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#ベストポッドキャスト2018 振り返り

【ご挨拶】こんにちわ。ポッドキャスト好きなおじいちゃん(@podogchan)です。
note初執筆です。ひとつよしなに。
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昨年、2018年末にTwitterでとある企てを試みた。
#ベストポッドキャスト2018」というハッシュタグをつけてその年聴いた番組のベスト配信回をつぶやこう、というもの。
Podcastを広めたいという気持ちが半分、おもしろいPodcastを見つけたいという個人的な動機が半分。

2019年、2020年と継続してさらに広がりを見せてほしいので、少しだけ昨年の企画を振り返っておく。

▼日本のポッドキャスト事情

はあちゅうさんのアンケートを引用すると、「ポッドキャスト」を知らない人が29%、知ってるけど聴いてない人が49%。利用しているのは約1/4。
フォロワーの性質もあるので実際はもっと利用率は低いはず。
これが日本の「ポッドキャスト」事情。

ちなみに海外(米国)では、言葉の認知度が64%、聴取経験率が44%というデータがある。※2018年、対象12歳以上

参考:THE PODCAST CONSUMER 2018 (pdf)

▼企ての経緯

企てのきっかけは #ベストラジオ2018 というハッシュタグをTLで見かけたため。その年聴いた番組のベスト回をツイートするというもの。

調べてみると、2012年、つまり #ベストラジオ2012 からはじまった企画のようで、2018年で7年目を迎えることになる。
見つけられた最古のツイートは @torigaraa さんの下記のものだ。

何か明確な企画意図があったのかは不明だがいい感じのハッシュタグだったので、みんなに広まり年末の恒例行事となったようだ。
12月中頃になるとラジオ好きたちが誰からともなくツイートしはじめる。

ツイートは各年ごとに連綿とTogetterにまとめられている。下記リンクをご参考に。

▼ポッドキャストでもやってみたい

この「ベストラジオ」ハッシュタグを見て思った。

「ポッドキャストでもやればいいじゃん!」

思いつきですぐに下記のツイートをしたのが、クリスマスを迎えた夜。
朝までに、その趣旨をまとめた記事も書いた。

いろいろな番組のハッシュタグを勝手につけてツイートさせていただいた。

すぐに第1号の企画に乗ってもらったツイートが。

最終的に、2018年内(12/25~12/31)で460ツイートほどに達した。

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Togetterでのまとめは、編集部イチオシに選出いただいた。

経緯と、結果は以上。

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ハッシュタグに西暦をつけたのは毎年続いてほしいから。
思いつきではじめた企てのため、もっと運用をブラッシュアップできれば、より良い企画になると思う。2019年以降のために反省・振り返りをしたい。

▼振り返り:よかったこと

まずは、ツイートしてくれた人、企画に乗ってくれた人に感謝。
特にブログ記事をみて企画意図を汲んでツイートしてくれたり拡散いただいた人にはマジ感謝。

そして、このハッシュタグで紹介されている番組を見つけて聴き始めたという声があった。素晴らしい!
ハッシュタグ冥利(?)に尽きる。

似たような番組の系統をまとめて紹介してくれるというリスナーさんも。
同じような嗜好をもつ人にとってとてもいいレコメンド方法で、参考になる。


▼振り返り:反省点

ほとんど批判的な声は届かなかった。
が、反省点はあった。

◎ハッシュタグだけではもとの番組分からない問題

【#番組ハッシュダグ】と伴に、【#ベストポッドキャスト】をつけてツイートしよう、と促した。

ポッドキャスターに感想または感謝の声を届けるという意味では#番組ハッシュタグのみでOKだろう。
しかし、たまたまTLで見かけた人にはオリジナルの番組名が分からない。
聴いてみようかなと思っても番組に(なかなか)辿り着けない。

この声は絶対にあると感じていた。
おじいちゃん自身も遭遇した問題だ。

もともとポッドキャストを知らない人が、【#ベストポッドキャスト】でおすすめツイートを見てふと聴いてみようと思っても、聴取までのステップがひとつ、ふたつあるだけでモチベーションが削がれてしまうだろう。

