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よくわからないけど行ってみたバングラデシュ

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと青木弘之です。

2012年の年末からインド旅行に行ったあと、しばらく集中して南アジア地域の国々を旅行していました。

鍼灸学校に通い始めたので、まとまった休みが夏・冬・春休みしかなく、そのうちに、患者さんとの接し方を学ぶために、整骨院でアルバイトも始め、海外旅行のためということで何日もアルバイトを休むのも気が引けたので、長くとも一週間程度で、今まで行ったことのないところへ行くとなると、自然と南アジアの国になってしまったのでした。

2013年の年末に向けて、秋口から安い航空券をいろいろ探していたところ、中国東方航空がバングラデシュのダッカまで4万円台で航空券を出していたので、ついつい予約を入れてしまいました。

行きは上海と昆明を経由し、帰りは昆明と南京を経由するという、よくわからない航空券だったのですが、地図をよく見ると、雲南省の昆明とダッカは意外に近い距離にあることがわかります。

バングラデシュは、ダッカの空港でもビザが取得できると聞いていたのですが、ビザが取れないことがあるという情報もあったりして、さすがに不安だったので、目黒にあるバングラデシュ大使館でビザを取ることにしました。

バングラデシュ大使館に行って、ビザの申請をしたところ、たまたま同じくビザを申請していた方がいらっしゃったので、バングラデシュについて聞いたところ、ちょうど年明けの2014年1月にバングラデシュ国内で選挙が行われるらしく、デモによるストライキ・道路封鎖があちこちで行われる可能性が高いということでした…

ちなみに、一緒にビザを申請した方は、観光ではなく勉強でバングラデシュに行かれるということでした。

いろいろと調べてみると、確かに年明けに選挙があり、選挙前にはハルタル(もしくはホッタール)と呼ばれるゼネストがあちこちで行われ、事前に場所や時間は発表されるものの、実際は何日続くかも良くわからないそう…

とりあえず航空券は予約してしまったので、今更旅行中止にする気もなく、とはいえ無事に帰国できないとまずいので、バングラデシュでは首都ダッカのみ滞在することにして、遠出は止めることにしました。

年末になり、いざバングラデシュに到着してみると、特に危ない雰囲気はなかったのですが、とにかく人が多い…

狭い路地などにも、車やリキシャがどんどん入り込んでくるので、そこかしこで渋滞を引き起こしていました。さすがに日本を超える人口を持つ国ではあります。

ダッカの街中はスモッグがひどく、大気汚染も心配です。

ただし、現地の人々は観光客ずれしていないからか、素朴なところがあって、インドのような押しの強い感じはなかったです。

それにしても、どこに行っても外国人観光客らしき人は全く見かけず…

バングラデシュと言えば、衣類の製造拠点としても有名で、布地もあちこちで売っていましたが、インドより派手な柄が目立ったような気がします。

市場の中には、ブロックプリントをしている工房があったりしました。

日本のガイドブックによる、観光スポットと呼ばれるところにも行ってみましたが、観光しているのは現地の人たちだけでした。

そのためか、見るからに異国人の私を現地の人達が見かけると、声をかけて「一緒に写真を撮ってくれ」と頼まれることも数知れず。

ダッカでも外国人が多く滞在しているというエリアに入ると、少し洗練された雰囲気もしますが、やっぱり人と車が多し。

2016年に、ダッカで日本人犠牲者を含むテロ事件が起きてしまい、私も事件のあった地区のホテルに滞在していたので、他人事とは思えませんでした。

事件が起きたのは外国人向けのレストランでしたが、私がダッカにいたときは、現地の人向けレストランでひっそり食事しておりましたけど…

2013年の旅行では、バングラデシュはダッカしか滞在できなかったので、再訪する機会があれば、地方都市にも行ってみたいです。

「旅から生まれた豆本」バングラデシュ編もございますので、ご興味があればどうぞご覧くださいませ。

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