見出し画像

鼓舞志-REBOOT-オフレポート「いざ、再始動」

まえがき

2022年11月5日(土)、念願のARMSオフライン大会「鼓舞志」の最新シリーズ「REBOOT」を開催することができた。鼓舞志は自分が主催するARMSのトーナメントで、オフラインイベントとしては3年ぶりの開催となる。
せっかくなのでオフレポートを書いてみました。文章力がないので読みにくいとは思いますが、ぜひ目を通してオフの空気を味わってもらえればと思います。

鼓舞志前日

数か月前から準備を始めて直前までもいろいろと大変だったものの、今回はオフレポートということでばっさり割愛させていただく。(需要があれば別で書きたいと思う。)
時は大会前日、11月4日(金)。住んでいる兵庫から名古屋までは車で4時間以上かかることから仕事が終わってから中間位置の奈良まで移動し前泊。
明日への期待感と寝坊できないという緊張感と外からの騒音で全くといっていいほど寝れなかった。

防音性はともかく奈良らしく和風で素敵なお部屋でした
古都奈良の季節を感じる一枚

鼓舞志当日~会場入り

いよいよ大会当日、11月5日(土)。宿をチェックアウト後、車で会場まで送ることを条件に参加してもらった選手を2名が待つ大和西大寺駅へ。
無事に時間通りにピッキングしていざ会場の名古屋ナディアパークへ出発。ナビの予想到着時間は9時2分と出ている。会場の入り時間は9時なので間に合わない計算になるが、ナビというのは往々にして余裕をもった時間を表示するもの。何も不安がることはない。なんなら9時前に着いて優雅にモーニングでも決めることすら想像していた。
が、渋滞により主宰ぽこやん、遅刻…!
事故渋滞であったり、濃霧による減速により距離は近づいているのに到着予想時間がどんどん伸びていく。
結局会場はスタッフのinkjettoとCALMに開けてもらった。着いたのは9時20分。本当に申し訳なかった…。

ARMSの聖地 名古屋ナディアパーク

会場入り~大会開始

会場に入ると既に到着していた参加者とスタッフにより設営がかなり進んでいた。ARMSはオフ大会で参加者が設営を経験する機会が多いからか、モニターやSwitchのセッティングも動きがスムーズで見ていて心地よかった。

てきぱきと設営作業が進められていた

が、一方でそれに反するように配信設定は難航を極めていた…。
認識しないマイク、認識しないウェブカメラ、入らないデスクトップ音声…
スタッフであるぽこやんもCALMも配信したことがあるという程度で決して詳しいというわけではない。ほかの配信経験者のアドバイスを得ながらなんとか配信できる状態までこぎつけることが出来た。ありがとう。

配信セッティングに手こずる大人たちの図

大会開始~TOP8(昼休憩)

ついに待ち焦がれた大会開始の瞬間。この参加者が自分のコールを受け、戦いの場に赴いていく。そうそう場をコントロールするこの感じ。まるでオーケストラの指揮者になったような気分だ。
今回のトーナメントはこれまでのARMSの大会の中でも特に高いレベルを誇り、中でも配信台でお届けした『ゆき選手vsKHU選手』はともに実績十分で屈指の好カード。これが1回戦で見られるのは何とも贅沢だ。勝者側2回戦ともなると様々な大会で好成績を収めるトッププレイヤーたちがそれぞれの持てる力を振り絞りしのぎを削る、まさに修羅場と化していた。
どの試合も名勝負で配信台以外の試合も可能な限り配信でその様子を届けたい…。そこで活躍したのが今回初導入したOBS.ninja(VDO.ninja)。簡単に言うとスマホの画面をそのままウェブカメラにすることが可能となる神システムだ。これにより配線の縛りがなくなり、どこであろうが自由に撮影することが可能となる。
スマホの電波が弱まることで画質や処理能力が落ち、カクカクとなってしまったことは次回への課題だが、手ごたえは得ることができた。

これで配信には映らない名勝負をカメラに収めることが出来る

サブトーナメント

鼓舞志の復活に伴い、あのサブトーナメント「OnePunchMan」も復活を果たした。OnePunchManとはVSモードの体力一発勝負ルールを利用した文字通り一撃で勝負が決まる変則トーナメントだ。実力の影響を受けにくいルールのため、ARMSを始めたばかりの人でも勝てる要素がある。ネタ企画ではあるが、優勝者には表彰メダルが贈呈される。OnePunchManは惜しくもメイントーナメントのTOP8に残れなかった参加者で行われ、優勝にはsyou01選手が輝いた。

サムネのカッコよさに対して企画はゆるっゆるなOnePunchMan
1つの画面を分割して対戦を楽しむ昔ながらのゲームスタイル

TOP8~大会終了

TOP8に進むことが出来たのは、Winners側あかだるま選手、ぱー選手、しゃとう選手、蔵屋敷たかじん選手、Losers側Pega選手、KHU選手、ゆき選手、いいこ選手。

