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私がモノつくりを始めるきっかけとは?(3)

ハンドメイド作家のPlava Stabloです。

勤めていた会社を辞めて、平日の昼間に鍼灸の専門学校に通うようになってから、学校の授業終了後に時間的な余裕ができるようになり、いろいろとモノつくりのワークショップなど参加するようになりました。

特に集中してやっていたのが、レザークラフトでした。

専門学校の授業が終わってから、週一回くらいの割合で教室に通っていました。

この教室では、レザークラフトに必要な道具は全部そろっていて、小物から靴まで、作ろうと思えば何でも作らせてもらえる環境だったので、いろんなものを作りました。

レザークラフトの教室では、手縫いのところも多いと思いますが、私が通っていた教室ではミシン縫いが基本だったため、ミシン初心者の私も、いきなり革用の工業用ミシンから使い始めることになりました。

革は、一度縫って針穴が開いてしまうと、ほぼ縫い直しがきかないので、縫う時のミシンの扱いも慎重かつ丁寧になり、随分勉強になりました。後々、職業用や家庭用ミシンで布を縫うのにも役立っています。

革漉き機を使ったり、ファスナー加工など様々な技法も教えていただき、いつも仲間と和気あいあいと楽しく、時には厳しく(糸始末や、縫い目の美しさなど、特にコバ処理には厳しかったです)、レザークラフトを指導していただきました。

革を加工する技術ももちろんですが、一番勉強になったのは、モノつくりの姿勢だったと思います。コストを考慮しつつ、細かいところにも気を配って、機能的で美しい商品を作り上げていくことの重要性を、この教室で学びました。それは、いま作っている豆本にも共通しているところです。

今はちょっとレザークラフトからは離れてしまっていますが、自宅でもできるよう、ある程度の道具は揃えているので(工業用ミシンもあります…)、自分使い用ででも、何か作品を作ってみたいなあ…と思っています。

専門学校に通っているころは、手製本とレザークラフトが二大習い事で、その後、いろいろとワークショップに参加したりしてモノつくりの幅は広がっているのですが、今でもモノつくりの技術の基礎となっているのは、手製本とレザークラフトであることは確かです。

(終わり)

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