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年末年始に見たいささぼーチャンネル おすすめ配信5選

はじめに


 ささぼーチャンネルはカードゲームを中心に動画投稿、配信をしているYouTubeチャンネルである。ささぼー、ちゃんなべ、おっしーの3人で活動している。

 今回はささぼーチャンネルのメインコンテンツであるカードゲームではなく、それ以外の配信コンテンツの中から5つを厳選して紹介しようと思う。年末年始に時間がある方は是非見て欲しいと思う。ヘビーリスナーの方は全て見ているかもしれないが「こんな配信もあったなぁ」と懐かしみ、見返してみてはいかがだろうか。

 基本的には、コメント欄のタイムスタンプを追っていけば、ハイライトを見ることが出来る。全てを見ることが面倒な方は切り抜きを探すか、タイムスタンプだけでも追うことがおすすめである。

※ 
 このnoteはその性質上。配信内容のネタバレを多分に含む。よって、
配信をまだご覧になっていない方はまず初見の状態で配信をご覧になることをおすすめする。

 なお、彼らはカードゲーム以外のゲームは基本”ヘタクソ”なので、それを前提に見て頂きたい。それを受け入れられない方にはラジオ感覚で音声だけ楽しむのはいかがだろうか。

1.「魔女の家」(全1回 約4時間)

〇概要

 「魔女の家」は昔から人気のフリーホラーゲームである。ゲームの下手さに定評のある彼らだが、本配信ではほとんど詰まることはなく、スムーズに進めることが出来た稀有な配信である。

 本配信の見どころはサイコパスちゃんなべ、リアル恐怖体験である。

 ちゃんなべがサイコパスであることは現在では周知の事実だが、2020年6月10日当時、ちゃんなべはその狂気を隠していた。

 テディベアの手足を切り落とす、共に時を過ごしたカエルを餌にする等、その片鱗を見せつける配信となっている。また、ささぼーも冒頭でゲームの結末を言い当てるような発言をしているので勘が良いと言うことも出来るが、一方でサイコみも感じる。

 リアル恐怖体験47:45~辺りから。ホラゲー配信中に風呂場のシャワーヘッドが落ちるというものだった。シャワーヘッド自体簡単に取れるものではないので、かなり怖い。だが、自他ともに認めるヤラセチャンネルなので怪しんでしまう部分もある。

 概要にて「本配信ではほとんど詰まることはなく、スムーズに進めることが出来た稀有な配信」と述べたが当然沼プも存在する。敵に追いかけられる所でゲームオーバーになる(6敗)、「よそ見をしてはいけない」というルールがある中で秒でよそ見をする(2敗)等、沼プマニアも十分楽しめる。

〇まとめ

 非常にスムーズな進行と小気味良い会話。比較的、配信初期ゆえの初々しさ、ハプニング、沼プ。4時間という彼らにとっては1つのゲームをクリアする時間としては短めな配信ということもあり、おすすめできる配信である。

2.ドキドキ文芸部!(全4回 約10.5時間)

〇概要

 待望のささぼー軍団のギャルゲー(?)配信。彼らは雑談や例え話で恋愛を交えることが非常に多いが、満を持して恋愛を題材としたゲームの配信を行った。

 選択肢では当然、それどころか全く普通の文章でも長考を挟むこのゲームを世界で一番楽しんでいるといっても過言ではない配信である。この配信の見どころは軍団それぞれの恋愛観、女性への接し方を話し合い、ぶつけ合い、よりよい道へと進もうとする姿勢である。

 また、おっしーの巧みなユリとナツキの演じ分け、現在ではお馴染みのちゃんなべのテキスト読み上げと演じ分けといった要素やささぼーの漢字誤読といった要素が重なり、非常に味わい深い配信となっている。

 このゲームはギャルゲーの要素もあるが、後半は怒涛の展開でホラー、リョナ、グロの要素も出てくる。(そういったものが苦手な方にはおすすめできない)しかし、そういった要素も含めてゲーム自体の完成度が非常に高く、ささぼー軍団のリアクションや推理も相まって非常に楽しい配信となっている。

