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2020年という1年を振り返る┃#2 自分に合った新しい働き方┃diary

②自分に合った新しい働き方を見つけること

この観点では、絶好のトライアルの年だった。今の自分の生活の大きなパーツである仕事においては、「自分が最もwell-beingでパフォーマンスも上がる働き方」って何だろう?をとにかく探求したくて、かなりいろんな『働き方』に積極的にトライした。

これは持論になってしまうが、この『働き方』というのは、どこで<Where?>・どんなやり方で<How?> 働くのかであると思う。つまり、『環境』と『スタイル』に分解できると思っている。


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新しいおしゃれなオフィスで・社員みんなで、リモートワークで自宅で・一人で、時々カフェに行って店員さんとのコミュニティを作りながら・一人で、家族がいる実家で・一人で、日常の延長だけど場所を変えてワーケーションで・一人で、気の知れた人と一緒に・ワーケーションで、一日に何回か場所を変えて…


これらは私が今年少しずつ試した『環境』であるが、こうやって書き出してみると"場所×他人とのコミュニケーション×空間の切替え"のパターンで整理できそうだ。


それぞれの環境下で自分がどのようにパフォーマンスするのかを自分で実験した結果、

基本的にどの場所でも集中できるが、一日中自宅のようなプライベート空間だけに籠っているとパフォーマンスが著しく下がるので、一日2回ぐらい場所を変えて頭の空気と気分を入れ替え、その度に他人とリアルで少しだけコミュニケーションできるような環境が適している、ということが判明した。(長い。笑)


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では、そのベストな環境で、具体的にどう時間を使えばいいのだろうか?個人のパフォーマンスに深く影響する個人ファクターは、自分の集中力と、それが最大化する時間帯、いわゆる「ゾーン」だと思っている。

私は一度ゾーンに入れば、そうでない時の5倍ぐらい高いパフォーマンスが出せる。(と思う。) 高いパフォーマンスを、時間の短さ×アウトプットの質の高さと自分で定義している。つまり、集中していれば5時間かかる仕事が1時間で終わり、質も高いということだ。ちなみにそれは朝であることが多く、自宅ではないことが多い。


であれば、ゾーンに入りもしないのにだらだら仕事するよりかは、その環境を自らで作って与えていくことにリソースをかけ、ゾーンで一気に仕事する方がよっぽど生産的ということになる。

私は今年の後半そんなことばかりしていた。作業時間は3割、残りの7割は仕事の段取り・オペレーショナルなタスク・ゾーンに入る為のコンディショニング(休めることも含めて)に時間を費やす。このアロケーションが私の場合の『スタイル』ということになる。


結論、私は、一日の中でこまめに場所を変えながら、たまに他人とコミュニケーションできるような環境で、7割の時間をサブタスクとコンディショニングに、3割のゾーンの時間帯に重要な仕事に取り組むとパフォーマンスが最大化する。コロナ前のように毎日オフィスに通う必要は、もうない。


以前weworkのオフィスで勤務していた時、ここはなんて理想的なワークスペースなんだ!と毎日うきうきしていたのだが(コロナのせいで残念ながら1ヶ月しかいられなかった)、これは自己のパフォーマンス分析をしたのちに改めて考えてみれば、マイデスクを持ちながらも様々なインテリアのフリースペースが用意されている贅沢なあの環境は、私のパフォーマンスが最大化する条件を揃えた環境そのものだったからだ、と納得できる。

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もともとオフィスというのは万人が働く為のベストな環境、最大公約数を取った環境だが、リモートワークが進む時代では自分のパフォーマンスの傾向を分析し、ベストパフォーマンスを引き起こしていくようなパーソナライズされた環境づくりを、自分自身で設計していくことが重要だな、とつくづく思う。だから私は今、空間づくりに興味がある。


———つづく。

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