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働く上で大切なのは、「人との関わり」

2018年の漢字に選ばれたのは「災」。
その通り多くの災害に見舞われた平成最後の年でした。
ニュースで目にしたのは、本当に現実なのか疑うほどに破壊された道路や建築物。
そんな現場と密接に関わる、土木業務を専門とする設計会社、前川プランニング代表の前川さんに、お話を伺いました。

■どんな学生時代を過ごしましたか?


学生時代は1日3件バイトを掛け持ちしたりと、アルバイト三昧でした。
ですが働く事の楽しさはその頃から養われていました。

■起業されたきっかけを教えてください。


30年間、土木関係の会社に勤めていたのですが、仕事内容が道路関係に特化し始めた頃から自分の好きなジャンルの仕事をとらなくなってしまいました。そこで、個人で好きな仕事をやれば良いんじゃないかと?思ったのがきっかけです。

■働く上でのやりがいは何ですか?


いろんなことを日々勉強できることです。
手がけたことのない仕事でも、やり切れたら勉強になります。1人でやっているので、土日も休めなくてしんどいですが、終わった後の満足感はすごいです。

本当に大変ですが、今が1番楽しいです。
自分の会社が可愛くて仕方ないんです(笑)

■逆に、苦労やしんどさを感じた時はありますか?


土木の世界では「想定外」というものが付き物で、解決策をなかなか出せない経験不足と未熟さに自身に対して腹立たしさを感じたことは何度もあります。

■心掛けている習慣があれば教えてください。


解らないことがあれば、すぐに図書館に向かいます。
今はネットがあり、簡単に検索できるようになっていますが、
本を開くと思いもよらない発見があったりします。


■今の社会に対して


働く上で一番大事なのは、人との関わり(コミュニケーションや協調性)だと思っています。我慢も時には大切なのではないでしょうか?
どの業界もそうかもしれませんが、土木業界は技術者の高齢化で人手不足が深刻です。

■学生に伝えたい事


学生生活を終え、社会人になってほとんどの方々がゼロからスタートします。仕事内容も大切ですが、まず「協調性」を育てていくことのほうが重要ではないかな、と私は思います。
中途で退社されている方の殆どが 人間関係の問題、と聞いています。 「仕事」というのはひとりでは成り立たないことを 常に忘れないで欲しいです。

■今後の目標


若い人の悩みの解決方法を考えたいと思っています。
廃校になってそのまま放置されている学校の校舎があるので、そこを仕事の出張所とか職業体験場所のような場所にできないかと考えています。というのも、若い子は世の中にどんな仕事があるのか知らな過ぎるので、職業体験の場を増やすべきだと思うのです。


「自分の好きな仕事をしたい」という思いから起業された前川さんの行動力と、私たちのような若い世代の人たちのことを真剣に考えてくださる姿に、感銘を受けました。
前川さんの仰る通り、私自身も含め若い人が世の中の仕事を知らな過ぎるというのは問題だと思っています。そもそも「働く」とは何なのか、根本的な事から考えていく機会が増えていく必要があると感じました。


今回、取材をさせていただいた方
■氏名:前川 勝則 さま
■法人名:前川プランニング
■役職:代表


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