ProjectWinterによってPCとなるPLたち

ポです。

ProjectWinterとはTRPGの延長線である。

プレイしてみて感じたのはそんなところでした。というお話。

今回便宜上TRPGはクトゥルフ神話TRPGをもとにお話していますが、感覚的にはどのTRPGでも同じだと思います。


1.ProjectWinterとは

Steamで配信されているゲームでプレイ人数は5~8人。

プレイヤーは雪山から脱出を試みるサバイバーかその妨害をするトレイターとなり、雪山の中を探索していく。

ボイスチャットなどを駆使して発電所の修理や救難信号の発信をし、同時に味方の中のトレイターを暴き邪魔されないようにしなければならない。


味方の中に敵が潜んでいるという構造は『人狼』によく似ているので、人狼サバイバルと呼ばれていることもある本作。
プレイしたポが感じたのは「これは体験型TRPGだなぁ」ということでした。



2.『体験型TRPG』

TRPGを遊ぶ際、我々PL(プレイヤー)はPC(プレイヤーキャラクター)を作成してステータスを決定してシナリオを遊びます。

が、ProjectWinterではPLがPCとして雪山にいるという感覚を味わえます。

つまり、どういうことだってばよ?順に説明します。


このプロジェクトウィンターってゲーム、時間制限があるので雪山を探索する際にチーム分けして探索をすることがあるんですけど、その際のお互いの情報ってほとんど入ってこないんですよね。

なぜなら、遠くに離れてしまった人のボイスチャットは聞こえなくなってしまうというゲームシステムがあるからです。

そうなってくると、再合流した際にあちらであった出来事とこちらであった出来事の情報共有が必要です。
ビーコンはあったか。怪しい動きをするやつはいたか。などなど。


また、チームに欠員があった場合はどうでしょう。
迷っていなくなった。トレイターだったので倒した。野生動物に殺された。異なった回答が返ってくるかもしれません。

だれの言い分が正しいのか。常に考え無くてはならない。


『怪しいやつを倒すべきなのか。時間がないから危険を承知で脱出を試みるべきなのか…。云々。』


この感覚って『本来TRPGのシナリオなどでPCが感じているだろう緊張感』なんだとポは思うんです。


雪山で遭難、そこからの脱出を試みるクローズドシナリオ。
ロッジに集まっていた人の中に狂信者(トレイター)がいることを日記かなにかでしってしまったあなた。
しかし飢えや寒さから早く脱出しなければ命はない…。
そんな中での誰が狂信者(トレイター)なのか考えながら命を狙われないようにうまく立ち回らなければ…。

こんな時の緊張感をシナリオでリアルに味わうのってよっぽどシナリオやKPの演出がうまくないと難しいと思います。

それを簡単に味わえるのがProjectWinterだと思ったのです。


TRPGって究極的にいってしまえば『ごっこ遊びゲーム』ではあるんですけれど、シナリオを遊んでいる際はどうしてもPL側からすると作ったPCで遊んでいるという気持ちがあるものなんですよね。

そのあたりの感情のズレがまったくない。

だって雪山にいるのはPCじゃなくて自分で、その緊張感は自分のものだから。


このようなところから『体験型TRPG』という言い方をしたわけですね。



3.PCとしてゲームを遊ぶということ

体験型であることで当然生じる話があります。

『PCがいないんなら能力値や技能値はどうなんのさ?』

当然といえば当然なんですけど、ProjectWinterを遊んでいる際はPLのステータスがそのまま反映されちゃうんですよね。


頭がいい人…すなわちINTが高い人は怪しい行動にすばやく気づけるかもしれません。

人望が熱い人やリーダーシップが高い人…この場合魅力=カリスマといった意味では、近いのはAPP(見た目の魅力)などでしょうか。はチームの中心となって動いていくでしょう。

人を騙すのがうまい…言いくるめが上手い人がトレイターをやると厄介かもしれません。

人の心の動きに敏感な人…心理学が高い人は人の心に漬け込んで思ったように人を動かせるかもしれません。

ゲーム知識がある人…この場合はEDUでしょう。ゲームシステムへの知識がある人ほど有利に立ち回れるでしょう。

などなど。


そう考えるとマジで自分自身がPCとして遊ぶTRPGだなって感じになりませんか?



4.トレイターという存在

ここでこのゲームの面白いところを一つ。

このゲームでのランダム要素はMAPの構造、落ちている箱の中身、ランダムイベントなどがあります。
が、最も重要なのはプレイヤーの中の二人がトレイターとして選ばれるという点です。
(人数が5人の場合はトレイターの人数は1人です。)


このトレイター、普段はあまり行わないだろう『とにかく人の邪魔をする≒足を引っ張るなどしてサバイバーの脱出を防ぐ』というNPCの狂信者とか狂人側の行動を強いられるんですよね。

これがまぁ楽しい楽しい。


ふだんTRPGではNPC側として出てくるような人間の悪行を自分たちができるんですよね。

そんなもん楽しいに決まってる。

自分たちの悪行によりてんやわんやするサバイバー達を見て愉悦を感じるさま、完全にニャルラトテップ。


ニャルラトテップムーブに自身がある方。

われこそはニャルラトテップの狂信者!!という方。

私がニャルラトテップだという方。


ProjectWinter、オススメです。



ただしTRPGはシナリオの成功可否に関わらず、楽しんだものが勝者です。
またGM、PLが楽しめなかったシナリオは失敗みたいなものなので、まずは楽しむことを第一に遊びましょう。

そのあたりの感覚はTRPGと一緒です。

いや、そのあたり""も""でしょうか。


以上。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

4

ポラリスちゃん

ポラリスちゃんです。 ゲームのこととか技術のこととかをざっくり書いていきます。 よろしくね。

Virtual Life

バーチャルとリアルの行方
1つ のマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。