Winners側の4名はいずれも過去の鼓舞志や認定大会で優勝したことがある超強豪プレイヤー、Losers側の4名もここから這い上がり優勝する可能性を十分に秘めている。
Winners側の決勝、WinnersFinalに進んだのはぱー選手、蔵屋敷たかじん選手。両者とも世界屈指のドクターコイル使いを打ち倒しての勝ち上がりとなった。一方でLosersFinalに勝ち進んだのは屈指のツインテーラ使いであるいいこ選手。ARMS界の皇帝と評される伝説プレイヤーPega選手を撃破してLosersを上り詰めた。
以上TOP3となった3名は大会前となるとフレンド対戦で切磋琢磨する仲の良い3名で「阿修羅」という名称のチームを組んでいる。今回の鼓舞志においても前日から名古屋入りし、オフラインで集まって練習するなどモチベーションの高さを見せていた。それだけARMS熱の高い3名が勝ち残ったのはある意味必然と言えよう。
さて、簡単ではあるが、決勝3試合を振り返っていく。
まずはWinnersFinal(ぱー選手vs蔵屋敷たかじん選手)
スコアこそ3-0だったが、各ラウンドはどちらが取るかわからない状況が多く、両者粘り強く戦った。しかし、ぱー選手が随所で勝負強さを見せ、蔵屋敷たかじん選手に見事打ち勝ち、GrandFinalへ進んだ。
次にLosersFinal(蔵屋敷たかじん選手vsいいこ選手)
一進一退の攻防が続き、フルセットフルラウンドまでもつれ込む死闘を見せた。最後の数秒までわからない展開となったが、最終的に蔵屋敷たかじん選手が勝利を収め、ぱー選手の待つGrandFinalに駒を進めた。
最後にGrandFinal(ぱー選手vs蔵屋敷たかじん選手(L))
WinnersFinalと同様にぱー選手優位で試合が進み、優勝まで1セットと王手をするもそこから蔵屋敷たかじん選手が驚異の盛り返しを見せ、フルセットまで持ち込む。最後は蔵屋敷たかじん選手の勢いをぱー選手が上回り、鼓舞志-REBOOT-の優勝を決めた。

左から2位蔵屋敷たかじん選手、1位ぱー選手、3位いいこ選手。チーム阿修羅が表彰台を制圧した

※本大会については筆者の表現力、語彙力では伝えきれない凄まじい内容のため、動画を見ていただくことを推奨しよう。百聞は一見に如かず。
https://youtu.be/AJCHlzXenBo

大会終了~撤収完了まで

ぱー選手の優勝に終わった本大会。配信が終了し、時計を見ると16時35分。完全撤収は17時となっているのでもう時間がない。
だがしかし、辺りを見渡すと配信台を除いてほとんど撤収が終わっている。実はスタッフであるinkjettoが主体となり配信台を除く対戦台の撤収をトーナメントの裏で行ってもらっていた。これがなければ完全に間に合わず追加料金が発生するところだった。本当にありがとう。
撤収が早く終わり、わずかではあるものの10分ほど時間が余ったので、ここで突如準備していた余興を敢行した。
その名も『心眼ARMS』。これは画面が見えない状態で音だけを聞き、試合内容を予想して問題に答える理不尽型クイズ企画だ。この素材を作るために事前にあいつさんとはっちさんに協力をいただいていたのでどうしてもやりたかった。完全撤収が差し迫る中での駆け足となってしまったのであっさり感は否めなかったが、期待通りの参加者の反応が得られたので満足。

問題の一部。スタッフでテストしたときは散々たるものでした。

撤収完了~帰路

借りていたモニターなどの機材を返送するため、地下の搬出入口からマイカーで搬出を目指す一大ミッションが始まった。ミッション開始後10分、そこにいたのはナディアパークの地下駐車場で迷子となった33歳男性の姿だった。たっぷり迷った後、ようやく搬出入口にたどり着いた33歳男性に次なる試練が待ち構えていた。名古屋の一方通行である。ナディアパークは名古屋の繁華街である栄に位置する。本来であれば5分もあれば営業所まで着く距離なのだが、慣れない土地での運転により大苦戦。1時間近くかかってようやく返送手続きが終わった…。(正直、大会中より大会後の方が疲れた)
名古屋の道路との死闘に全てを出し尽くしたぽこやんはそのまま帰路につき、家で荷物を置いたあとに泥のように眠った。(帰路で寿司を食べた。)

コロナ禍なので消毒は念入りに

あとがき

なにはともあれ久しぶりのオフライン大会が終わった。今回も運営スタッフ、参加者、協力者、スポンサー、配信視聴者、そのほか色んな方に支えられた大会でした。この場を借りて改めて感謝のお礼を申し上げます。
一方で主宰として振り返りを行うと映像トラブルや音声トラブルなど反省すべき点も多かったが、やりたいことは出来たと思うし、まずは完遂できたことを誇りたい。
今回はコロナ禍の開催ということでやむを得ないことだが、感染リスクを考えて現地参加を断念した方もいたはず。そんな方のためにも必ずまた鼓舞志を開催したいと思う。
次回こそはマスクを外してみんなが素顔で笑いあえる大会になる未来を期待して今回のオフレポートの筆を置きたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

スペシャルサンクス

■鼓舞志スタッフ
CALM(配信担当)
ウサギとうで(実況解説)
inkjetto(受付、設営、カメラマン)
■協力者
ずっくん(動画制作)
シオナベ(名札デザイン)
きこぴの(機材提供)
あいつ(心眼ARMSキャスト)
はっち(心眼ARMSキャスト)
■スポンサー
とうりょう:Amazonギフト券5,000円分
馬肉送るマン:仮名(馬肉セット)
匿名:Amazonギフト券5,000円分
匿名:Amazonギフト券5,000円分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?