肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#5.5
お話を始める前に、ひと言だけ叫ばせてください。
あいだ空けすぎたー!!!!ばかー!!!!
ふた言になってますね。
不定期更新にしてもそれにしても!!前回から空きすぎてしまいました。
もはや自分が何を書こうと思っていたのか分からなくなってしまった感があります。
伝えようと思えば思うほど気持ちが重たくなる話題というのはあるもので、これから書いていくお話はまさにその通り。
開業したてでこの連載を書き始めたのですが、それはつまり、今まで勤めていた会社を辞めたてだということで。
会社を辞めるということはそれにまつわる思いがそりゃもうあるわけで。
言葉がまとまってくれる筈もないわけで。
富良野は寒いわけで。
どうにもこうにも、冷静になって過去のことを考えることができませんでした。
私は今まで勤めてきた会社や一緒に働いてきた人たちに対して、冗談や社交辞令じゃなく、一切の恨みや怒りがないのです。
できるだけ多くのエピソードを書き残しておきたい。
そんな思いが強すぎて、気持ちの整理がつかないまま、やがて書くことから逃げてしまいました。
私は頭の中にあるもやもやと向き合うのが怖かったのです。
言葉にしたら、その『もやもや』は実体を持ちます。
言葉になって、この世に存在してしまいます。
そして私は、その言葉を使った人間として、『もやもや』に対して責任を持たなくてはなりません。
それが、とてつもなく恐ろしかった。
正確に伝えられなかったらどうしよう?
それ以前に伝わらなかったらどうしよう?
誰かが傷ついてしまったらどうしよう?
自分がバカだってバレたらどうしよう?
そんな不安がずっとぐるぐるしていて、やがて私は逃げてしまいました。
時間だけが過ぎて、このままではいけないと、ようやく踏ん切りがつきました。
書くことから離れてみたおかげで、ちゃんと過去と向き合うことが出来たような気がします。
半分は言い訳です。
完全に私小説ですが、また書いていきます。
こんなことに意味があるの?
なんのために書くの?
誰が読むの?
そんな疑問で自分をよく責めてしまうのですが、今思っていることを書いて答えにします。
意味は、あります。
私が書きたいから書くのです。
私が読みたいから書くのです。
読んで面白くなかったら、所詮そんな人生だったってことで。
書き終わったところから、面白くしていけばいいだけ。
それはこれからの努力次第。
今までのことを書き残して、先に進む覚悟が、やっとできました。
もう後戻りしない。
それは怖いからじゃなくて、先へ進む方が楽しそうだから。
しばしの間、おつきあい頂けたら幸いです。
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