無限にある選択肢の中で、どう生きるのか。

かなりハマっているゲームがある(既に5周目プレイ中)。
最近TwitterやSNSでも良く見かけるので、知っている人もいると思う。
PS4の『Detroit Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)』

どんな世界観のゲームかというと。

人間と同等以上の外見・知性を兼ね備え、様々な労働や作業を人間に代わって担うようになったアンドロイドは、社会にとって不可欠な存在となり、人類はかつてない豊かさを手に入れた。
しかし、その一方で、職を奪われた人々による反アンドロイド感情が高まるなど、社会には新たな斬轢と緊張が生まれはじめる。

Detroit: Become Human オフィシャルサイト | プレイステーション より引用

現在よりもアンドロイドの存在が身近になった世界。と言っても舞台は2038年のデトロイト。そう遠くはない未来。
最初はこんな設定とビジュアルに惹かれて、まずは体験版を〜!と軽い気持ちでプレイしたのが始まりでした。

次々と決断を迫られる中、刻々と刻まれるタイムリミットと共に迫り来る緊張感…!

片時も画面からもコントローラーからも目が離せず、チャプター1をプレイ。そして、このチャプターの結末に固まってしまった思考回路。

ゲーム自体は、ただ選択肢をそのタイミング毎に選んでいくというシンプルなもの。操作は体験版でもすぐに慣れました。
難しいのは言葉の選択肢。操作しているアンドロイドの会話を全て選択肢から選ぶ。2〜4択で表示されるを15秒程度の間に選択するのだ。
この選択肢次第で相手の印象が代わり、こちらに向けられる言葉や態度が代わってくるし、ストーリーにかなり影響が出てくる。
出来るだけ慎重に考えて選びたいと思うのだが、考える時間は少ない。現実の会話と同じだ。長く考えさせてはくれない。

そうやって選んだ選択肢で導いた今回の結末に、私の思考回路は固まってしまった。

『そういう意味で言ったんじゃない!』ゲームでも意思疎通の難しさ

ゲームのキャラクターだから仕方ない。と思われるかもしれません。
だけど、このゲームには現実と同じようなリアルが溶け込んでいる。

それぞれのキャラクターの性格があり意思があり、これまでに生きてきた環境で人格が形成されている。相手の性格や嗜好が見えてくるとコミュニケーションが取りやすくなる。
その中で、こちらが思っている意図と違う取られ方をされる時がある。「違う!そうじゃない!」と思っても発した言葉は取り消せない。相手が激怒しようが、喜ぼうが、哀しもうが、言ってしまったものはやり直せない。

これまで自らが選んだ選択肢で未来が変わる

衝撃を受けたチャプター1をきっかけにゲームを購入して1周目をプレイ。
全部で32チャプター。3人のアンドロイドをそれぞれのチャプター毎にプレイし、時に3人の意思はクロスし、常に決断を迫られる。

二日でやりきった1周目。
チャプター1は体験版と同じようにプレイしても同じ結果にはならなかったし、私が選択し続けた物語はとてもハッピーエンドとは言えなかった。

全員が幸せになる結末は存在できるのだろうか

1周目の結末を見て最初に思った感想です。
例えば3人のアンドロイドの事だけを考えれば、なし得るのかもしれない。だけど、そこには色んなものが絡まってくる。社会、それぞれの立場、仲間、仲間の意思に、それぞれが描く未来…。その全てを幸せな結末に導くのは難しい。過去の選択次第で誰かに「脅威」をもたらすこともあれば「救い」をもたらす場合もある。

32チャプターを通して様々なことを突き付けられ。その度に考え。今の自分のままでは無力なのか…。と静かに考えていました。

その中で「あの時、あぁ決断していれば救えたのに…!」と思って2周目をプレイしましたが、もうそれは1周目と違う未来なんだぁ…と。

とにかく!デトロイトはオススメのゲーム!!

現在5周目をプレイ中ですが。毎回違うエピソードが出てくるし、解けないままの謎が置いてけぼりです。ネタバレ禁止要素が多いので、プレイしている同士でもあまり多くを語れないのが悔しぃ〜!

トレーラーを置いておきますので、興味があれば是非!
ヘッドホンでプレイするのがオススメですよ〜。

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