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電車の窓から楽しむアート ーJR宇野みなと線アートプロジェクト。

 ここ数日書いてきた直島への旅は、岡山駅から電車で宇野港へ行き、そこからフェリーへ。

(宇野港付近にて)

 この宇野港まで行く「JR 宇野線」の駅が、アーティスト エステル・ストッカーによる作品になっています。

JR宇野みなと線アートプロジェクト


 まずは、縦ラインで彩られた JR常山駅。

 写真にはあまり写っていませんが、プラットホームにもラインが引かれていて、電車が進入する方向から見ると、ここも駅舎とホームが同じ方向のラインになります。


 駅舎だけでなく、プラットホームまで格子模様になったのは JR八浜駅。 

(すぐ隣にあるトイレの建物は普通でした)


 JR備前田井駅 は、駅舎と並ぶ斜面のコンクリートも幾何学模様に。


 そして、終点のJR宇野駅は、格子が所々で切り取られたような模様になっていて、だまし絵をみているような気分にもなってきます。

 のどかな風景の中に突然現れるこれらの駅舎は 驚きがある一方で、シンプルな色と線で構成されているので奇抜な感じにもならないのがまた面白かったです。電車に乗ったまま、車窓から楽しめるのも気軽で良いですね。

 今回は乗れませんでしたが、土曜日や祝日などには、北川フラム氏がデザイン監修を手がけた観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」も運行しているそうです。

(本物は見られませんでしたが、右のイラストの車両が「La Malle de Bois」。車窓をかばんのように見立てているそうです。)

 宇野駅ちかくには、放置自転車をリフォームしたレンタサイクル「終点の先へ」(小沢敦志)や、廃材で製作された「宇野のチヌ」(淀川テクニック)も。

(「終点の先へ」 / 小沢敦志)

 フェリーと電車の乗り継ぎは 必ずしも良くはないのですが、待ち時間にこんな作品を巡ることができるのも楽しみになりますね。


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