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ヤコブセンの詩(うた)『ここに薔薇ありせば 他5篇』より

デンマークの詩人、作家ヤコブセンの小説より。歌われる詩の一連。

影よ来たれ 来たれよわが城に
わがかたえに留まりて
幸(さち)豊かなる広間にて
乾せよ、黄金のさかずきを。
やがて来たらん幸いのため、
はたまた貧しき希望のため、
挙げよ、夢のさかずきを!

短編「ふたつの世界」より

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