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【Public Notes】 経産省が管理職職員の募集??

PMIからイノベーションを生むパブリックの情報を届ける連載【Public notes】を始めました。イノベーターに知ってほしい、パブリック情報をお届けしていきます。

▼なぜ経産省が管理職職員を募集するのか

募集ページ
http://www.meti.go.jp/information/recruit/others/kanrishoku/kanrisyoku.html

現在、経済産業省では、一部管理職(*1)を経産省内部の人だけでなく、一般の人でも働くことも可能とする公募(*2)をし、非常に注目を浴びています。

(*1)課長級:役所だと40代中心
(*2)採用日から2年間、業務実績により任期更新あり

人生100年時代、四次産業革命による技術の進歩等で変化が早い今の世の中、
一つの職場に居続けることは現実的ではありません。

例えば、エネルギー分野の領域で活躍している民間企業の人が、経産省のエネルギー政策に関与する、貿易領域の人が貿易政策に関与するなど、イノベーションの現場の知見や経験を持って政策プロセスに入ることで、より実態の伴った政策の立案などが期待できる可能性もあるでしょう。

一般的に国家公務員は、いわゆるキャリア官僚と呼ばれるように公務員試験を通じて新卒から入省して国会公務員を続けている人がほとんどです。アメリカのように選挙毎に行政組織が蘇生されるわけではないので、官民の人材流動が起きにくいと言われています。

▼今後求められる官民のリボルビング・ドア

そんな中、Public Meets Innovationでは、2018年立ち上げ当初から、“ある程度の雇用・人材の流動化が必要ではないか?” と、言及しています。

これらが実現すれば、多様性が今以上に増すことから、ファーストステップとしては高く評価できるのではなないでしょうか。

今後は他省庁でも同様な動きが出てくることを期待したいですね。
(ex.観光に精通している民間人が観光庁の課長になるケース、金融で起業している経営者が金融庁の課長にケース等)

また、現在の経済産業省の公募では、雇用期間が2年間のみですが、例えば3年間 or 5年間 等、延長して二つのポストに就くことができる。というような、“選択のバリュエーション” も良いかもしれません。

引き続きどのような制度が今後出てくるのか、楽しみですね!


PMI HP : https://pmi.or.jp/ 



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