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出血には素手で触らない

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トレイルランナーのためのセルフレスキュー講座
でも必ず最初にお伝えしてることですが他人の出血に素手で触ると、手の傷などから血液感染する可能性があります。HIVや肝炎など日本でも感染している方は多く、人生に関わるような感染です。

いつもこの話しをする時に思い出すのはNBAスーパースター『マジックジョンソン』LA Lakers所属現役バリバリの時に彼はHIV感染者であることを告白した(28年前に記者会見しました)当時はHIV≒エイズに対する偏見も多くあり、薬物中毒者の注射器使いまわしや同姓愛者が拡げていると言われたりしておりました。急遽引退したマジックはHIV感染予防の啓蒙活動を展開していきます。日本でも『マジックジョンソンのエイズにかからない方法』という本が発売されたりしました。

その後NBA復帰した彼を受け入れるためでもあるのか、出血したら止血するまで試合には戻れないというルールに変更されました。現在のスポーツの世界では一般的なルールでありますが当時はそんなこと考えたこともなかったかもしれません。

アウトドアスポーツであるトレイルランニングでも出血しても少量であれば、そのまま走る選手が多いです。人に接触する可能性もあるので出血のカバーだけして欲しいなといつも思います。海外のトレイルランニングのinstagramをみると流血している写真もあったりします。エクストリーム(過激な)スポーツのイメージを強調したいのかと思いますが、日本の里山ランニングには似合いません。

誰かの出血対応をお手伝いする時は必ずグローブをしましょう

ニトリル素材のグローブが薬局でも売っています。直接圧迫など止血法をする時にも必ずグローブが必要になります。私は普段から財布に入れて持ち歩いています。ないと何もお手伝いが出来ないのでグローブ必須なのです。ない時は血液には絶対触らないようにするか、ビニール袋など使用することになります。



先日の高尾でのトレイルランニング中滑落事例(ご存知ですか?)でも立川トリッパーズさんで講習をした際の参加者が講習のお土産に渡したグローブを救急キットに入れてあり使用して対処出来たとのことでした。

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白くま隊が救護していない大会にケアブースなどで行くこともあるのですが救護スタッフがボランティアなのか、何なのか素手で処置をしているケースを見たこともあります。まだこの辺り日本の常識にはなってないようです。
人生はセルフレスキューが安心で確実だなと思うことは多いです。

スポーツの世界の常識にアウトドアスポーツの世界も合わせていきましょう。山の世界の常識では現代では対応出来ないかもしれません。

山だからあるもので対応するしかない?
それは十分に準備した結果初めて言える言葉です。
何を知っておけばいいのか?山で何が起こっているのか?
セルフレスキュー講座でもお伝えしています。


前回は2020年3月1日(日)開催です!
次回は未定ですがご興味ある方はNote やFacebookをフォローお願いいたします。

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