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悲しい出来事

10月6日、お腹の中にいた赤ちゃんが亡くなってしまった。流産してしまったのだ。

11週で、もうすぐ12週に入る頃だった。
私は、高齢での妊娠、かつ不妊治療だったので、流産のリスクがかなり高いことはわかっていたので、妊娠当初から、ずっと不安はあった。

特に「10週目の壁」とは、よく言われているもので、高齢&不妊治療だと、10週目までに流産するリスクはとても高い聞いていた。

その前の週の検診では、「順調ですよ」と言われ、エコー写真には、わりとしっかりと、我が子の姿は「人」になっていて、前回の検診に続き、ピコピコと心拍も確認できていた。
「ああ、10週目をなんとか超えられそう」と安心した。
しかし、もちろん、その次に「12週の壁」、はたまた「安定期までの壁」が存在していることもわかっていたし、生むまで安心なんてない。
でも、よく言われている、「最大の壁」が過ぎたのだ。

そんな勝手な思い込みで、安心した私は、それまでリスクヘッジのように、考えないようにしていた楽しい将来のこととか、夢を広げてしまっていた。

しかし、その10日後、あまりにあっさりと流産した。その瞬間は、比較的冷静で、「ああ、やはり起こってしまったのか」と受け入れた。

それからの1週間、体力的にも精神的にも疲れ果て、会社を休み、自宅にずっと引き籠り、リカバーすることを理由に、休んだ。とにかく悲しかった。

急に仕事を休んだために、少しは仕事の引継ぎやら、指示などしなくてはいけなかった。でもそれ以外の時間、ベッドの上で色々なことを考えた。

今までのこと、これからのこと、旦那さんのこと、仕事のこと、家族のこと、不妊治療のこと、子供をもつこと、結婚のこと。
その結果、たくさんの気づきと感情が生まれた。それは、この流産が与えてくれた大切なものだった。

この流産は、40年間生きてきた中で、かなりタフで悲しい出来事だった。
寝れば忘れるようなポジティブない私でも、当たり前だけど、頭の中は整理しきれないし、仕方ない!と簡単に切り替えられない。

自分の感情のためにもこの経験について、書き残したいという気持ちと共に、どこかで誰かに共感をもらえたり、力になれたらという気持ちもあるのだ。

悲しい出来事だけれども、前に進むためにもこの出来事について、少し書き進めたいと思う。
#流産 #不妊治療 #高齢出産 #完全流産 #アラフォー  



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