 ギャルゲー特有の「どの女の子とどのように仲良くなるか」という面白さもこの配信で味わうことができる。特に「詩」のシステムにより、どの語句を用いればどの女の子の評価を上げることが出来るかを想像し、実際に試し、結果に一喜一憂する彼らの姿は非常に輝いている。あの瞬間彼らは青春真っ只中にいたのだ。

 また、序盤で現在のささぼーの状態と登場人物の会話がシンクロしていたり、回を増すごとにちゃんなべがサユリに侵食されていったり、おっしーがいなければ解決し得ないような展開が終盤にある等、軍団それぞれに見せ場があるところも非常に良い点である。

〇まとめ

 その性質上、非常にネタバレに弱いゲームではあるが、比較的ネタバレを踏まずに配信を続けられた幸運な配信だったと思われる。そのおかげで彼らの新鮮なリアクションを楽しむことが出来る。個人的には彼らとギャルゲーの相性は非常に良いと感じているので是非、他の作品も配信してほしいものである。熱望している。

3.雑談(全1回 2.5時間)

〇概要

 初の雑談オンリー配信。ゲームではないがおすすめ。普段、ゲームを配信している時はゲームに全く関係のない雑談をし続けていることが多いが、話すことだけに集中するという彼らにとっては非常に珍しい配信である。

 この配信の見どころは何と言ってもサムネにもなっている座頭である。

 話題は「最近出場したカードゲームの大会」「雑誌派vs.単行本派」「親からしたら子供はいつまでも子供」「座頭」「ささぼー軍団に似ている人探し」「おっしーが痴女に絡まれる話」「風を感じたい話」「カードゲームの上達について」「自転車で後ろに女の子を乗せた話」「NTRスパチャから恋愛について ~座頭が言ってるから~」「ささぼーと席替え」「おっしーのプリクラ」等。

〇まとめ

 コメントやスパチャを呼び水にして繰り広げられるささぼーとおっしーの昔話、討論が楽しめる。ちゃんなべ不在なのが悔やまれるところではあるが、同居している彼らが普段からこんなことばっかり話しているんだろうなぁと想像させる良い配信である。

4.ポケットモンスター シャイニングパール(全10回 約46.5時間)

〇概要

 狂気の色違い縛りストーリー配信。彼らはストーリーをクリアするだけでは我慢できず、手持ちを全て色違いで揃えるという縛りプレイを行った。この訳の分からない選択、それが後のヒンバス耐久配信へと繋がるのである。

 この配信で、ささぼーは手持ちのポケモンに自分にゆかりのある人物の名前を付けていて、それがストーリーに独特な風味を付けている。また、彼ら独自の哲学に基づいた効率や合理性を無視したポケモンのプレイはただそれだけで面白い。

 おすすめ回は「Part6 ヒンバス回収」である。

 奇しくも本稿の投稿日とほど近いクリスマスイブ、狂気の配信は行われてしまった。9時間もの。

 ささぼー1人で配信は始まったが、ちゃんなべがクリスマスイブに雀荘で労働していることを知ったリスナーは「本当は女性と会っているのではないか」というコメントを送り、ささぼーはおっしーにその旨を伝えた。その後、おっしーも配信に参加し、様々なことに思いを巡らせていくことになる。

 ちゃんなべが実際は雀荘にも行かず、女性と一緒にも過ごしていないという「ガチサイコパターン」、ヒンバスを1匹釣る毎に色違いのイシツブテを配信画面に並べていく「マーチンゲール法(イシツブテカウンター)」、ヒンバスの釣れるポイントから外れた場所で釣りを行う「“絶無”と“偶機”の北単騎釣り」、普通に雀荘から帰ってきて7時間半経った辺りから合流したちゃんなべによる、またもやオカルト満載の「手持ち先頭トゲチック」、「ゆびをふるを撃つことによる乱数調整」そして上記の全てを包含する「三本の柱と土台、それを支える亀と象」

 ヒンバスを釣れないことによる精神的ストレスが彼らをそうさせたのではない。ヒンバスを釣るための試行錯誤の結果がこれらの理論なのである。

 また、過去のnoteをそのまま紹介するのは非常に気が引けるが、「三本の柱と土台、それを支える亀と象」についてはこちらのnoteで詳しく書いたので気になる方はこちらを読んで頂きたい。理解出来ない方もおられるだろうが、なんら問題はないので気にしないで頂きたい。

