デスボイスの感覚論、貴方はわかる?
お疲れ様です。
突然ですが、デスボイスで困ってたり困ってない皆さんは
・咳き込みからのデスボイス
・エッジボイスからのデスボイス
・ニャンちゅうとか平泉成とか物まねからデスボイス
その他諸々...
ここら辺、感覚的にわかるでしょうか?
おそらくはですが、大多数の方は
何となく自分の中で落としどころを設けて納得して次のステップに進んでいる
あるいは、よく理解が出来ず正解を求めて迷走している。
このふたつに収束するかと思います。
文字や動画では、どうしても大きな「例え」を提示し、それを元に間接的なアプローチを仕掛けていくのが有効です。
また、これは当たり前ですが、より普遍的な例であることが必須であります。
まぁ同じ音声を目指しても同じ努力性とは限らないんですけどね!!!!
って話ですね、今回は。
例えば「咳き込み」という誘導。
咳は気道の異物を排除する生理反射ですよね、ですよね?
風邪で喉に違和感がある時だとか、あるいは誤って気道に飲食物が入った場合(誤嚥)に咳き込むものでしょう。
この時点でも、感覚的差異が考えられるんですよね。
喉のイガイガによる咳ってぇのは、要は声を出すにあたっての違和感かと考えられますし、その場合が多いでしょう。
そうなると、声帯に対する刺激...もとい、声帯という弁の閉鎖と吹き上げで十分でしょう。
となると、別に仮声帯が絡まないことが十二分に起こり得ますし
おしとやかな咳ってのはこれなのかと考えられます。
他方、誤嚥の場合はより強い生理反射の発生が考えられます。
というのも、気道...の先の肺に異物が入りますと、まぁ唾液とか食べ物ですね。
こうなると、肺炎っつうまぁ病変まで発展するので、死活問題なわけです。
これを防ぐために、そもそもとして喉頭蓋・仮声帯・声帯の3つが誤嚥防御弁として
ものを飲み込む時(嚥下)には閉じる機能があることと共に
誤嚥に対する生理反射として、この3弁が閉じて吹き上げることが
気道の異物排除のために有効に働きます。
っていう後者を利用したいのが「咳き込み」のアプローチなわけじゃ。
ここまで読んだ人は既に選民されてると思います、お疲れ様です(小休止)。
でですね、後者はそれだけにエネルギーを使っているわけなんですけど
それを常に「咳」という運動で行っている人ばかりでは無いって辺りですね。
これについては生活習慣や性差、その人のパーソナルなものが絡むんでしょうけども
面倒臭いので割愛します、というかその人によりけりなので。
問題は「生理現象を利用しても、なお個人差が付きまとう」って点です。
残念ながら、オタクとしましても生理現象より広義に人へ当てはめられて且つ普遍的なものはわかりません。
それでも個人差があるわけです、当たり前なんですけどね。
「じゃあどうしたら良いの?」となると思いますが
そしたらレッスン行って即時解決すれば良いんですね。
簡単でしょ?
これは俺の所でも良いし、他所でも良いわけです。
対面レッスンの価値は、これら感覚的個人差を埋める事に尽きると考えます。
ただ「趣味程度でお金かけるのは...」という方もいるでしょう。
そしたら無限に時間を割いて迷走しまくってください!!!
ってなってしまいます、ごめんね。
文字や動画で手助けはしますし、多くの人はしてますが
それって、困る原因になった感覚論と大差ないと思います。
遠慮なく言えば、先述の感覚論を自分の中で経験的に理解・分析できていないなら、テキストベースの情報における価値はほぼ全て同じでしょう。
もちろん、所謂独学でもどうにか出来ますが
それは学習の選択肢と環境と、様々なものが絡みまして
平たく言う所の「運」や「才能」で難易度が酷く左右します。
その徒労や時間を金で買うわけです、電車乗るのと同じです。
とまで言っても
「デスボイスで金を払ってレッスンなんて!」
というわからず屋がいるかもしれません。
じゃあそういう人はどうするべきかですね。
は、有料の範囲で書いておきますね!!!!!!!
とか凄い強気なことを書きましたが
簡単なことで、自己分析と先駆者の感覚論との比較でしょう。
上記の咳の例で言えば
「自分のこの音は発信者と同じものか?違うものか?」
「それを聞き分ける耳を自分は持っているか?」
「そのうえで、何をすることで目標音声へと近づく材料となるか?」
とかを考えまして、How to等のプロセスを追います。
また、発信者が言うことを鵜呑みにはしないことです。
その人が言う例にとらわれ過ぎると、自分へ落とし込んだ時に目標から遠ざかることがまぁよくあります。
咳ってのも、結局は仮声帯の接触を誘起したいだけの材料なのに
必死に咳の練習をしてしまう、咳の正解を探す。
いやこれ無駄でしょう。
違うアプローチを見る事も大切ですが、出来れば提案された導入が何を意図して、どう発声されているかわかると良いんですね。
動画が今は主流でしょうから、それを見て呼気流量や音量感を比較しまして
擦り合わせていくわけです。
例えば、俺が「咳して」って発信した時にですね
呼気流量:8
声帯閉鎖:10→2(反射による瞬発的な変化)
喉頭狭窄もとい仮声帯:10→4
音量:7
みたいな状態を意図して、音声提示した時にですね、数値は適当ですけど。
この中で、今はどれを合わせられるかなって見ていくわけです。
実際問題として、大まかな声帯模写...声真似にしても、ドンピシャ当てるのは難易度が高いでしょうよ。
そこで、要素を分解して寄せていくわけですね。
ここまで書いてて思いますが、マジで独学ってハードル高いですね。
こりゃ面倒臭過ぎて何も音楽的バックグランドが無い状態からじゃやる気も出にくいですわな。
でも、こういうことが出来ると個人練習がバチクソ捗りますし
結局、ボイストレーナーとかでも生徒にこういう事が出来る状態へ導くのがひとつの終着点だと思います。
色々、面倒なことを書きましたが
とりあえず、わからなければ「耳」を肥やしましょう。
声をよく考えて聴いて、違いに敏感になりましょう。
そんな感じです。
パッとコツを掴める人が憎くなりますよね、一緒に苦しんでいきましょう。
投げ銭するシステムらしいです。これも含めて、諸活動で頂いたお金は全部勉強代に充てて還元を目指します。