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ベストトゥベスト……だけでなく、ニックスだった「最近見かけるあの配合」

さて、前回の記事からだいぶ時間が開いてしまった。
競馬ネタを思いついた中でPOGネタだけ別アカウントってのはちょっとやりすぎたかなあ。

といいつつ、前回のネタ「若い母父は眉唾もの」で、母父として産駒の出始めた、若い世代の種牡馬について、まずは傾向が見えるまで総スルーという戦略を唱えてみた。

で、これまでスルーしていた、そろそろ傾向が出てきて指名できるようになってきたな、という母父にかなり濃厚な傾向が見えていたので報告したいと思う。

その配合、というのは「母父キングカメハメハ」における結果の調査なんだけれども……

そもそも、キングカメハメハの、特に初期における配合では、「父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス」という配合がすごく多かったのですよ。
サンデーサイレンス系種牡馬が跋扈する中、「サンデーサイレンスを持った繁殖牝馬」が溢れかえる。
その受け皿、というか、サンデーサイレンス産駒の繁殖牝馬との配合相手として、一番結果を残してきたのが、キングカメハメハなわけです。
ということは、キングカメハメハ牝馬の多く……たぶん半分くらいには、サンデーサイレンス系種牡馬を配合出来ない、ということにもなるわけです。
「母父キングカメハメハ……母母父サンデーサイレンス」に対して、ハーツクライとかステイゴールドとかサンデー系種牡馬を配合してしまうと、2×3という濃いクロスが出来てしまう。
ということは、父サンデー系、母父キングカメハメハという配合は、母父父サンデー系以外の、残り半分いるかどうかの比率に過ぎない牝馬でしか成立しないわけですね。

という前提条件を踏まえたうえで、netkeiba.comにて「母父キングカメハメハ」を検索するととんでもない結果が出てくる。

検索結果(3月17日14時すぎ検索)

やけに、同じ名前が目につく。というか、ブラックタイドとディープインパクトは全兄弟、ということを考えると……

なんと、上位20頭中9頭が「父ブラックタイド」「父ディープインパクト」の全きょうだい2頭の種牡馬で占められているのである。

確かに、2頭とも「金子真人HD所有」だった関係で、その繋がりの配合は増える傾向にある。
ただ、それにしても、とっておきの代表産駒デニムアンドルビーを含めた約半数(上位10頭中5頭、上位20頭中9頭)が「父ブラックタイドもしくはディープインパクト」というのは、有意に高率と言っていい。

この配合をニックス、としてちょっとチェック対象にしておく必要がありそうだ。

※というわけで、投げ銭つき記事です。
この下に内容はないよう!!

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