【Artist Info】I Prevail -Detroitから放つ不屈の魂-
はじめに
今回は、USの新世代バンドである
I Prevailを紹介していきます!
グラミー賞にもノミネートされた話題沸騰中の彼らについて、詳しく深堀って行きます。
アーティスト情報
出身: 🇺🇸 Detroit , Michigan
結成: 2013年
レーベル: Fearless Records
ジャンル: ポスト・ハードコア
メタルコア / ニューメタル
Web Site: http://iprevailband.com/
メンバー
Brian Burkheiser (clean Vo.)
クリーンヴォーカルを担当。
芯のあるハスキーな歌声は圧巻。
昨年まで声帯の怪我に苦しみ、インポスター症候群に陥っており一時期MCをしていなかった。
NEX FESTで初来日した際には日本のオーディエンスや観光での体験から大きな影響を受け、
彼のマインドに復活の火を灯した。
Eric Vanlerberghe (scream Vo.)
長髪・髭・マッチョというメタルの教科書的な
ルックスのスクリームヴォーカル。
破壊的なスクリームでメタルコアの音楽性を支えるだけでなくラップのスキルも非常に高く、
ニューメタル的な要素もバンドにもたらす。
Steve Menoian (lead Gt.)
リードギターを担当。上手側に立つことが多い。
一時期ベースギターの立ち回りもしていた。
Dylanと並び鍛え抜かれた肉体を持つ。
Dylan Bowman (rhythm Gt.)
リズムギター担当。下手側に立つことが多い。
コーラスやライブでの重ねパートも担当し、
パフォーマンスに深みをもたらしている。
Gabe Helguera (Dr.)
重低音を支えるドラムス。
ドラマーのコミュニティを運営している。
・・・メンバー皆筋骨隆々でダンディですね(笑)
来歴
<登場>
2013年に結成すると、翌年にTaylor SwiftのCoverのBlank Spaceをアップロード。
破竹の勢いで注目され、CoverながらBillboardのトップ100にランクインします。
同年にはEPのLove, Lust, and Liarsおよび
The Enemyをリリースし、Heart vs. Mindでデビューを飾ります。
初動から反響は大きく、2015年にはCrown The Empire、Hollywood Undead、Pop Evilなどのツアーに帯同して着々と場数を踏んでいきます。
<活躍>
2016年にはStrike the Match Tourを開催し、
様々なアーティストをゲストに迎えます。
そして待望の1stアルバムLifelinesをリリース。
MVやツアーにも力を入れていき、
Pierce the Veil、Neck Deep、We Came As Romanceなどと共演しさらに躍進を遂げます。
成長を遂げていく反面、メンバーの入れ替わりや
Brianの声帯手術もあり、バンド活動も険しい道に踏み入れて行くことになります。
<躍進と今後>
2019年には3rdアルバムのTraumaをリリース。
このLPの反響も高く、Bow DownやBreaking Downと言った現在の代表曲を生み出します。
HurricaneのMVには数々の苦難と成長がロードムービーさながら集められていて感動モノです。
別途Hurricaneの楽曲解説で書いていますが、
Traumaは彼らの分岐点になる作品です。
来歴や哲学が全て詰め込まれている最重要項目のアルバムですので、是非聴いてみてください。
そしてBillboardトップ10にまで駆け上がっただけでなく、遂にグラミー賞にノミネート。
TraumaはBest Rock Albumとして入賞し、
Bow DownはBest Metal Performanceに
認定されることになります。
名声は止まらずに活躍を続け、2022年にはデビュー後の4枚目アルバムTrue Powerをリリース。
Pierce the Veil、Fit for a King、Stand Atlanticと共にツアーを敢行。
2023年にはBRING ME THE HORIZONのNEX FESTに抜擢され初来日も果たします。
そこまで楽曲数は多くないものの、
全世界を熱狂させながら新時代メタルコアバンドの最前線にまで駆け上がって来ました。
音楽性について
超広義的に彼らを音楽的にカテゴライズすると
ポスト・ハードコアに該当するかと。
というのも、進化したメタルコアをポスト・ハードコアと呼称する時代へと変化したからです。
そしてそれらを牽引し、ジャンルレスなハードコア/メタルコアをジャンル化したのも彼ら。
ベースはメタルコアなので野太いスクリームとブレイクダウンが入るものの、サビは真っ直ぐなクリーンパートが入るのでメロディックです。
Deep Endのようなスクリームの入らない楽曲もあり、オルタナティブに振った楽曲もあります。
Ericはスクリームだけでなくラップもこなせるため、ニューメタル的なサウンドもお手の物です。
歌詞はネガティブなものが多く、
苦悩や葛藤、打開のテーマが多いです。
まさに "打ち勝つ"="I Prevail" 精神なのです。
ニューサウンドのメタルコア最前線にはBMTH、FALLING IN REVERSE、BAD OMENSなどが台頭していますが総合的に見て1番聞きやすいのは
I Prevailかと思います。
メロさとヘヴィさの塩梅が上手すぎるんですよ。
おわりに
今回は僕の大好きなI Prevailの紹介でした。
11月にNEXで初来日を見ましたが、
もう感無量過ぎて号泣案件でしたね~
彼らは相当日本を気に入ったようなので、
また単独で来てくれることを祈っています。
今後の活躍も楽しみですし、
大好きな楽曲が多いのでまた解説します。
それではまた👋
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