toxic流シルバーアクセの磨き方

noteを完全放置プレイしていたので、たまには役立つ?趣味の話でもしようかなと思い、記事を書いてます

※注意
以下に記載するシルバー磨きの方法は
ネットで得た知識を参考にした自己流です

そのため、天然石を使ったもの、若しくは思い出の品、
デリケートな造形、高価なアクセサリーなどの清掃・研磨は一切想定外しておりません

アクセサリーの強度によっては劣化や損傷、最悪破損に至るリスクも御座います

また、熱湯や塩素系洗剤などを使用しているため、
もし試される場合は十分に注意をし、あくまでも自己責任でお願いします


1、清掃
買ってきたばかりのシルバーアクセサリーです
確か3000円でした いい感じの風合いですね

取り付け金具の部分 "925"の刻印あり
俗に言うスターリングシルバー
正面 王冠とドクロの素敵な造形
側面 とても見にくいが"950"の刻印がある
スターリングシルバーよりも銀の含有率が高い

それまでの保管状態にもよりますが、
中古のアクセサリーは 正直なところ結構汚れています

やはり元々は 人の肌に触れていたものでもあるので、
垢やらホコリやらがこびりついてたり、細かいとこに入り込んでる事が多々あるのです

なので、気になる人はしっかり洗って置いたほうがいいかと思われます

自分はそれまでの風合いをブチ壊してでも磨く事が好きなので、下準備として必ず洗います

使用したものはオーソドックスな青箱の牛乳石鹸と、柔らかめの歯ブラシです

手順というほどでもないですが、
石鹸を泡立ててからシルバーを揉み洗いして大まかな汚れを取った後、
細かい部分を歯ブラシでガシガシ掻き出す、といった感じ

写真を取り忘れたのでアレですが、
もう面白いように泡が汚くなります マジでバッチい!

注意点として、鏡面仕上げに近いシルバーは この段階で確定で傷が付きます

自分は気にしないのですが、正直あんまりオススメはしません
毛筆とかあればもう少し優しく洗えるのかも?


2、硫化を取る
シルバーアクセに限らず、銀製品は手入れをせずに放っておくと
人体や空気中に含まれる硫黄分により、少しずつ、黒く変色していきます
これを"硫化"と言うのですが、今回の手順ではそれをリセットします

用意するものは アルミホイルと塩or重曹、熱湯と、
シルバーが充分浸る程度の大きさの器です

器の中に良い感じに千切ったアルミホイルを敷いて、
そこにシルバー、塩を適量ブチ込んでから熱湯を注ぎます

今回は塩が手元にあったのでそれを使ってますが、重曹でも大丈夫です

いざ熱湯浴

そのまま数十秒〜数分放置すると、
硫化による黒ずみが取れて 明るいシルバーの色に戻ります
割り箸か何かで軽く混ぜてやると より早く色が変わります

入浴前
入浴前
硫化で黒ずんでます
入浴後
入浴後
色が白っぽくなる

原理は正直理解してないのですが、
硫化して黒くなったシルバーが 塩or重曹とアルミ、
熱湯の力で還元され、元の銀色に戻るんだそうです

注意点として、熱湯を使うので火傷に十分注意することと、
硫黄臭さでホントに気分が悪くなるため 換気を徹底することが挙げられます

ひょっとしたらこのタイミングで
自分は変なガスを吸ってるんじゃないだろうか
まぁ知らんけど


3、シルバーを燻す
上記の手順で色が戻ったシルバーを再度黒くします
俗に言う"燻し銀"を自分でやるわけです

用意するものは塩素系漂白剤と、
これまたシルバーが十分浸かる深さの器です自分は手元にあった食器用ハイターを使いました

ハイターを入れた器にシルバーをブチ込み、そのまま15〜30分放置 手順はこれだけです

責め苦
色がドンドン変わる

すると、硫化の還元で色の戻ったシルバーが徐々にくすんだ灰色に変わってきます

全体的に灰色〜黒になったタイミングで引き上げ、
流水でしっかりと洗います

"925"の刻印がはっきり見て取れる
"950"の刻印
渋く落ち着いた色に変化する

本当なら専用のシルバー燻し液が売ってるので
それにブチ込むのが一番手っ取り早いです

もっとしっかりと、劇的に黒くなるので
シルバーの陰影をはっきりさせたい方はこちらがおすすめです

実は塩素系漂白剤を使った方は塩化銀、硫黄分を使った方は硫化銀となり
厳密には違うものになるとのこと…

まあ細かいことは無視しましょう それっぽくなれば十分です

言うまでもないですが、ハイターも燻し液も
そのままだと人体に悪影響があるものなので、
注意して扱うようお願いします


4、研磨
水気を切ったシルバーを磨きます

用意するものはピカール、いらない布、ティッシュ、綿棒です
布に関しては、なるべく柔らかくて目の細かい布がおすすめ

もう手順でも何でもないですが、
適量のピカールを布に付け、シルバーの光らせたい部分をひたすら磨いて下さい

細いところは綿棒でやると捗ります

すると少しずつ、少しずつ
くすんだ灰色が綺麗な銀色になってきます

こ の 時 間 が た ま ら な い

ティッシュは布に比べて目が粗いので、仕上げの最終段階で使うと良いと思います

ギラついた光沢
ツヤツヤになってゆく

注意点として、ピカールのシンナー臭さがすごいので
換気が必須になることが挙げられます
あと素手で磨くと、臭いがガッツリ皮膚に移ります
気になる人はゴム手袋を用意すると良いかも知れません

一通り磨き終わったら石鹸でシルバーを優しく洗い、
残ったピカールをしっかり落とし、

美しいね
きれいだね

完成です!
お疲れ様でした───────


5、最後に
シルバーアクセサリーの沼は深いです

自然な硫化を楽しむ人、こまめに手入れして輝きを維持したい人、
ディテールが削れるのもお構い無しでワイルドに使う人、
沼にハマり過ぎてシルバーアクセを自作したりカスタムする人など、楽しみ方は多種多様です

それだけの魅力が、この銀色のカタマリにはあるのだと思います

シルバーはほんとに良いですよ
これを読んでるあなたも、一緒に"沼"にハマりましょう───

み と る よ

最後までお付き合い頂き、有難う御座いました

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