プラスドライバーです。
地方都市の一個別指導塾（小さい）で、約20年ほど理系の講師を中心に指導を行っております。

【質問】良い塾講師とはどんな講師だとプラスドライバーさんは思われますか（自作自演）。

授業がうまい塾講師。生徒とよく話ができる塾講師。生徒を集められる塾講師もよい塾講師でしょうね。叱れる塾講師なんてのもいいかもしれません。

私の中で、一つの基準としているのは、「親身になって生徒と向き合える」塾講師です。
特に大学生講師には、それを強く伝えています。親身は人によって感覚が違いますが、とりあえず「自分が学校や塾の先生からしてもらってうれしかったこととかためになったこととかをイメージしてやって」と伝えます。

「親身は人によって感覚が違う」と書きましたが、これは本当に人によって違うみたいです。講師を眺めてみるとすごくわかります。

一生懸命わかってもらえるように説明する講師、余計なことは口出ししない講師。雑談ありなしも、感覚が違うみたいです。とてもおもしろい。
どうしてたくさん教えるの？とか、何も話さないんだね、それがうれしいの？とか、圧迫にならない程度に聞いたりします。
すると、私が考え付かなかった視点からの『親身』が出てきます。それは私は親身になっているとは思わないけれど、そういうことも心に残る場合があるのかぁと、いい勉強になります。

それは、保護者面談をしていても思います。
「いつもいつも相談に乗っていただいているようでありがとうございます」と言われ、そうでもないけどなぁと自分の中で思っているとき。
社交辞令かなぁと思いながら面談を進めると、「あのときに子どもが先生にこう言われたって、家で言ってました」なんて具体例が出てくると、あぁあれを相談と思ってくれてるのか、と思います。

聞いてみないとわからないことは多いものです。

そう考えると、私の提示した「親身になる」塾講師って、いい判断基準かも、と思えてきます。
親身になるから授業をよくしようとするし、親身になるから叱れるんですよね、きっと。
でも、その「親身」という言葉すら、人によって違ってまだ知らない「親身」があるので、それを研究していくと、もっといい一言にめぐりあうのかもしれませんね。

どうなんでしょうね。

「よい塾講師はどんな人ですか」と聞かれたら、何と答えます？

現状の私の結論は、

「生徒」「保護者」「講師」「上司」あらゆる方面に親身になって物事を考えられる人なんだけど、もっといい答えがあると思うのであとはあなたで考えてください。

ですかね。

だって、生徒には自分の頭で考えろっていうもんね。自分。