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<第11回>鉢について考える

今回は植物を入れる鉢についてお話をしていきます。
今日も最後までどうぞよろしくお願いします。

今回の内容もRadiotolkで配信をしています。


近年の植物ブームの中でその人気を後押ししたのがお洒落な鉢でした。転売されるなどして、一時問題となるぐらい人気となり、加熱してきました。
今では販売主さんも手を打ち始め転売は鎮火されつつありますが、やはりお洒落な鉢に入れて、特別なものとして鑑賞したいという育て主もいらっしゃいます。

さて、皆さんは鉢について悩むことはありませんか?
どの段階で陶器鉢にして良いのか。
スリット鉢がいいの?色は白?黒?緑?どっちなの?

こんな悩みがあると思います。
いくつかのポイントがあるので、重要な場所だけご紹介しましょう。

まず、どの段階で。つまり、植物がどれほど大きくなったら陶器鉢に植え替えていいのですか?
という質問に対してですが、基準は花を咲かせるほど大きくなったら、植え替えてもいいかも。と答えます。
鉢の大きさとミスマッチな、苗木の時から植える方もいらっしゃいますが、これは非常に危険です。苗木の時は根張りがなく、鉢の中の温度も必要とします。必要以上に大きな鉢に植えてしまうと、植物の今後の環境に大きな影響を及ぼしかねません。

次に、色についてです。
なぜ、白・緑・黒があるのでしょうか。
それは、多湿を嫌う植物がいたり、保温を必要とする植物がいるからです。
例えば、エケベリアなどの根張りが弱く、多湿を嫌う植物は夏は休眠期となります。夏に、黒色ポットを使い、灼熱で温度の高い屋外に置かれると根が傷んでしまいます。だから白色を選ぶのだ、という意見もあります。
一方、コーデックスと呼ばれる植物又はユーフォルビアとよぼれる植物は、多湿は嫌うけれども冬の寒さに耐えられない、ということや頻繁に植え替えることができないなどの理由から、冬の寒さ対策として黒色が選ばれることが多いようです。

実際、緑色と黒色の鉢やポットの土内温度は1〜2度ほど違いますので、黒色の鉢やポットの違いは明確ですね。

最後に、緑色ですが、私個人の見解からすると、白と黒の間の色で、通年使えますよという意味で普及しているのではないでしょうか。

さて、今日は鉢にフォーカスしてお話をしていきました。
いかがだったでしょうか。
愛する植物に特別な催しを!と思いますが、根や環境のことを考えてベストなものにしていきたいですね。

今日は全国的に雨となりそうです。
冷たい雨にお気をつけください。

それでは今日も良い一日を。

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