文字数の関係で、ハッシュタグとオリジナルの番組名を併記することが難しい側面もあるが、このnoteとともに2019年以降は誰かに届けるという意図が伝わればいいと思う。

◎Apple Podcastのリンク、Androidユーザーが踏んでも分からない問題

おすすめツイートと伴に該当配信回へのリンクを貼ってくれる人がいた。ナイスな心遣いである。

実はiPhoneのプリインストールアプリである「Apple Podcasts」。
誰かが電マみたいなアイコンと言っていた下(↓)のやつ。

ツイートのリンクを踏んですぐ聴けるというiPhoneユーザーにとってはこの上なく便利であり、ポッドキャストを広めたいという企画意図に合っている。

iPhoneシェア率が異常に高い日本では”ほぼ”問題ない。

引用:【iPhone VS Android】日本と世界におけるスマホOSのシェア率分析 | XERA

問題はAndroidユーザーの利便性である。

おじいちゃんもメインスマホはAndroid機だ。
いつもポッドキャストを聴いて、エピソードをシェアしたいときにどうしようかが悩みの種だ。(結局ブラウザ視聴できる配信元サイトのリンクをシェアしている)

AndroidユーザーがApple Podcastのリンクを踏むと、iTunesのエピソード一覧ページに飛ばされて結局どのエピソード回を薦められていたのか分からないことがある。

ポッドキャストに少し興味を持ってお試しでチョロっと聴いてみたい人にとって、リンクを踏んで謎のページに飛ばされた場合はリスナー拡大の好機を逸してしまうだろう。

これは実に面倒な問題。
iOSとAndroid両方のプリインストールのポッドキャストアプリは、それぞれのOSにしか対応していない。
Googleポッドキャストが、GoogleマップのようにOSを問わず使える便利なものになればいいが、現状デファクトスタンダードになるPodcast視聴アプリがない。さらに残念ながらApple Podcasts、Googleポッドキャストともに大して使いやすくはないのだ。
(Spotifyにはこの点で期待したい)

「Apple Podcasts、Googleポッドキャスト両方のリンクを用意してツイートしてください」なんて言っても遵守率は低いだろう。

番組名、おすすめエピソード
~レコメンド文~
#ベストポッドキャスト2018
★iPhoneの人はこちら:(Apple Podcast リンク)
★Androidの人はこちら:(Googleポッドキャスト リンク)

今はAnchor、Radiotalk、Himaraya、Viocyなど様々な音声プラットフォーマーが生まれている。

「番組作製→配信」の工程は各社アプリが利便性を追求してしのぎを削って頂ければいいのだが、リスナー側では各アプリにばらけることなく「Podcast」として共通で利用できるプラットフォームが生まれてほしい。
これまではAppleがその役目を担ってきたのだが、あまりやる気が感じられないので利便性が高くない。

【#ベストポッドキャスト】企画ではこの問題は残念ながら一旦棚上げするしかない…
Apple Podcastだけであっても無いよりはリンクを貼ってもらえるほうがリスナー拡大には寄与するだろう。

◎まだコメディー偏重

2019以降は、コメディカテゴリ以外も波及してほしい。

やはり、テック系・語学系・ビジネス系など「ながら」やスキマ時間で学びが得られるのが、ポッドキャストのひとつの魅力だと思う。
ゲーム系は結構ツイートがあったかな?

【よかったこと】と【反省点】の振り返りは以上。

▼おわりに

ちょうど2019年2月18日からNHKと民放連ラジオの共同キャンペーンで「#このラジオがヤバい」という企画がはじまった。
9月末まで続くようだ。

ラジオもポッドキャストも一番効果的な新規リスナー獲得は口コミだと思っている。

音声メディアが注目されつつあるが、これからもっとヤバい番組がたくさん生まれてくるだろう。
どこかにあるヤバい番組を見つけるために、今年の年末も「#ベストポッドキャスト2019」をやりたい。

ということで、2019年もよろしくお願いします。

終はり。


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