千羽はる(ChibaHaru)

読書と未知をこよなく愛し、「人」と「未知」の狭間を書く、「あわいの小説家」/小説やエッ…

千羽はる(ChibaHaru)

読書と未知をこよなく愛し、「人」と「未知」の狭間を書く、「あわいの小説家」/小説やエッセイ・書評などのご依頼承ります

マガジン

  • 夕凪ユウコの休息日

  • 月草骨董店

    「ここは、月草骨董店。あなたをお待ちしている逸品が、ここにありますよ」

  • 広がるのは夢想の記録

    小さな世界たちが一つ、花開く。ショートストーリー集

  • 読書ススメ録

    誰か一人でも、この世界と出会えればいい。そんな気持ちで綴る読書の記録たち

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ポートフォリオと自己紹介

プロフィール千羽はる(あわいの小説家) 1992年生まれ、埼玉県出身。 20代の頃、日本でも有数の頭脳(愛すべき変人?)が集う研究所でアルバイト後、パソコンが得意なことに気づき、文系エンジニアとしてIT系会社に就職。 涙と歯ぎしりのエンジニア研修後、財閥系企業に派遣されて、バックエンドエンジニアとして勤務。 エンジニアとしてエラーを起こしたりエラーコードを書いた己を呪ったりして働きながらも、「物書き」としての道を掴みたいと思うようになり、IT系会社を退職。 地元埼玉

    • note10周年記念に乗っかっての復帰

      皆様、お久しぶりです。千羽はるです。 noteを始めたころを自分はもう覚えていないけれど、note酒場に行って友人に脇をツンッていうか指でぶすって刺されたり、青山の会社に訪問していた記憶はあるなぁ。 けれど、noteの中でもいろいろあったし、私はたくさん文章を書けるタイプではないとここ最近気づいて、noteの中では段々と書かなくなっていった。 それでも、また心機一転して始めたいなぁと思ったのは、やっぱり10周年というのが大きなきっかけだ。 あぁ、もうそんなに経ったんだな

      • 吞めないのに書きました#呑みながら書きました。

        「お酒が飲めないなら紅茶を飲めばいいじゃない」という前代未聞の優雅さでこれを書いている、きっと誤字は少なかろうと思ったら、残念ながらすでに誤字った。 最初はエルダーフラワーコーディアルに炭酸水という洒落た小細工をしてみんなにわーおといわせようと思ったのだけど、寒くてやめました、ハイ。 そのそも、こうなったのは太ってもいないのに巨大化した肝臓のせいである。中国人のなじみの先生に「あなた、これね、やばいよ」といわれ、「あーそっかやばいんすね」と返したようなしてないような。ちな

        • 「できません」ではなく、「やってみます」の精神で

          「この仕事場って、モチベーション下がりますよねぇ」 同期にそう言われ、初めて、私は仕事に必要なのが「モチベーション」なのだと知った。 それまでは「やるべきことをやる」のが会社に入った人間としては当たり前であり、そんな自由があるとは思ったこともなかったのだ。 ついでに、「サボる」ということも知らなかった。 仕事は終われば次が来る。ほいほいほいほいと処理していくのが仕事だと思っていたし、そう信じていたし、それが当たり前だった。 だから、仕事場の先輩がうまい具合にスマホでゲー

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        記事

          #呑みながら書きました

          遅ればせながら書きました呑み書き。 最近、なんとなーく始めたダイエットと一緒に勝手に禁酒も始めていまして、(いやこれダイエットと関係ないつもりなんだけどなんか控えめになってるなんで)久々に飲んでいます。作ってるのは相変わらずハルトくんです。今日のお酒はなんでしたっけ? 「わからん」 なんだそれは。オリジナル化。 何でも普段使ってないものを使った様子。 毒ではないので良しとしよう(姉弟間では時折熾烈なバトルが繰り広げられている、かも) あ、調べた。「XYZ」というらしい。

