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秩父〜山梨ロングツーリング 中編

2024.4.12

〜前回までのあらすじ〜

甲府に到着した。


バイクと駐輪場

甲府駅前に到着。
甲府駅は、今日の最終目的地である石和温泉を通り過ぎたところにある。
なぜ通り過ぎたのか。
それは単純にお土産を買いに来たのである。
翌日の復路は時間のスケジュールがかなり過密であり(無茶)、それを少しでも緩和するために先にお土産を買っておこうと思ったのだ。


貴重な駐輪場でヤマハ2台並び


バイク乗りにとって切っても切れない問題。
それは駐輪場だ。
本当に、ほんっっっっとうにバイク専用駐輪場というものは少ない。
都市部は少しずつ増えてきているが、むしろ深刻なのは都市部。
ゆるい田舎(失礼)では結構路駐できるスペースがあるし、路駐自体もさして問題にならないようだが、都市部でそんなことしようものならすぐ切符を切られる。
そのくせ時間貸しの駐輪場はまったく無く、あっても数台分で常に取り合いになる状況。
山梨も似たようなものらしく、調べても調べても駐輪場が出てこない。
しかし駅前にひとつだけある。
それが今回停めた11台のバイク専用駐輪場で、なんと無料。
善意によって設置されたものだそうで、本当に頭の下がる思いである。

きちんとルールを守りましょう

東京都さんもどうかもっとバイク専用駐輪場を増やしてください。


日の出温泉へ


職場と家と友人への土産を見繕い、ササッと買い物を済ませて本日の宿へ向かう。
石和温泉郷にある日の出温泉だ。
なんでも石和温泉の中では最も古い温泉宿らしい。


下手くそすぎるアングル

日の出温泉に到着。
早速チェックインし、愛想の良い女将さんに案内される。


ロビー周辺

この日の出温泉にはいくつか名物がある。
そのうちの1つが猫。
グーちゃんというお猫様が飼われているとのことで、運が良ければロビー周辺で見かけることがあるらしい。最高か?
しかし残念ながらチェックイン時にはロビーに居なかった。


部屋

部屋に入るとThe・旅館といった感じで早速テンションが上がる。

旅館に必ずある『例のスペース』

今どき珍しく煙草も吸えるようで……


なんで紫煙って言うんだろね

早速吸っちゃう。


窓からの風景

基本的に景観は住宅街だが、奥に富士山が気持ち程度見えているサービス付き。

夕食

ついて早速汗を流すために温泉へ向かったが温泉については後述する。
まずは夜に出た夕食から。


画角に収まらない

刺身に煮物煮魚茶碗蒸し、そしてメインの豆乳鍋。
こういうのでいいんだよなぁ〜。



後出しで揚げたての天ぷらも


そしてこのあとに締めのごはんと山梨のフルーツ……なのだが。


戦犯

道中食べたわらじカツ丼があまりにも重く、さらに両腕は久しぶりのロンツーで筋肉痛になり箸もまともに持てない有り様。
そして極度の疲労もあり残念ながら締めとフルーツはお断りする運びとなった。
無念すぎる……

起床・執筆・温泉

夕食を食べて部屋に戻りすぐ爆睡した。
疲れてるし酒も入ったしお腹パンパンで動けなかったから。
20時頃に就寝し、そして0時過ぎに起きた。


自家製エクストラコールド一番搾り

起きてすぐ酒を煽る。
夕食後に飲むつもりで取っておいたビールが飲まれないまま残っていたからだ。
今飲んでおかないと出発までにアルコール抜けないから飲んでるだけで、決していつも起床即ビールの生活を送っているわけではない。
捨てるの勿体ないし。SDGs。
そして部屋の冷蔵庫が性能良すぎてビールが凍り、エクストラコールドが飲めた。
そして飲みながらnoteの執筆をする。

………
……


夜、人のいない時に撮りました
他のブログさんも載せてるしいいよね……?


執筆後、温泉へ。
改めて温泉についてだが、日の出温泉は2種類の温泉がある。
どちらも単純泉で、写真向かって右が石和温泉の湯。通称あつ湯。
左がこの宿の名物、通称ぬる湯。
自家源泉での掛け流しで、加温も消毒もしていない飲泉も可能な温泉だ。
なおPNRAは温泉について詳しくないので全て他所様のブログなどの紹介受け売りである。
己の無知はともかくこのぬる湯がすごく、人肌程度の温度なので時間を忘れて入っていられる。
PNRAはのぼせやすく熱い湯に何分も入っていられないタイプなので、この温泉を見つけた時これだ! と思い予約に至った。
本当に気持ちよくて2時間くらい入った。
オススメです。

※日の出温泉が紹介されているブログ等では決まって「23時〜6時は清掃で入れない」と紹介されているが、何故か女将さんには24時間入れると言われ夜中もちゃんと開いていた。
コロナ明けで変わったのかな?


邂逅

真夜中の温泉を独り占めし、たっぷりと満喫してから部屋に戻る。
戻ったらもう朝飯まで寝るかぁ〜〜
……とボンヤリ思いながら脱衣所を出てスリッパを履こうとした時。
確かに聞こえた。

「ニャーン……」

と。


お猫様、降臨。

真っ暗な廊下から猫のグーちゃんが駆け寄ってきた。
駆け寄ってくるやいなやPNRAの周りを縦横無尽に駆け回り、体をあちこちに擦り付けてくる。
そんな神イベントが突如降臨し、しどろもどろになるPNRAへグーちゃんは突撃を繰り返し、あっという間に温泉旅館は猫カフェになった。

荒ぶりすぎてまともに撮れない


周りに人がいないのをいいことにそこへ座り込み、延々とグーちゃんを撫でては写真を撮ろうとして失敗するを繰り返す。
ひとしきり遊んでもらって落ち着いたのか、グーちゃんはPNRAを先導するようにロビーへと向かっていった。
なのでPNRAもついていく。


神ゲーのCGか??

なんかとんでもない写真が撮れてしまった。
そんなことあるか??



グーちゃんは旅館入口に座り込み、入口を、まるでお客さんが来るのを待っているかのように眺め続けた。


凛々しい背中

グーちゃんはその場を動こうとせず、PNRAにも興味を失ってしまった様子で、ただただ扉を眺め続けていた……


(次回、ロングツーリング復路の後編へ続く)

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