私も悩みました。漫画をたくさん読んでるとは言え大好きな漫画もハチャメチャにあります。長期間のナンバーワンはドラゴンボールだし、幼少期からならば少女漫画etc読んでるわよと…。

それでも、令和元年の12月という師走の時期に偶然出会ったにも関わらずこの1か月半読み返す多さが半端ないこちらの作品。直近で一番熱もあるし是非是非刺さりそうな方には刺さって貰いたいので最初の記事にて選ばせて頂きました。

あと私批評とか上手じゃないので完全個人視点での感想になります。面白いもんを面白いと言う場所が欲しいわけでもあるので…。読んだもの全部の感想はスピード的に追いつかないので…（このnote書いてる間に更に数冊読んでしまったので…）

ジャンルを一言で言うと『ちょっとえっちな学園ものラブコメ～犬猿男女～』

一番最初の記事でもお話したように私が基本的に読むのは『男女の恋愛』が多いです。お花畑ハッピー幼女～りぼんとなかよしを添えて～の時代も、二日で治る傷にも関わらず1週間は眼帯をして一人で笑っていた黒歴史中二病時代も、ハロー世界ハローオタクといった感じでどっぷりとオタク生活満喫してる（現在へ続く）時代も、古今東西男女恋愛は読んでいました。

こちらの漫画はTwitterで私がフォローしてる方から偶然流れてきたことから1話が丸々読めたためそのまま読み始めました。

・主人公である口無 椿（高身長・巨乳・ショートカット・美人・バレー部）は、学園で女子生徒に人気のある王子様のようなお姉さま。そして大の男嫌いで、気に入らない男性教諭・男子生徒には片っ端からハニートラップを起こして証拠を作りor掴み、祖母である理事長の力を使い学園から追い出す。
・そんな彼女が現在目の敵にしているのは風紀委員の起立 匡（堅物・眼鏡・頑固・暑苦しい）は、椿や椿のファンクラブなど風紀に乱れがあれば嫌われようとも口を出す。風紀委員としては良い事だがその厳しさゆえ、椿をはじめ一部生徒からは嫌われている。
・椿はいつものように彼に対してもハニートラップを仕掛け、退学させるようにするが彼女の思惑通りに動かない起立匡に逆に惑わされ、自分の脳裏では彼といやらしいことをしてしまう自分の妄想にもんもんとしてしまい悩まされる日々が始まる。

太字部分は私のツボポイントなので悪しからず。（女子に人気のある女子とかボーイッシュショートカットとか巨乳とか堅物眼鏡とか）

それを踏まえると「好きしか無いなこの漫画…」となるしかなかったです。
犬猿の仲もケンカップルも大好物なので…。

タイトルからお察しの通り悶々とするのはお嬢様側が多く、かつそういった悶々としたエッチなことを恐らく深くは知らないがゆえに初心な対応もするし男嫌いな潔癖な部分も多く出ます。
あとお嬢様なのに普通に口悪く喧嘩してる。好き。

1話読んでいいなと思ったらとりあえず3話まで読んでくれ。話はそれからだ

と書いたものの3話まで無料で読む手段は無い。ので1話まで読んで少しでも続きが読みたいな…と思ったら3話までとりあえずアプリでちょっと課金でもポイント最初に貰えてほぼタダで読めるようなところもあるから読んでもらいたい。なぜなら私はそこから推し推し漫画へ変貌した。

さわりを言わせてもらうと3話の終盤で椿お嬢様ではなく、起立くん側の内情がわかる。それを読んでから2話を読み直す、を繰り返しできる楽しさ。

分かりやすい伏線かもしれないけれど「ああ！」「そういう！」「いやまてまてｗｗｗ」というラブコメならではの『にやにや笑い』が生まれてくるのだ。

そんな『にやにや笑い』が浮かぶほどの漫画が私は大好きだ。

味のある絵柄やコマの間の空気感

私はどちらかというとはちゃめちゃにキレイで写実的な絵の漫画、というのは文字と一緒に情報量が多すぎて頭がボケてしまいがちです。好きだけど、イラスト集が見たいな～物語という情報と一緒に見るのはやや抵抗があるな～というので、漫画には『作者独特の味』だとか『手癖』があればあるほど作者ハマりをします。
あらもんは『味』があると思います。少年漫画感と少しだけ昔の少女漫画感が揺れ動いている…叫んでいたり罵声のシーンの太い線画や、照れた時の椿お嬢様の線の細さなど、あの差がそんな感想を生みます。

あとテンポの早い漫画とそうでない漫画の見せ方って、コマやセリフのない空間の使い方だと思うんですけど、あらもんはテンポの使い方が非常に私好みです。だから余計大好き。
喧嘩の下りはテンポがめちゃくちゃいいのに、ちょっとだけシリアスだったり言葉を交わさず固まってしまう箇所。言葉に詰まってしまう所、同じコマを二度見せて…など、『間』を存在させています。
テンポのいい漫画って流れでスイスイ見れるし、コメディ漫画ではそれらはとても大事。あと戦闘漫画とかか…。でも、シリアスだったり恋愛漫画などに見られる、私はこういう『何もない間』が…大好物で…。

要するにそこに『動』以外の気持ちがある場合、間があってテンポの強弱があると気持ちよく読んでしまうんですよね…。この強弱も恐らく人によって好みがあるだろうし、人によっては強弱とかなんも考えないで無意識に好みを作ってると思います。

全年齢対象なのにエロい。でも、思春期なのが切ない。

多分今アプリなどで無料に見れるあたりが最高にエロいです。本当に全年齢対象なの…？　って錯覚を起こすくらいえｔｔｔｔｔｔｔっちでした。（布教した人に叫ぶほど）
話を追うごとにえっちすぎて最終的に全年齢じゃおさまりつかないのでは…？　とかも思うし、そうやってえっちが過ぎる毎に落ち込んだり悲しくなっちゃう潔癖な二人に涙が出そうになる…。エロと初心のはざま…。
一生一緒にいてくれや…って何度もそうつぶやかざるを得ない…。いつまでも喧嘩しててほしいしでもくっついてもほしい、読者をもんもんさせるのも上手だと思います。（？）

掲載情報+α

私は単行本購入済ですが、コミックデイズで先読み購入もしています…。
あと作者である木下由一先生はTwitterもしてらっしゃるので、最新情報や先生の他作品が気になる方は要チェックです。（私は同人誌も好みすぎて購入してしまったし2月に出るらしい読み切りも今から楽しみ…）

先生はTwitterでよくエゴサーチされてらっしゃるので私のツイートも何度かRTして頂いてるんですがどれも尊さとエロさから語彙力失ってる可哀想な生き物の状態で打ったツイートで後から申し訳なさと恥ずかしさと心強（くしていきたいの）さとでいっぱいになります。いつも（いいねとRT）感じている…先生へと向かって…。