〇まとめ

 ポケモンのストーリーという一本道で非常に単純明快な展開を彼ら独自のアプローチによってまた一味違った配信になっている。特にヒンバス釣り、及び最終回のPart10の展開は非常にドラマティックである。
(また、色違いポケモンの出現、捕獲の瞬間を見たい方には全くおすすめできない。これだけ配信で粘っていても、何故か裏でもちゃんと粘っているので基本裏で捕まえてしまうためである。)


5.スーパーマリオサンシャイン(全3回 約13時間)

〇概要

 5つ目は「スーパーマリオサンシャイン」。彼らはマリオブラザーズシリーズに度々挑んでいて「スーパーマリオブラザーズ2」「スーパーマリオ64」「スーパーマリオワールド」の配信もしている。

 基本的に彼らのマリオ配信は、なかなかステージをクリア出来ずに次へ進めない、高難易度ステージでずっと留まり続けるといった沼プのオンパレードである。よって最大の見どころは沼プと絶叫、そして雑談である。 

 私が最もおすすめするアーカイブは全3回中の第3回である。

 そもそもマリオサンシャインの配信の第2回までは2020年10月中に行われているが、この第3回は2021年5月21日に行われている。この時点で意味が分からない(この間に引っ越しがあったのでその影響……とはいえ引っ越し完了後も結構寝かせている)

 そして、第2回までと比較して、3人(特にちゃんなべとおっしー)は非常に親しくなっている。(2020年9月~10月に行われたマリオ64配信で敬語で話すことを止めようとしているため、第2回までは少しよそよそしい印象を受ける)

 この配信は何と言っても「ちゃんなべ毒飴ケア事件」が最大の見どころである。「ちゃんなべ毒飴ケア事件」の初出は、この配信の前日の影廊配信だったが、ささぼー、おっしーの2人での配信だったため、そこではちゃんなべを問い詰めることが出来なかった。ちゃんなべの真意を聞く機会が初めて得られたのである。

 冒頭、ささぼー不在で始まった配信は事の顛末をおさらいするところから始まる。
 ちゃんなべは「タクシーの運転手から飴をもらう機会が一万回あったら一回は毒が入ってることがありそう。だから口にしなかった。(要約)」と述べたが、それに対しておっしーは「道歩いてて隕石落ちて来ることケアしないじゃん?俺達はそれくらいのことだと思ってる。(要約)」正論で返した。

 
さらに、ちゃんなべが「飴を貰うメリットって”飴が食べられる”ってことしかないんだよ」と鼻息を荒くしてまくしたてるが、それに対しても「さっきからメリットメリットって言ってるけど、タクシー運転手からしたら俺達に毒を盛るメリットって何?」と再び正論で返された。

 ちゃんなべ劣勢と思われたその時、ささぼーがやってくる。彼は同日の歯医者での治療により大幅にテンションが下がった状態で現れた。

 ささぼーは歯の痛みで思い出した昔話を始める。
 成人式(に準ずる集まり)で学生時代の友人と会う直前に、ささぼーは歯医者に抜歯をしてもらいに行った。一般的に麻酔が必要な処置だが、麻酔を使うことによって体調不良等があった場合に、久し振りに会う友人に心配を掛けたくないとの思いから麻酔無しで抜歯をした。というバケモンエピソードだった。

 麻酔無しでの抜歯は拷問にも用いられたほど耐え難い痛み(健康な歯の場合)を伴うものだが、彼は久し振りに会う友人とのひと時の為に麻酔を拒んだのである。(医者も止めろ)

 その話を初めて聞いたちゃんなべとリスナーは、驚き、その痛みについてささぼーに聞くが、ささぼーは大したことはなかったという様子で次のように述べた。

 「過去なんだよ」

 これが今日でも配信で用いられる「過去理論」である。その一瞬は辛いことであってもその時が過ぎてしまえば、既にそれは過去なので問題ではなくなる、といった無敵の理論である。

 その後、おっしーによって、影廊配信で絶望的な状況から打開した経験から得た「希望を捨てる意味はない」という偉い人でも論破できない理論も打ち立てられた。希望を捨てる意味ってあるんですか?

