今日も note を存分に楽しむことが出来ました。フォローしている人たちの
作品と、フォロワーさんたちの作品を存分に堪能し、たくさんの会話も
することが出来ました。今日もみなさんに感謝、ありがとうございました。

もう夜更けですが、今回は自分の現状について綴りたいと思います。
淡々と綴る予定です。あまり感情を込めてしまうと、読みにくくなると
思えるからです。楽しい内容ではないことを始めにお断りしておきます。

私は現在、自由に外に出て楽しむことが出来ません。自己紹介にも
記しましたが、パニック障害という病気を２０年以上に渡って患い、
なおかつ、あの大地震以降拒食気味で一日に一食半程度しか食べることが
出来ていません。そのためとても痩せています。現在の体重は50kgを切る
ことがあります（身長は178cm）。入浴のたびに、とても切なくなります。
そして、その入浴もけっこうな重労働です。息が切れてしまいます。

まずパニック障害という病気に関して簡単に説明します。この病気は
今でこそポピュラーな病気で、みなさんも耳にしたことがあると思います。
タレントやアスリートにもこの病気に罹った人がいたりして、最近では
多くの人に認知されていると思います。実際、どのような病気か？これを
お教えします。名前が示すとおり、突然パニック状態にになる病気です。
ではなぜパニック状態になるのか？　身体に突然様々な症状が現れます。
目まい・吐き気・息苦しさ・大量の発汗・動悸・胸が苦しくなる・
手足の震え・離人感（自分が自分でないような感覚）・失神など・・・。

こう言った症状が発作的に突然現れます。そうするとどうなるか？
自分は死ぬのではないか？という、強烈な恐怖感に見舞われます。
症状は長くても１時間もすれば消失するのですが、自律神経が異常に
興奮し、コントロール出来ない状態に陥ります。パニックになります。

こういう発作が頻繁に起こるようになると、次にやってくるのが
広場恐怖と言われるものです。これは人前に出るのが怖くなることを
意味します。大勢の人が行き交う街中で症状が出たらどうしよう・・・？
そうなるとだんだん外出が怖くなってきます。電車も特急ではなく普通を
選ぶようになります。なぜか？次の駅まですぐだからです。特急は次の
駅まで時間が掛かります。そのため普通（各駅停車）列車に乗ります。
普通列車なら症状が出てもすぐに次の駅で降りることが出来るからです

しかし、電車に乗れればまだいい方で、いずれ電車にも乗れなくなります。
やがて歯科医、美容院など『逃げ場』の無いところへも行けなくなり、
ついには家から出ることも困難になります。こうなると、もう街中などは
『怖い場所』になってしまいます。家にこもるしかありません。
私などは駅に近付いただけで症状が出てしまうこともあります。
それだけ緊張し、恐怖感が募るのです。それを止めようとしても
余計に症状が強くなってくるのです。意識のパラドックスのように。

様々な症状がありますが、私の場合いちばんのウェイトを占めるのが
目まい・動悸・吐き気・息切れ・発汗です。家に居る時でもたまに
突然目の前が真っ暗になり、頭から血の気が引き、呼吸が荒くなり、
吐き気が襲ってきます。また目まいから始まり、汗をかき、吐き気に
繋がることもあります。いろいろなパターンがあります。私の場合は
吐き気が必ず最後にやってくるのが ” お約束 ” です。いきなり吐き気が
来ることもあります。私にとっては吐き気がいちばん怖いのです。
嘔吐恐怖と言われるものです。このような状態ですから外出はしません。

これまで１０数軒の病院に通いました。最初の頃はこの病気があまり
知られていなかったため、よく『気の持ちようだ、がんばれ～』で
終わってしまいました。検査をしても内臓に異常はなく医師も診断に
困ったのでしょう。よく言われました。『若いんだから大丈夫！』と。
しかし、私にとっては全然大丈夫ではありませんでした。とにかく
この不快な症状を何とかしてくれ！という思いで必死だったのです。

