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ローリングストック海外事情調査隊(中国四川省編②)

みなさま、こんにちは!神戸事務所長の室﨑です。9月の初投稿から引き続き、中国四川省のローリングストック事情を追求します!!マニアック過ぎて第2回目を楽しみにしていた人はいないかも知れません(苦笑。
連載2回目となる今回は、四川省のレトルト食品を食べてみた編です!!
※ローリングストックとは:長期保存可能な非常食を備えておくという従来型の考え方ではなく、日常食べる食品(半年~1年程度日持ちするもの)を多めにストックし、期限の近いものから食べて、新しいものを買い足すという、新しい非常食の備え方です。

ひとつめは「香辣牛肉方便米飯」というレトルト食品。ピリ辛牛肉レトルトご飯っていう感じ??。8.5中国元なので135円ほどです。おかずとご飯でこの値段はお買い得です!保存期間は10ヶ月ほどなので、ローリングストック向きの商品です。
おいしそうですね・・・、では早速つくってみましょう!

開封するとこんな感じです!アルファ米的な乾燥ご飯とパックに入ったおかず、そしてご飯に混ぜる乾燥わかめが入っています。何気に嬉しいスプーンも同封。

お米をトレイに入れて、お湯を注ぎ、かき混ぜて12分ほど待つと、お米の完成です!けっこうふっくら仕上がってますね。

ごはんに袋入わかめをふりかけて混ぜて、横にパック入りのおかずを添えれば完成です!!
味はというと・・・、普通においしい!中国系航空会社の機内食で出てくるものに似ています。おかずが冷たいのがちょっと残念ですが、昼食や夜食にぴったりのレトルト食品です。いろんな味があるので、お家にたくさんストックしておくと楽しいですね!

続いては、こちら!なんと発熱剤つきのレトルト食品です!「回鍋肉自熱方便米飯」=発熱式レトルト回鍋肉(ホイコーロー)ご飯ってところでしょうか?発熱剤もついたオールインワンパッケージで、お値段はなんと16.8元(約270円)!お得ですね~。保存期間も9ヶ月なので、レンジやお湯の使えないオフィスの昼食用としてローリングストックしておくにはもってこいですね笑。
ではでは、こちらもつくって食べてみましょう!

中を開けてみると、こんな感じ!パックご飯とパック入りのおかずに、発熱剤と水が入っていました。もちろんスプーンも付いてます。これをどう調理するかというと・・・

パックご飯のふたを切り取ったあと、容器に白い発熱剤を入れ、水を投入します!ちょっとワクワクしますね!

上にはパックご飯を載せ、下にはパック入りのおかずを敷いて、準備完了!!そのまましばらく待っていると、蒸気が上がってきました!!その様子をぜひ動画で笑。

約10分後、おかずをご飯の上にのせれば、ほっかほかの回鍋肉ご飯の完成です!!!おいしそう!
ひとつめの乾燥ご飯もよりも、こちらのご飯のほうがふっくらです。上にのった回鍋肉は、麻辣(マーラー)<山椒の痺れる辛さ(麻)と唐辛子のヒリヒリする辛さ(辣)>のバランスが最高!とてもご飯がすすみます。さすが四川省。

あっというまにどちらも完食。ごちそうさまでした。
日本にもおいいしいレトルト食品は多くありますが、中国(四川省)にもおいしいレトルト食品がたくさん!発熱剤つきの保存食は日本でも販売されていますが、日常食としてコンビニで販売されている中国のほうが先進的!?中国ではまだローリングストックの考え方は普及していませんが、これだけ充実したレトルト食品のラインナップがあれば、困ることはなさそうです。

長い間プラス・アーツが支援をしてきた体験型防災ミュージアム「成都壱基金青少年与未来防災体験館」が四川省成都市にいよいよオープンします。ローリングストック法や家具転倒防止など、日本ではあたりまえになりつつある考え方や対策法も、中国ではまだまだの状況です。このあたらしいミュージアムをきっかけに、新しい備えに対する考え方が中国でも普及していくことを祈っています!

では、次回のシリーズ3回目(おそらく最終回)でお目にかかりましょう!再见!祝你新年快乐!!

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