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開幕3連戦を終えて。勝って兜の緒を締める。

WBC優勝もあって野球人気が盛り上がった中、3月31日の金曜日にプロ野球セリーグが開幕!我が阪神タイガースはセリーグ昨年2位のDeNAベイスターズを京セラドームに迎えての3連戦となります。あっ…こんにちは!プラスニド上山です。


日テレスポーツ局で構成作家をしていた時期に細かい部分、裏側から野球を見るということを学びました。早速3連戦紐解いていきます。


結果は見事に阪神タイガースの3連勝。ということはDeNAは痛恨の3連敗スタート。くっきりと明暗が別れました。




昨年までの過去7年間、阪神は暗黒時代でした。「7年でAクラスを5回」。これだけ見れば御の字の成績だと喜んでいるファンが多いのですが、はっきり言って6位も2位も同じです。「勝負は勝ってなんぼです」。通算20回目の2位!って誰も言いませんよね。優勝してなんぼなんです。



まぁこの7年間、金本、矢野両監督の采配は見ていられないほど酷かったんです。


7年間、各選手の守備位置を固定することなく日によって打順も守備も異なるわけです。


分かりやすく言えば「昨日は営業」、「今日は経理」、「明日はオンラインショップ対応係」。こんな感じで毎日出社後に仕事場を命じられるわけです。ひどいのはその日のうちで変更もあるんですよ。


午前は経理で午後は営業ってことです笑 明日の仕事についてはは明日になってからの指示、です。


当然精神的に疲れますし、全てにおいて集中できず、仕事も覚え切れず、中途半端になりますよね。



金本矢野両監督はこのような指示を7年間継続してきたわけです。この間振り回されてに実力を発揮できず引退していった選手にはかける言葉もありません。


昨年オフに就任した阪神岡田監督は就任早々守備位置の固定を打ち出し、課題となっていた低い守備力を徹底的に鍛え上げました。そしてプロ野球とはなんぞやというとんでもなく基本的なことから学んだ阪神ナイン。岡田監督は「吸収力がすごい」と驚いていました。それほどプロ野球の基本知識が欠けていたのです。


そして岡田監督を招聘したということは「阪神タイガースという球団自身」もやっと勝ちたい、優勝したいと言う気になったのでしょう。


7年間、訳のわからない采配でもAクラスを維持していたわけですから、ちゃんとしたまともな首脳陣になれば強くなるのは明白ですね。


そして迎えた開幕。


僕はDeNAの開幕オーダーを見て正直、「あー、勝つわ。」と思いました。


まず1番佐野選手にびっくりです。佐野選手はチャンスを「メイク」するバッターではなく、「生かす」バッター。昨年の得点圏打率は.315の好成績。つまり相手からすると「チャンスで迎えたくない打者」なのです。まさに適材適所を履き違えています。



ずっとコンスタントにヒットを積み重ねている選手だけに1番に据えてチャンスを作ってほしいという気持ちは重々理解できますが、対戦相手から見るとランナーなしの初回に打席に入ってもらえるのは非常に楽。

三浦監督は近いうちに「佐野選手を1番から外し3or5番に変えてくるはず」です。(←ここ注目しておいてください)


さらに昨年のセンター1番桑原選手、5番サード宮崎選手を開幕オーダーから外していること自体が理解できませんでした。阪神先発の青柳投手対策でスタメンを外れたのでしょうね…。


結局この2人は2戦目からスタメン復帰するのですが、開幕戦でこのようなオーダーを組んではいけないですね。


さらに第2戦、第3戦と全て先発オーダーを変えています。開幕戦オーダーとは「今年はこのメンバーを中心にやっていくんだ」と選手に対すると確固たるメッセージになります。


選手もそれを意気に感じるはずですが、2戦目になると外された選手が出て、さらに3戦目も異なる選手を起用します。キャンプ、オープン戦を通じてしっかりオーダーを固めることができなかった首脳陣のミスです。



昨年2位という結果を残したオーダーを基本にショートとキャッチャーをしっかり育てセンターラインを強化すべきでしたね。



開幕こそ現時点の「ベストメンバー」で望むべきなのです。開幕戦は対投手のオーダーを組んで臨む試合ではない。



外野は左から佐野選手、桑原選手で良いのに桑原選手を起用せず、さらにはライトが固定できず。


そしてなんと楠本選手を3番で起用するというサプライズ。正直3番バッターを任せる実績は全くなく、阪神としてはものすごく楽だったはずです。事実、楠本選手にはヒットを打たれていません。



3戦目、楠本選手はスタメンを外れ、代打での出場に留まります。選手目線で考えると自信を失っただけで何も得るものがない3連戦でした。楠本選手は今シーズンかなり低調なシーズンを送ることになると思われます。(←ここも注目しておいてください)


三浦監督は僕と同じ歳なのでぜひとも頑張ってもらいたいです。阪神は昨年開幕9連敗ですから。3連敗なんて大したことないですよ。


対する阪神はこの7年間全くできていなかったオーダー、守備位置の固定を実践し、3試合ともスタメンは一切変わらず。逆にスタメンを外れベンチにいる選手は各々、「役目を自身で感じ取って全うする」といった首脳陣との意思疎通ができているわけです。


そして岡田監督の勝負勘が加わる訳ですからこの3連戦はチームの差が歴然。


結果、腰を据えて戦った阪神と初戦を落として浮足だったDeNAの差がはっきりと出た結果となりました。


関西のマスコミや阪神ファンの芸能人は阪神ファンは「優勝や!」と騒いでいることでしょう。開幕3連勝で優勝できたら苦労はしません笑


阪神を追いかけるマスコミのダメなところですね…。


いいスタートを切れましたが、明日火曜日からは昨年苦手とした広島との戦いが待っています。岡田監督はすでに兜の緒をぎゅっと締めて新幹線に乗り込んだことでしょう。


ファンとしてはもちろん「アレ(優勝)」はして欲しい。だけど何より嬉しいのは8年ぶりにまともな野球をしている阪神タイガースを見れることですね。


明日も全力応援や。頑張れタイガース!



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