          #呑みながら書きました

          【書評】イギリスとアイルランドを舞台とした、妖精と交わる二つのコミック

          「おまじない」が好きで、しかも「イギリス」にあこがれていた子供であった自分にとって、この漫画に描かれている世界は理想の形そのもののようだった。 ヤマザキコレ氏の『魔法使いの嫁』は、異形の魔法使いであるエリアス・エインズワースと、生きる気力をなくした少女・羽鳥智世が「お隣さん(妖精)」との関わりを通じて世界を知っていく物語だ。 美しいイギリスのコッツウォルズのような田舎に住みながら、人外の感覚の持ち主であるエリアスと、人であるチセのすれ違いと和解が描かれた前編。 現在は学

          【書評】イギリスとアイルランドを舞台とした、妖精と交わる二つのコミック

          【書評】笑い合う日も、泣きたい日も、ご飯を食べる

          どんなに具合が悪い時でも、ふと、「お肉を食べたいな」と思うようになる。 それは自分にとって「元気になる第一歩」の符号で、あ、これでやっと元気になれるな、とほっとする瞬間だ。 そうそう、そうなんだよ、と、角田光代氏が綴る『彼女のこんだて帖』は応えてくれた。 この本には、様々な人が現れる。 突然、恋人から別れを告げられてしまった女性、息子に何もしてやれなかったと嘆く老年の女性、単調な生活に苛立ちを覚える主婦、独り身で食事を楽しむ女性。妻に先立たれ、一人になってしまった男性。

          【書評】笑い合う日も、泣きたい日も、ご飯を食べる

          【日記】私が爪を切る理由、戦う術を知る理由

          徹底的に、爪を切る。 あこがれたことはあるがネイルはせず、気分ではあるが31歳だというのに髪も染めたことがない。 なぜなら、それは邪魔になるからだ。 おしゃれを排除してまで、自分はなぜか「武術」に携わるものとして生活している。 きっかけは何だっただろう。 周囲に空手をやる子が多くて、対抗心がわいたせいか。 それともただ単純にかっこいいと思ったのか。 または、劣等感にさいなまれていたあの時期、強くなれれば何とかなると思ったのか。 理由はもう忘れてしまった。 最近、spa

          【日記】私が爪を切る理由、戦う術を知る理由

          見方を壊さねば、進めない道がある

          人と出会うたびに、自分の世界が狭いなと痛感する。 ほかの人はどうか知らないが、自分は手探りで道を進む前に、「おそらくこうだろう」と仮定して道を進むタイプだ。 本当は、できるなら石橋をたたいて渡りたいくらいには慎重派。でも、ここまで生きてきて、石橋が崩れ落ちようと猛ダッシュで走り切ってしまえばいいのだ、と思うようにもなった。 新しい世界、というのは周囲にはいくらでもあるもので、それを一番体現しているのが「人」だ。 その人の価値観・考え・所属する場所が、自分にとって未知で

          見方を壊さねば、進めない道がある

          器用貧乏さんの悩み #呑みながら書きました。

          お久しぶりでご会います、ございます。 キーボードが変わると余計にごじるね。誤字。 さて、このnoteは器用貧乏たる自分・千羽はるが器用貧乏の化身のごとくillustratorのために購入したお高いPCからお送りしております。正直ね、このPCは将来の投資のつもりなのでいいのですが、illustratorは我ながら「なぜ買った」と思ってます。うん。 だて、デザインの仕事なんてしてないのよ。しいて言えば会社でチラシ作ったり冊子作ったりするぐらいで、その時以外に使いやしねぇ。

          器用貧乏さんの悩み #呑みながら書きました。

          夢 #掌編小説

          頭の中で、落ちていくイメージがふと現れるときがある。 蒼と黒の入り混じる、命の欠片さえ存在しない静かな世界で、私は頭から落ちてゆくのだ。 『不思議の国のアリス』が落ちた穴のように無限の中、行きつくところさえわからず、ただ、落下という現象に身を委ねて落ちていく。 それは、ただ穏やかな時間だ。冷たさはなく、息苦しさもなく、ただ「堕ちていく」ということにこの上ない安心感を覚えている。 そんなイメージを持つようになったのは、あの日からだ。 あの日、夢を見た。 普段のイメー

