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朽ちゆくもの

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冬の時期、PlantsCalendarをつくりながら感じていたことは、植物が朽ちてゆく姿もまた美しいということ。

朽ちてゆく姿も美しいと感じられるのは、精一杯生きたその時間のなかに純粋さというものが内包されているからではないかと最近は思う。

ひとが歳を重ね、よぼよぼになっていくとき、それを美しいと言うひとはほとんどいない。ひとは歳を重ね、生活というもののなかに身を置くことで、知らず知らずのうちに純粋無垢さというものを失っていく。純粋無垢さというものを持っていたら笑われるほどだ。

でも、そういうものを大切にし精一杯生き抜くひともいる。そんなひとが枯れていく姿もまた同じく美しいと感じられるのは、生きた時間のなかに同じく純粋さが内包されているからではないかって、ふと思ったんです。

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