北海道の美瑛の白金青い池、なぜ青いのか?? それは意地を張って別れたカップルと関係⁉
Apple社のMacBookProの壁紙に採用されて、一躍有名になった北海道の青い池
なぜ青いの!?!?
びえい白金温泉観光組合によると
『白ひげの滝』などから、アルミニウムを含んだ水が流れでている。(滝は崖の途中から地下水が湧き出ている潜流瀑。)この滝が美瑛川の水と混ざると目に見えないコロイド状という粒子が生成され、それが太陽の光をまんべんなく散乱させている。(美瑛川⇒滝の下から!別名:ブルーリバーとも呼ばれている。)波長の短い青い光が散乱されやすいため、その光が目に届き青く見える [引用] びえい白金温泉観光組合
ってどういうこと!?!?
最初読んだとき僕もわかりませんでした。
詳しく調べていると...
地下水から湧き出ているということなので、岩石の主成分であるアルミナ(Al2O3)が水に溶出し、Al3+ とOH-とそれぞれイオンとして、白ひげの滝の中に存在していると考えられます。
白ひげの滝中では、Al3+とOH-イオンはそれぞれH2Oとくっついて(配位されて)、水の中でAl3+とOH-に完全に解離しています。なぜならH2Oはプラスとマイナスの性質を持っており、O側ではマイナス、H側ではプラスになっています。だからAl3+とH2OのOが静電的にくっついているイメージです。
同じ現象を身近なものでいうと、塩水と同じ状況です。Na+にはH2OのOとくっつき、Cl-にはH2OのHがくっついて、Na+とCl-がくっつくのをH2Oが阻害し、水の中で完全にNa+とCl-解離しています。
Al(OH)3も水中でのイメージはこんな感じ!
要はAlとOは元々カップルやったけど、違う環境(水中に)に行ったことで、色々忙しくなって、あんまり話せなくなって、少し壁が(水という壁に邪魔されて)できて素直になれなくて別れてしまったということです。
そして白ひげの滝と美瑛川が合流したそのとき
その美瑛川にはたくさんの友人(水と相互作用しやすい塩)がいて、その友人が色々話を聞いてくれて、AlとOからH2Oを少しずつ剥がしてくれます。(塩析)
そして素直になったAlとOはもう一度復縁します。彼らの愛の大きさがコロイド粒子と言われるのです。だいたいその大きさは1nm から100nmです。
ってめちゃめちゃ小さいやん!!
そのめちゃめちゃ小さい粒子(コロイド粒子)が太陽光をレイリー散乱することによって僕たちに鮮やかな青色を見せてくれます。
レイリー散乱は難しくて、ここでは解説できません。。すいません。
色んなことを乗り越えて、復縁したカップルは一段と輝いて見えるのはそういうことかもしれません。(復縁したカップルでうまいこといってるの見たことないけど。)
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