#料金体系の柔軟化について

 新型コロナウイルスが猛威を振るう。

 「新しい生活様式」に移行しつつあるなかで、世の中のあらゆるサービスが変化している。

 例えば、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは入り口付近の密を回避するため、入園時刻によって料金の違う3種類のチケットを発売した。

 「ダイナミック・プライシング」と呼ばれ、混み合う時間帯・曜日・季節は値段を上げて需要のピークを抑え、逆に閑散時は安い値付けで需要を喚起する。天候やその時々の混み具合に応じて、料金を調整する手法だ。

 こうした料金体系の柔軟化は、既に飛行機や旅行会社のパッケージプラン、飲食業のハッピーアワーなどにみられる。

 JR東日本や東急電鉄でも検討されている。

 多くのサービス業は「一物一価」が基本だったが、情報技術の発達によって、需要予測の精度が向上し、「ダイナミック・プライシング」の採用がますます広がることを期待したい。

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