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<第7回>水やりのタイミングについて

今日は簡単そうに見えてとっても難しい「植物に水をやるタイミング」について3つのポイントのうち、1つ目をお話ししていきます。

今回もRadiotolkで配信をしています。



みなさんは水やり、についてどのようにお考えでしょうか。今、観葉植物を育てている方や、これから植物を育てようとしている方は水やりについて、様々なことをお考えになっているかもしれませ。
でも、ちょっと待ってください。水やり3年といわれるぐらい、観葉植物への水やりは難しいのです。
実は、水やりには3つの前提条件を知っておく必要があります。

水やりをしていくうえで、知っておかなければいけないのは


①鉢の種類と鉢が置かれている環境
②植物がどれほど水を好むのか
③水やりの種類

の3つ。

まず一つ目、鉢の種類と鉢が置かれている環境をなぜ知っておかなければいけないのでしょうか。
それは、土が乾くスピードが違うからなのです。

例えば、その鉢がテラコッタと呼ばれる素焼きの鉢であった場合。鉢は土に風を通しやすく、水分を蒸発させやすい状況を作ります。一方、一般的に売られている黒ポットと呼ばれるプラスチックでできた簡易的な鉢の場合、素焼きの鉢と比べると風を通しにくく水分が蒸発されるスピードが遅くなります。

また、鉢が置かれている環境が、ベランダなのか、室内なのか。ベランダでも風がよく通るベランダなのか、それとも通らないベランダなのか、日当たりは強いか弱いか、などによって土の水分が蒸発するスピードが異なります。

ですので、本などに書いてある「水やりの頻度」はあくまでも参考値でしかなく、本当に頼るべきは「自分の感覚」なのです。

では、その感覚はどのようなものかというと。
ちょっとしおれているな、とか鉢が水やり後と比較して軽いなという感覚です。
間違えても、土の表面が乾いたから水をやろう、というタイミングで水をやらないでください。
置かれた環境によって、または鉢によって、見えない部分の土の乾燥具合は異なります。土が完全に乾いてから水をやる方が植物も喜びます。

水やりの3つの条件の1つをお話しさせていただきました。
いかがだったでしょうか?本当に水やりというものは難しいものです。水をあげすぎてしまったがゆえに間延びしただらしない姿にしてしまったり、根腐れを起こさせてしまったり、逆に足りなさすぎて枯らしてしまったり、なかなかタイミングをつかむことができません。
私も10年以上植物を育てていますが、最近やっと水やりのタイミングがわかってきました。
ただ、そんな難しい水やりだからこそ、植物を観察し小さい変化でも気づく。長い付き合いだからこそわかる植物との関係性は素晴らしいものだと思います。

今日も全国的に晴れて、5月並みの温度となる場所が多くなるようです。
植物たちを直射日光に当てて葉焼けをおこさないように気をつけたいものですね。

それでは今日も良い1日を。

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