最初から正しい診断と適切な処置を受けていれば、ここまで長引くことは
なかったかも知れません。ツイてなかったと言えばツイていなかったです。
現在も病院に通い、服薬を続けています。しかしこれは根本治療ではなく、
対症療法に過ぎません。私の場合、あまりにも長すぎたため、脳が完全に
記憶してしまったため、そうそう簡単には払拭出来ないとのこと。
人生の半分近くをこうして過ごしているわけですから、元気だった頃の
記憶も曖昧になってきています。それだけ脳に深く刻み込まれている・・・
そのような感じです。

かと言って、私も諦めているわけではありません。時間が掛かろうとも
脳の記憶を『少しずつの小さな成功体験』を重ねてゆくことによって
上書きしていくことになります。今は電車に乗ることが出来ません。
吐き気があるために外食が出来ません。病院にも吐き気があるために
朝食を摂らずに行きます。先日、１２年ぶりに東京まで行きましたが、
その時も食事は一切しませんでした。食事を摂らなかったため、ずっと
フラフラでした。また、季節の変わり目、気圧の変化に対しても相当
敏感に身体が反応します。とにかく重くなり、むかつきが生じます。

その吐き気がある最中、３年前に大きな地震がやってきました。
私が住んでいる千葉もかなり揺れ、その後の余震もけっこうありました。
以降、今度は地震の恐怖も重なったのか、だんだんと食べられなくなって
きました。食べる量が減って来たのです。吐き気もあるためにどんどん
食べなくなり、ついには一日一食半程度で日々生活するようになりました。
そんな状態ですので、真夏・真冬はたいへん厳しいものがあります。
ただでさえ体力を奪う季節です。満足に栄養も摂れていない自分には
地獄のようです。真夏は暑さでふらつきがひどくなり食べられず、
真冬は着込んでも震えが止まらず食べ物を受け付けない・・・。
そんな日が現在も続いています。

このような状態にある最中、この note に出会いました。
私にも中学時代などの友人が十数名いますが、みんな結婚し、子育てをし、
自分の城を持ち、その支払いのために毎日一生懸命働いています。
彼らにも休日はあります。私も会いたい時があります。しかし、会って
いません。年賀状やメールのやりとりをするだけです。本当は会って
ゆっくりと話をしたいのですが、症状があることで粗相をし、彼らに
迷惑を掛けたくないという気持ちがとても強いのです。旧知の間柄だから
遠慮は要らない・・・のかも知れませんが、やはり見られたくないのです。
一緒に外で会って、美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで・・・
いろいろな話をしたいのですが、それを我慢せざるを得ません。
つまり、私が自分を開放し、楽しく話せるのは note に集う皆さんです。

自己紹介に於いて、私は『ここをきっかけに脱出したいと思う』と
記しました。偽らざる本音です。皆さんの素晴らしい作品に触れ、
段々と会話を重ねてゆくことによって、少しずつ自分のモチベーションを
上げてゆき、回復する力を授かりたいと思いました。そして、また
note で遊ぶと表明していますが、自分も出来る範囲で写真を撮ったり
このように文章を綴ることによって、気持ちを前に向けたいと思いました。
現状、それはたいへんいい方向に向かって行っていると感じます。
まぁ、夜更かしはしてしまいますが・・・（苦笑）。

他にSNSなどやっておらず、友人達も多忙なためなかなかメール交換も
出来ず（私も愚痴を言ってしまいそうになるので遠慮しがちです）、
なかなか本音を話せる機会がない私にとってここは、かけがえのない
場所です。そういう場に於いて、このような文章を綴っていいものか、
悩みました。しかし、私の現状を知っていただいた上で皆さんと楽しく
交流出来ればと感じ、思い切って綴ってみました。

楽しい、面白い文章ではないにも関わらず、ここまで読んで下さり
ありがとうございました。フォロワーさんの中で、ご家族や友人知人に
私のような病気の人がいらっしゃるのであれば、少しは経験したことを
お話できるものと思います。何かお役に立てるのであれば幸いです。

それでは、明日以降もこの plastic_snow をよろしくお願いいたします。