 そして、ささぼーはもう一度「ちゃんなべ毒飴ケア事件」を蒸し返すが、ささぼーは「見ず知らずの人から食べかけのポテチを貰って食べた」「黒飴は危ないって聞いたことがある」等と訳の分からないことを話していた。

〇まとめ

 「ちゃんなべ毒飴ケア事件」「過去理論」といった印象に残る出来事、言葉が生まれた歴史的な配信と言っていいだろう。
 さらに、ちゃんなべ、おっしーの2人で始まって後からささぼーが加わる展開、ささぼーがほとんど操作しないので雑談に集中出来る状況、ちゃんなべの大声とリアクション、絶望的にド下手くそな操作によって無残に機数の減っていく画面上のマリオ。どれをとっても良配信と言わざるを得ない。


おわりに

 ささぼー軍団はカードゲーム関連以外にも非常に魅力的なコンテンツが沢山ある。また、今回紹介した以外のゲームをしないコンテンツもある。カードゲームから彼らを知った方は、ゲーム実況以外の是非他の動画や配信も見て欲しい。料理をしたり、ミルクティーを探したり、50m走をしたりしている。

 今年もチャンネル登録者5万人は達成されなかった。旅動画の解禁はまだまだ先のことのようだ。来年はもっとカードゲーム以外の配信や動画も見て見たいと私は思っている。というかもっと配信が見たい。


最後まで読んで頂きありがとうございました。
他にもnoteをいくつか書いているので興味があれば読んでみてください。






☆.ささぼー軍団逆おすすめ配信 3選

 おすすめ配信があるということはおすすめできない配信もあるということだ。ここからは、年末年始に見返すのに適していないと個人的に感じる配信をご紹介したいと思う。

・shadow corridor(影廊)(全20回 約136時間)

 
ささぼーがデュエプレ以外で唯一継続して配信で取り扱うゲームである影廊。近頃では続編の制作が発表され、リリースが近づいているため、おそらくそちらも配信することになると思われる。

 この配信を年末年始に見返すのにおすすめできない理由全20回、総配信時間が約136時間もあるということである。年末年始におすすめできない、どころか年末年始だけでは見切れない量である。

 ただ、配信内容は非常に面白い。量が膨大過ぎて見どころを紹介することは非常に難しいが、やはりホラゲーなのでリアクション、そして雑談が一番の見どころである。

 特に12回まで(50時間分)まではステージ攻略を目標としてプレイしているので、初見のリアクションやゲーム攻略技術の向上を見ることが出来る。そして、13回以降は既プレイのステージの攻略や縛りプレイの配信となるので、彼らに雑談する余裕もあるため、雑談をメインに楽しむことが出来る。

 基本的に沼ることが多いので、平均配信時間もかなり長く、ゲーム画面も暗いのでアーカイブを見るのであればラジオ感覚で見ることを強くおすすめする。

・スーパーマリオブラザーズ2(全7回 46.5時間) 

 
マリオ配信恒例の沼プ、それはここから始まった。このマリオ2は難易度の高さと軍団+はんじょうのゲームスキル、そして残機が無くなる度にプレイヤーが代わることによる経験値の分散によってささぼー軍団史上最大級の沼プをみることが出来る

 この配信をおすすめ出来ない理由はその沼プである。彼らも大人なので少しずつ上手になっていくものの、全く上達する見込みのない時間というのがどうしてもある。その時間を皆さんにおすすめすることが私にはどうしても出来ない。人によってはかなりの苦痛なはずだ。よって、この配信は非推奨である。

 しかし、沼プが酷ければ酷いほど、クリアした時のカタルシスは相当なものがある。それを味わいたい方にはおすすめである。


・ポケットモンスター シャイニングパール (ヒンバス釣り)

 あんな配信を長時間見ていたら頭がおかしくなる。おすすめ出来ない。絶対に見てはいけない。年末年始は非常に貴重な時間である。無駄にしてはいけない。




おあじ


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