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iPhoneのローカルVPN、一度使い始めるともう元には戻れない!

safariでWEBベージを見回してる時、広告やポップアップ、更には意図せず勝手にページが開いたりした経験はないでしょうか?

一般的にはiOSのシステムではウィルス等には感染しないので安心と言われています。それでも、WEBページを大きく支配する広告や、画面の上下に出現するポップアップを邪魔に思ったり、こんなページ開いたかな(リダイレクト)と不安になる時があると思います。また、大人ならまだしも子供が持つiPhoneでアダルトな広告が表示されないなんて保証はどこにもないのです。

なんとかしたいと思い「広告 ブロック」でAppstore検索すると、色々なアプリが一覧表示されます。しかし、どれが良いか分からない。。とりあえずレビュー高評価なアプリか、ダウンロード数が多いアプリを選択をするのが良いでしょう。ブラウザに拘りがないのであれば「Brave」は良い選択肢になると思います。

一方で、私自身が現在もPCとiPhone両方で使用し続けてて、もうこれなしの環境には戻れないなと強く思うアプリが存在します。

「AdGuard」です。Appstoreには有料のProがありますが、いきなりお金を払うのも抵抗があるでしょう。とりあえずは無料版で充分です。


無料版AdGuardの機能はsafari上での広告ブロックとなります。

こちらのリンク先に公式による詳細な説明がありますが、簡単に説明しますと、インストール後に
①safariの設定の機能拡張にて6つの項目をONにする。
②AdGuardの設定の「safariでプロック」内でブロック対象にするフィルタを選択する。※自分の好きなようにフィルタをON/OFFできます。
上記リンク先のアプリ初起動が分かりやすいのでお勧めします。

以上で完了です。あとは、一般設定の高度な設定モードをONにすると詳細設定内のコンテンツブロッカーで実際ブロックしてるフィルタをより細かく知ることができます。また、「高度な保護機能」という設定が目に入ると思いますが、あまり使用することはありません。OFFのままで良いかと思います。この時点で広告ブロックが働いていない場合は、公式サポセンの「広告がブロックされていない」が解決に役立つはずです。

さて、これにてsafari上での広告はほとんど消失しストレスのないブラウジングが可能になったのではないでしょうか?しかし、人は欲深い生き物です。どうしてsafari上だけのブロックなのか?他のアプリの上下のポップアップは消せないものか、、、よりもっと、もっと快適なiPhoneにはできないものなのか、、、?これからが本記事の本番となります。


AdGuardには有料のpremium機能が存在します。それが「DNS通信の保護」です。この機能は簡単に説明すると、無料版がsafariで開いたWEBベージの読込に対してのみフィルタをかけていたのに対し、iPhoneの通信全てにフィルターを設けて、送信してくるデータの発信元と、こちらから送信するデータの相手先を、ある程度取捨選択できるようになります。

iosにおいて最初にDNS通信の保護をONにすると、VPN作成を求められます。VPNという単語を初見だとひどく不信に思うはずです。以下のリンクが非常に分かりやすいので紹介したいと思います。

iosでVPN設定を求められる理由は、DNS設定を管理できるようにする為にAdGuardでローカルVPNを確立する必要があるからです。

DNS経由保護(DNS通信を保護)
さて、設定を進めていくと、DNSの実装をどのような方法にするか求められます。やり方は大きく分けて2通りです。

①システム・デフォルトを指定しiPhone自身にフィルタを設けて通信を取捨選択する方法。フィルタを自分で作成するか探して購読する必要があります。※フィルタの定期的な更新や、手動でのフィルタ選別が必要になるので手間が掛かります。
②AdGuardのDNSサーバーなど外部で提供されているサーバーを経由して通信暗号化する方法。こちらの場合は面倒なフィルタ指定が特定のものを除き基本的には必要ありません。※その外部サーバー自体に情報が抜かれているのではないかという不安と、悪意持つ者にハッキングされてしまうと台無しというリスクがあります。

これにてpremium機能の設定完了となります。私の普段の使い方としては、WEBページを見てて明確に違和感があればログを見てアドレスなどを確認、外国への通信など怪しい通信は一旦ブラックリストへ。その後、不都合があればブラックリストから外すようにしています。

使用していくにつれて、当然問題が発生することもあるでしょう。妙にWEBページの読み込みが詰まるように感じる時があったり、ページそのものが開かない時もあるかもしれません。そういう場合は、AdGuard自体を一旦無効にして再度確認してみましょう。ページを見ることができればAdGuardがブロックしていることとなります。つまり、フィルタが問題のない通信までもブロックしてしまっているのでしょう。

あまりこういったアプリに触れたことがない場合は、まずは無償使用期間のサブスクを購入して試してみましょう。私は場合は、無償期間の快適さに感動しサブスクではなく買い切りで購入しました。肌に合わないのであれば設定を無効化してアンインストールすれば良いでしょう。


※DNSブロックのメリットデメリットをわかりやすく説明してくれています。

※こちらでAdGuardで購読するDNSフィルタを参考にできます。
・AdGuard DNS filter
・AdGuard DNS filter Unbreaker for Japanese
以上2点の購読でまず問題ないかと思います。

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