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金田一37歳の事件簿

「平和な漫画ばかり読んでも」とか「勉強のために本ばっかり読んでも」とかなんだかそんなことを思ったので、危険な香りがする『金田一37歳の事件簿』を買いました。『金田一少年の事件簿』は実は漫画で読んだことは全然なくて、氷で橋を作ったり、コナンと違って犯人も死んでしまったりとそんな感じの情報だけを知っています。昔月曜7時からテレビで放送していた時代に見てはいましたが、その後に放送されるコナンに比べてめちゃくちゃ怖かった記憶があります。「君にこの謎が解けるか」のセリフの後にその話の登場人物が出てくるんだけど、死んだ人物のところは白黒になっているんだっけ?そんな演出があった気がするけど、その辺はちょっと曖昧です( ̄∇ ̄;)

そんで「金田一37歳の事件簿」ね。本来は『金田一少年の事件簿』『金田一少年の事件簿R』を読み終えてから読むのが正しい流れかもしれませんが、あの世界的に有名なスターウォーズもエピソード4からスタートしたわけですし、何から読もうがどの話から読もうが、そこに正しさも間違いもないのだと思って手に取りました。そんなもんです( ̄∇ ̄)


思った以上に少しコミカルですな。金田一が大人になっているのがその原因なのかね。明智警視や剣持警部も登場し(肩書きは変わっていますが)、にわか金田一ファンの僕でも嬉しい作品になっていました。金田一一然り、江戸川コナン然り、犯罪を寄せ付けてしまうことが、作品の中で「体質」と呼ばれていたのは笑いました。ただ、その体質で引き寄せる犯罪が怖いのなんの。今の年齢だから楽しめるけど、小中学生の頃に見たら怖くて夜も眠れなかったかもしれません。つまり金田一少年シリーズの相変わらずの味がしたということです。


「謎は全て解けた」という名言も変更され、いい意味で一般の人間らしくなった金田一一のお話は、まだまだ続くのでしょうか。続くということは事件も続くということか。謎解きのお話ってなんでこんなに面白いんでしょうね。コナンも面白いけれど、アクションの要素がコナンより少ない金田一シリーズの方が好きかもしれないと思いました。


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