのサプライズ動画』。分かりやすく日本とは違う外見の異国の方々が、たどたどしい日本語で陽気に踊る姿に元気が出ます。概要では、「ただの寄付ではその場しのぎにしかならない、現地の人達が自分たちで稼げる仕組みを作る=SDGsのような視点での雇用創出をする」という明確な目的があるというのを読みました。ただ現地の人が稼ぐことだけが目的じゃないんだ・・・土台から作り上げて「稼ぐ力」や「環境」を彼らが得ていくことがきちんと明文化されていて凄いなぁ・・・と感動しました。


ホームレスが大富豪になるまで。

 同様の視点で「ホームレスが大富豪になるまで。」というYoutubeで爆発的にチャンネル登録者数を増やしているナムさんというホームレスの方がいます。企画を立ち上げたヒヤマさんの動画は、ホームレスに声をかけてYouTuberとして大富豪にさせるというもの。初投稿のタイトルを見たとき長い先のことは分からなくても、企画そのものの発想がすごいと思った記憶があり、正直羨ましいとさえ感じました。ホームレスに声をかけたいわけではないけれど、”人を違う世界につれて行ける、手を差し出せる光をまとった人々”が、私には美しく見えるのです。


「どうせうまくいかない」ことは自分で証明する。

 会社勤めなんかしていると、そういう自分で考えたことを良かれと思って挑戦している人を、40歳以降の方なんかは「馬鹿の無知」とか「絶対上手くいかない」「まだ世間を分かってない奴の綺麗事」と、鼻で笑う人は存外多いです。

 けど、わたしはそういうことは"自分でやって理解していくこと"が醍醐味だと思っているし、行動に移せることをいつも第一に尊敬しています。そもそも、歳を重ねただけで、生きる時代も違いがあれば、人ひとりが辿った道で得る経験も限られるのだから…

 自分に対してもそうで、人がしていることにやんや言うのは楽だから、気を抜くと自然とそっちに流れていく。でもダサいな、と思って辞めるようにしています。いつだって「自分がどうするか」考えられるようにいたい。

絵を描くことだって自分が学生の頃はイラストを描く人は「オタクだ」「気持ち悪い」といじめの対象になりがちで、イラストを描くことはずっと恥ずかしいことのように思っていました。「自分が好きだから!」と言えるほど強くなくて。そんな環境で「ただ好きだから」というだけで続けていくのは骨が折れました。いつしか隠して描くようになったし、学校も嫌いになった。生きづらかった。そう、いまも、時々生きづらい。どこにも行けないような気持ちは付き纏います。

 それでも絶対いつか「すごい」って思わせてやりたい、という反骨精神だけで描いてきた。私の根底にある精神は「結果を出して全員黙らせるぞ!」というストイックなとこに落ち着きます。仕事でもそうですが、それなりに結果が出るようになれば、バカにしていた人も黙るようになるし、「何か出来るかも」と少しくらい思うようになってくれます。そして次第に頼りにしてくれたり、影響力のある人間になれば、発言力だって出たり。あまりイラストに夢をのせたりイラストで稼ぐことに肯定的な目線はくれなかった両親も、今は私の決めたことは筋を通せば殆ど応援してくれます。

 絵を描いていて私が得た楽しさは、”人をどこかに連れて行けること”。せっかく反響いただいたYouTubeなんかを続けられないのは、”自分が目立ちすぎるのが苦手だったから”だと今は思います。「辛かったけど動画を見て救われた」「また頑張ろうと思った」と打ってくれたコメントがうれしかったです。

 

 やりたいことと、お金を稼ぐことの正体

 長年、「本当に好きなことは場所も道具も選ばないし、仕事にしなくたってやり続けるから、本業にする必要がない」という考えを持っています。そうやって割り切って、仕事は仕事で目の前のことをこなして、お金が発生しないところで好きなことなり社会貢献なり考えればいいと。そこで縁があれば仕事になるからと。

 でも、それはずっと無茶な体力を要するなと感じて、体が重くなる。そうして「何も出来ない」という感覚に襲われてみるみる衰弱していく時期があります。

 自分のやりたいことや理想の社会貢献は「お金を発生させる」というところがやっぱり難しい。それでも、願わくばこの不況続きの、人が人を殺していく世界に1粒でも光を当てていけるような仕事ができればと思います。

 願わくば、光のある世界。それがいつかみたい景色です。


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