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OSJ氷ノ山活動報告/白くま的救護目線

鳥取県と兵庫県の県境
氷の山という寒そうな名前山の周囲でのレースです。

2016年鳥取側で地震で中止 
2017年台風接近で中止
2年連続中止で3年ぶり 3年前とはスタート地点が変わっています。

数年交代でスタート地点を変えるという取り決めで運営されているそうです。自治体としてはスタート付近の宿に宿泊客集中しますのでスタート側にしたいのは山々。そして通過するエリアはボランティアはしても経済効果はほぼゼロでしょう。

何って運営側も氷ノ山やったことないという方々多数。
私も記憶があいまいという新規レース気分でありました。

こういう時は緊急対応が遅れたりして怖いものです。
事前に情報収集しまくり現地に向かいました。

目次
1 コースレイアウト 
どんな展開か考えて走りましょう。
2 くま問題
出るぞ!と思ってホントに出ました。毎回ですが。
3 救護対応事例
重要事例を2件 低体温症疑い 胃腸障害疑い(病院送りとなりました・・)

1. コースレイアウト

5:00スタート21:00フィニッシュ制限時間 距離78km
前半戦に氷ノ山越え(標高1300mぐらい)

登山道 ロード 林道ありますがトレイル率は低いので走れるコース
フィニッシュ間際にも鉢伏山が控えてますので余力がないときついコース
制限時間を気にする選手には暗くなってからの登山道は頑張ってもペースは上がらない上にコースロストや滑落のリスクも上がるので、頑張るのは林道・ロードと伝えました。当たり前のことですがコースを見ての作戦が立てられない選手も多いようです。

2. くま問題

レース前日の説明会でも地元より熊の生態や遭遇した場合の対応についてなど説明あり。なぜって熊多いのです。山と人間の生活エリアが近く、どんぐりなど食料が不作の時は下山して町まできてしまうとのことでした。ご丁寧に剥製も登場します。ツキノワグマは小さいです。北海道のヒグマはデカいとのこと。

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