COMITIA144参加報告と戦利品のご紹介


COMITIA144に参加して参りました。

 事前の想定通り音楽系サークルは少なくかなりアウェイな環境での参加となりましたが、おかげ様で沢山の方に立ち寄っていただきました。youtubeチャンネルを登録していただいた方や、CDを購入してくださった方々、本当にありがとうございました。

 頒布したCDの収録楽曲はyoutubeで聞けるほか、クロスフェード版もupされております。ご興味ある方は是非下記リンクからお聞きください。

 さて、せっかくですので私の戦利品の中で、一つ印象に残った作品をご紹介いたします。

サークル名「ナゴスズ∞」さんの『なぎさランジェリー』
 いわゆるえっちな本です。一般的にえっちな本は男性向けと女性向けで明確に傾向が分かれると言われています。男性向けは致すことが目的のため導入には時間をかけず致すシーンをねっとりと描写しますが、女性向けは致すまでの過程を緻密に描写し致すシーンは思いのほかあっさりと描かれるようです。
 しかし、この本はおそらく男性向けではあるのですが、すぐには致しません。何十ページもかけてゆっくりじわじわと、生徒と先生の関係が少しずつ変化していく過程が描かれていきます。ややもすればこういった反社会的な関係はホラーみすら帯びてくるのですが、魅力的なキャラクターのおかげか全体的にコミカルで重くならずに読めます。登場人物と同じように読んでいる我々も焦らされるので、意図せず感情移入してしまいました。竿役の男が適度な没個性というか不快感がないのもよかったですね。通常の薄い本2~3冊分のページを経て描かれる本番シーンは、性的な興奮以上に物語として昂ぶるものがありました。
 あとシンプル絵が上手いなと思いました。私は表紙の絵のうまさに惹かれてジャケ買いしましたので、えっちな本であることは後から気づきました。ほんとうです。信じてください。
 

 こういった予期しない一冊と出会えるのは、ネット通販にはないリアルイベントの醍醐味であろうと思います。イベントの開催制限もなくなった今、かつてと同じように全国各地で様々なイベントが催されるようになりました。ぜひ皆様も積極的に足を運んでいただければと思います。その時、弊社のスペースをお見かけした際には、是非お気軽にお声がけください。


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