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○○の神様は見てるよ。ってやつ。

「野球の神様が見てるから」って言われて、道具の整理整頓をしたり、ゴミ拾いをしたり、トイレ掃除をしたり。誰も見ていない横断歩道でも信号を守ったり。

『上手くなるために勝つために、神様に味方をしてもらえるように、そういったことをちゃんとやろう!』

って、野球以外でもいろんなスポーツで言われているのではないでしょうか。

会社経営でも、社長がトイレ掃除をしている会社は業績が伸びるなんて言われたりします。


いやいやいや。
んなことないだろうと。
私はそう思っています。
でも、やった方がいいかな。とは思っていますしトイレ掃除もしていますので、その理由を書いていきたいと思います。

神様を信じるかどうかは人それぞれ自由ですが、それを続けて、もし負けたら、もし上手くなれなかったら、それは神様のせいですか??

でもきっと、そうはならなくて、「神様は悪くない、自分の努力が足りなかったんだ!だから味方してくれなかったんだ!」ってなると思うんです。

そして、もっと整理整頓やらゴミ拾いやらを頑張りますか??
これじゃあずっと上手くなれないですよね。。

では、どうすればいいかと言うと…

しっかりと練習をしましょう!しっかりとトレーニングをしましょう!
誰にも負けないくらい直接的に競技につながる練習をやる。

強豪と弱小の違いはほとんどがここですね。センスやらなんやら持って生まれた差も多少はありますが、一番は『本気で質の高い練習を多くの時間をかけてやっているかどうか』です。

冒頭の【「野球の神様が見てるから」って言われて、道具の整理整頓をしたり、ゴミ拾いをしたり、トイレ掃除をしたり。誰も見ていない横断歩道でも信号を守ったり。】が全く不必要かと言うと、そうではありません。

理由は色々ありますが、私が考える1番の効果は、『神様が味方をしてくれる!』じゃなくて、「些細なことに気づく力を養うこと」です。

これ、めちゃくちゃ大事なんですよね。
細かいことに気付けるかどうか。

荷物の少しの乱れに気づき、整える。
グラウンドの小さいゴミに気づき、拾う。
チームメイトのユニフォームの乱れに気づき、指摘する。

相手の隙に気づく。
フォームの乱れに気づく。
試合の流れの変化に気づく。
指導の細かい違いに気づく。
ちょっとした体調の違いに気づく。

ちょっとした違いに気がつける選手は、練習の質が上がるので成果も出やすいですし、試合でもチャンスを掴みやすいです。

これは神様のおかげではなく、自分の力。
それを養うための『○○の神様は見てるよ。』だと思います。

それと、もう一つ養えることが「丁寧さ」だと思います。

整理整頓やゴミ拾い、トイレ掃除などは、丁寧にやらないとやり残しがでてしまい上手くできませんよね。
それらをしっかりとやり切ることで、何事も丁寧にやる習慣というか丁寧にやる力が身に付きます。

例えば、テーブルに物を置くときに「ドンッ!」と大きな音を立てて置いたり、ドアを閉めるときに「バタン!」となっても気にしないような人、いますよね。

これって、スポーツの上達や試合結果にも繋がるんじゃないかなぁ。。と個人的には感じています。
細かいことが丁寧にできて周りの人に配慮できる選手の方が、練習も丁寧にやるしチームのことも考えられる。たぶん、そうだと思います。

そういった面を身につけるための、「神様を味方にするための」取り組み。
度が過ぎない程度であれば、大賛成です。

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