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波〜〜!! (113)

歩きながら放屁をすると、おならだけその場に罠のように留まり、自分は臭い思いをせずにその場を立ち去れる。これはマリオカートでバナナの皮を置くと、後ろの車がバナナの皮で滑ってクラッシュするのと同じだ。しかし単純に毎度そうはならない。自分のお腹の調子や服装によっては、そのままおならを衣服に含むことになる。結果、自分の周囲をおならのオーラみたいなものが包み、自分も臭い思いをする。現実とはそんなものである。

鳥山明先生が亡くなった。会ったこともないのに何故こんなに悲しいのだろう。Dr.スランプは再放送をアニメで観ていたくらいだが、ドラゴンボール、ドラゴンクエスト、クロノ・トリガーは世代的にモロ直撃している。少年期から青年期まで鳥山作品で育ったといっても過言ではない。子供の頃はジャンプを毎週買い、ドラゴンボールから読み始めていたのを記憶している。”ドカッバキッ”など擬音だらけの戦闘シーンが多かったため、一話を1分かからずに読み終えた時もあるが、それでも面白かった。鳥山先生の生み出したキャラ達が、漫画の中で動いているだけでワクワクドキドキだったのだ。ブルマとの出会いから始まり亀仙人の修行と天下一武道会、レッドリボン軍編やピッコロ大魔王編、サイヤ人とナメック星編、セル編にブウ編、アニメも漫画も本当に面白かった。改めてまた読み直したいものだ。あ、筆者の好きなキャラクターはピッコロです。

 ドラゴンクエストにいたっては今もハマっている。キャラやモンスター、武器や防具、あの世界観にはいつまでも浸ってられる。特別に刺激的な世界ではないはずなのに、優しい中毒性があるのが不思議な魅力だ。世代的にはドラクエ3からだが、リメイクで1も2もやっている。3では序盤アリアハンからロマリアに行くのに大変苦労した。ドラクエに関してはまたそれのみで書いてみようと思う。因みに好きなモンスターはスライム、ゴーレム、キラーマシン。

 クロノ・トリガー。暗めのストーリー展開な気がしたが、あんなに楽しく遊べたのは鳥山先生のキャラだからだろう。ゲームとしてもバランスが良くキャラクターも幼馴染のメカニック、王女、カエル、ロボット、原始人などバラエティ豊かで面白かった。ロボットのキャラの名前がそのまま”ロボ”なのもまたいい。先生が公式に描いているクロノ・トリガーの一枚絵は、鳥山明最高傑作との噂もある。このゲームはぜひリメイクしてもらいたい。好きなキャラは当然ロボ。

 現在筆者は完全なる鳥山ロスである。自分の脳細胞にこんなに鳥山先生が染み込んでいるとは思わなかった。ドラゴンボールはとよたろう先生がいるが、ドラクエの新しいモンスターはもう生まれてこないのである。悲しい。鳥山明先生、たくさんの冒険をありがとうございます。

か〜め〜は〜め〜波ーー!!

この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com