覚悟を決めて行ったイタリア
ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。
ヨーロッパでも主要国ともいえるイタリアへは、なかなか行く機会がありませんでした。というか、あまり行こうという気が起きませんでした。
理由は、単に恐そうだから。
イタリアマフィアというよりは、スリやら強盗やらの、観光地における、観光客に対する様々な犯罪行為が横行しているというイメージが大きかったからです。
それでも、いつかは行ってみないと、と2017年6月に旧ユーゴスラヴィア諸国巡りの旅に行った際、最終目的地にイタリアのヴェネツィアを選びました。
スロヴェニアの首都リュブリャナからバスでヴェネツィアに入り、バスターミナルからしばらく歩いてヴェネツィアの街の入口までたどり着きました。歩いている途中、道端に使い捨ての注射器が落ちているのを見つけ、ぞっとしました…
到着した日は、そのままホテルに直行し、とりあえず近くのレストランで食事をしました。狭い運河に架かる橋を渡って移動しているだけで、十分ヴェネツィアの雰囲気を味わうことができ、観光客も多いので、危険なことは全くありませんでした。
ヴェネツィアには3泊することにしていて、実質の滞在は2日間ということで、最初はのんびりヴェネツィア観光に費やそうと思っていたのですが、一晩で、もうヴェネツィア気分に浸れてしまったので、翌日はミラノへ日帰りで行ってみることにしました。
ヴェネツィアから高速列車に乗り、手元にあるガイドブックを頼りに、定番のドゥオーモやガレリアを始め、ふらふらと一日ミラノの街を歩きました。
どこにも観光客がたくさんいて、とりあえず危ない目には会わずに、無事ヴェネツィアに戻りました。
その翌日は、一日ヴェネツィアの街を歩きました。ここも狭い路地に観光客がいっぱいで、スリに気をつけて、道に迷いながら地図を頼りにあちこち周ってみました。
さすがに人気の観光地、どこをとっても画になる風景です。
イタリア滞在中は全くトラブルには会わなかったのですが、北部の観光地ということもあるのでしょうか。出会った人たちもとても親切だったので、またイタリアに行ってみたいと思いました。
イタリアでの布探しですが、ミラノの街でまず目についた、ドゥオーモの広場近くにあった、老舗のような生地屋さんに入ってみました。お店の人は親切に応対して下さり、イタリア製の布をいくつか出してもらえました。ただ、シャツの仕立て用の生地なのか、シンプルな柄がメインで、豆本にするには今一つインパクトには欠けるのですが、とりあえず数点購入することにしました。
次に、チェーン店の生地屋があるとの友人からの情報を頼りに、ナヴィリオグランデ運河近辺まで出向いて、生地屋さんを探して見つけました。
中には大量の生地が並んでいたので、店員さんにイタリア製の生地がどれか尋ねて、豆本に良さげな柄の生地をいくつか購入できました。
ちなみに、ミラノの生地屋さんでは、店員さんに私の作った東京の豆本をお礼に差し上げたのですが、とても喜んでくださり、ファッションの街ミラノで少しは私の豆本も認めてもらえたかもしれません。
「旅から生まれた豆本」イタリア編の表紙には、ミラノの生地屋さんで購入した、イタリア製のコットン布を使用しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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