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横にデローン、縦にビヨーン

ここ数か月増えてきたWebデザイン

 半分ふざけたタイトルですが、実際そうなので仕方ないですね(苦笑)
 要するに、ここ数か月のWebサイトのトレンドというか傾向として、(原点回帰とまではいかないものの)画像や動画など視覚中心だったデザインからその割合を減らそうとしていること、
それと併せて、レスポンシブル対応という形ではなく横長(主に16:9)の画面比に合わせた構築、すなわちPC閲覧中心に据えたサイト構築やリニューアルが増えている(このnoteのプラットホームもそうですが)、ということです。

その理由は?

 インターネットが商用化して30年弱で今まで何度かこういう状況がありましたが、今回のターニングポイントは何なのか? と考えると、モバイルデバイス(スマートフォンなど)中心のWebデザインでは、売り上げの面でも機能の面でも伸びしろがなく、更にはせっかくの見た目重視であるはずが肝心の集客能力(インプレッションやアクセス数までも)が減ってきているのではなかろうか、と推察されるところです。

もう少し掘り下げてみると

 ここ十数年はWebで流行するデザインに合わせてデザイナーがリデザインするような状況、新しい需要を作るためにデザインを重視する傾向があったこと(「車輪の再発明」どころかただの自転車操業)、デザインを重視することが良いことである、といった面が殊更強調されてきたように感じます。OS(Mac/Win)のGUIもそうですし、Linuxも実際ディストリビューションを見るに、違うとは言い切れないと思います。


 どちらにせよ、消費者には見た目しか分からないブラックボックス(Webサイトも含め)であり、見た目で訴求しやすいもの・させやすいもの、というモバイルデザイン重視は、機能・性能・使い勝手という面がなおざりにされていた訳です。
 実際は、技術の進歩(FlashやSilverlight、AIRなど)やコードの進化(HTMLやJSなど)、洗練があったがために「なおざりにすることができていた」部分が多いとも感じます。この悪い循環が切れるタイミングなのだろう、ということです。

 目的と手段がごちゃごちゃになり、エコシステムと言いつつタッチ操作とマウス操作、キーボード操作を同じデザインで押し付ける方法を考えるためのデザインがインテリジェンス。それを、馬車馬のように毎回毎回利用者側に押し付けて見た目だけで客に満足を与え対価を貰う。モバイルの場合は毎年買い替えを促す。

 こういった事が難しくなってきていることが理解できている提供側が、Webサイトの機能として集客であったり販売であったりという、実売部分や実際のUX部分を重要視し始めたのだろう、と良い風潮として理解しています。

その結果どうなった&どうなっていく?

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