Queen~~~~

私は現在50代半ば過ぎて、10代回帰中。
小中高と漫画に嵌っていた話は今まで何度か書いた。
ただ、漫画だけでは無く漫画と同じくらい浸っていた世界が有る。
それが「ロック」
小学4年の時にビートルズに出会い、
小学5年でカーペンターズにドハマリ。
阪急百貨店でワンピースを買ってもらい来日したカーペンターズの
人生初めてのコンサートに行く。
大阪フェスティバルホール。
ただ、レコードで身近に聞いていたカレンは遠くの舞台上で小さく見えるだけ。
歌声にも。。。
感激のコンサートのはずが少々がっかりした覚えがある。
妄想型の人間はリアルなコンサートより膝を抱えてヘッドフォンで浸る方が
最高のパフォーマンスを堪能できると小学6年で既に気付いたのである。
その後、「劇的」な出会いをする。
何時も聞いていたFMからある日の夕方、それまで聞いたことの無い「声」を聴いた。
それがQueen。
「フレディーマーキュリー」である。
その後の人生でもあれほどの衝撃を受けた事が無い。
50半ばでもあの瞬間を思い出せる。
そういう「歌声」である。
フレディーはまさに「衝撃的」だった。
「歌声」で恋に落ちたのは人生で最初で最後であった。
何が?何が違う?それは未だに分からない。
でも、彼ほど「歌声」を聞いて直ぐに「彼だ!」と分かる人は居ない。
唯一無二の人だと思う。
「大人になったらイギリスに行ってフレディーと出会い結婚する!」
中学1年の私は確信していた。
何故あれほど好きだったのか分からない程、ただひたすら、好きだった。
私のお小遣いとお年玉は「漫画」と「レコード(LP)」に全て消えた。
Queenのみならずその時のロック界は全盛期と言っても良いと思う。
ツェッペリン、ELO、キングクリムゾン、ピンクフロイド、ポリス、
等々。学校から本屋チェックを経由し団地の我が家に帰り、ビクターのステレオに馬鹿デカイ当時のヘッドフォンを差し、「別世界」に浸る。
この漫画界の天才とロック界の天才がダブルで登場していた
70年代から80年代に青春を過ごした私は、幸せだったのか?
不幸だったのか?
現実世界では勉強と部活をそれなりにこなしていたが、
心は常に「漫画」と「ロック」で占められていた。
そして、今、10代回帰した50代の私に大きなプレゼントが贈られた。
ボヘミアンラプソディー。
フレディーの映画が公開される。
しかも私の誕生日に。これは偶然とは思えない。
ありがとう。フレディー。
今でも大好きです。
昨夜、大学時代の同級生の訃報の連絡が来た。
私より若く亡くなる人がいる。
だから、どうだ?
ありがたく、残りの人生を過ごそう。
無理をせず、敢えて楽しまず、なすがままに。。。

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