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【日々の見方・思考の断片】

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きみのめに世界はどんなふうにうつるのだろう。
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#人生

旅人になった日と、それから。

初めてパンパンに荷物が詰まったバックパックを背負ったとき、「ああ、旅に出るんだな」と思っ…

ふと思い出すFさんのこと。

特別親しいと呼べるわけではない間柄のだれかについて、ふと思い出すことがある。ほんとうに何…

センチメンタル母ちゃん

最近、かつてなら気にも止めなかったようなことですぐに「うるっ」ときてしまって、そうかこれ…

みかん農家になった友人のこと

サラリーマンを辞め、突如みかん農家になった20代の友人から、「初めてのみかん」が届いた。 …

こどものタイムライン

きのう、夫の会社では「IT界隈に興味のある小中学生グループ」の会社見学を受け入れるという機…

もやもやするのもわるくない

最近、気持ち的にちょっと打ちのめされたような感覚を味わう機会があって、さあどうしたもんか…

やりたい仕事だけやろうと決めたお話

(※だらだら長いnoteですが、自分の脳内整理のために置いておきます) すこし前の話だが、仕事用の名刺をリニューアルするにあたって、このnoteアカウントのURLを初めて記載した。 これはわたしにとってはけっこうな賭けというか、 ひそかな決意表明みたいなものだ。これまでわたしは、ぽこねんアカウントとリアルな自分をつなげることを意識的に避けつづけてきたのだから。 ただこのたび、育休を経て仕事を本格的に再構築するにあたって、「もう無理をするのはやめよう」ということを、決め

どこかのだれかに宿る、ストーリー。

昨日、とある取材で素敵なご夫婦の自宅に伺ってお話を聞く機会があった。 取材内容としても、…

映画『マンマ・ミーア!』の続編にむせび泣いた。大好きだ。

もしあなたが、10年ほど前にほぼリアルタイムで映画『マンマ・ミーア!』を観たことがあって、…

スーパーでアイスをむさぼるロックな貴婦人

炎天下、自転車をこぐ。冷蔵庫の食材が切れたから、今日は買い出しに行かなければならない。 …

目的なんて、なくっても。

20代なかばのころ、「会社をやめて海外へ行く」というと、だいたい聞かれることは決まっていた…

絶対に知り尽くせないストーリー その果てしなさを雑踏に見る

とある妊婦の脳みそ【4】人はいつも自分の目線でしか世界を見られないものでして

ひとり暮らしをしていたとき、テレビは持ってすらいなかった。 当時は毎日仕事に追われてPCに…

気候と思考の深度はやっぱり関係している気がする【南の島で暮らして感じたこと】

ここのところ12月にしてはずいぶんと暖かい、というかむしろ日向では暑いくらいの日々が続いていた。今日は久しぶりに気温が下がり、冬らしい空気になったと感じる。 夜になってさらに冷え込んだ空気のなか、帰路につく。しん、と冷たく澄んだ静かな空気の中を歩いていると、自然と脳内にいろんな考えごとが生まれて、ぱらぱらと言葉たちがあらわれては、余韻をもって消えてゆく。 私の場合、たいていそうやって思考が深まる感覚に陥るのは寒い季節だ。 「ああ、寒いと人は考えるのだな」と心から思い知っ