          夢 #掌編小説

          「小確幸」が教えてくれたこと

          情けない話だけれど、最近、体調があまり安定せずに文章を「書かない」日が続いている。 あえて出さない。放出する努力を放棄して、一旦、じっとしてパワーをためるイメージがずっと頭の中にある。 ただ、物語はそうはいかない。 自分の場合、「物語」と「現実」は頭の中で二重構造になっているようで、普段、いついかなる時でも頭の中で快活に生きている「彼ら」の風景が見えてしまい、慌てて「その風景」だけを書き残すということもある。 最近はそれも抑えているから、「その風景」がループしている。

          「小確幸」が教えてくれたこと

          「二兎を追う者は一兎をも得ず」だけど、二兎を追う瞬間が楽しいんだよ #呑みながら書きました

          題名の「二兎を追う者は一兎をも得ず」だけれど、これは自分に対しての戒めであると同時に、反発にもしてい(×お)く。 さて、私にはミステリアスであれば(というか黙っていたほうがいいかあ)と思っていた特技や、属している組織が合う(ある) まぁ、呑み書きじゃん?変なこと言っても怒られないじゃん?ヨってるじゃん?の勢いでだだだだだだだだだだと書いてみる。あ、これ読んでいる人引かないでね、引かれたら泣くからなぐすん。 と、いうわけで主催のあきらとさん・マリナ油森さんに最大の感謝を。

          「二兎を追う者は一兎をも得ず」だけど、二兎を追う瞬間が楽しいんだよ #呑みながら書きました

          受信者・僕:名無しの世界より #短編小説

           昨日、久々に本屋に訪れた。 最近はネットで本を買うことが多くなってしまったから、こういう立ち読みは久しぶりだ。 以前は電車通勤だったけれど、最近は在宅で仕事をするので、こういうところに寄るというほんの少しの贅沢さえ、できなくなってしまった。 僕の地元にある唯一の本屋。何の変哲もない駅ビルの中に入る、これまた何の特徴もないチェーン店としての本屋。 在庫はちょっと少なく、新刊はあるけど、長いシリーズものの文庫などは一巻と最新巻があって、途中がない。 単行本は本屋大賞な

          受信者・僕:名無しの世界より #短編小説

          心に風が吹かないならば。#月一エッセイ

          「この内容はあんまり書きたくないなぁ」と思いつつも、今はこれしか書けないんだろうという確信がある。 要するに、自分は弱音を吐きたくない。 誰かに向けて吐露する、しかもnoteや不特定多数の人々に、というのが本当に嫌だと思う。何せ、自分自身がそういうnoteをあまり読まないものだから。 でも書く。ちょっと覚悟がいるけど、書く。 noteに最近出現しなくなったのは、単純に「小説が読まれない」からだ。 もちろん自分の力が未熟で、小説の魅力が薄いというのもあるし、「そんなこ

          心に風が吹かないならば。#月一エッセイ

          突撃参加!もの書き文化祭 #もの書き100問100答 #真夜中インター

          だいぶ長い期間続いているスランプと、いきなり梅雨明けしやがってぇ夏バテで、これまた久々の登場になります。千羽はるです。 梅雨が明けるとねむの木が咲くんですって。というわけでねむの木の写真をお借りしました。 呑み書きでさえなんか本調子じゃなかったんだよねぇ……。特に最近はnoteにも顔を出しておらず、文章も書けないというスランプに陥っています。 そんな中、何だかとても楽しい同人誌が発売されたではございませんか!!(これだけはチェックしていましたよ!!) note界珠玉の

          突撃参加!もの書き文化祭 #もの書き100問100答 #真夜中インター