見出し画像

スランプ脱出の鍵は、胸キュン時計

何をやってもうまくいかない。3月に入ってから、あまり体調もよくなくスランプ状態が続いていた。

季節の変わり目もあるかもしれない。朝起きるのがだるくて動けなかったり、頭痛やめまい、吐き気が止まらない日が続いたり。

せっかくのってきたライティング講座も後半に入ってきたけど、全く言葉が出なくなってきた。

もちろんなんとか絞り出しても、やっぱり、採用はされない。

自分でもわかっていた。

書きたい、伝えたいことより、ちゃんと書かなきゃとか、提出しなきゃとかがなんだか目的になっていた。

昨年の10月にストレスで体調を崩して2週間ほど休職し、その後、ペースダウンして仕事をしてきた。

結局よくなってきているような、逆戻りしているような、絶妙な日々が続いている。休みの日は1日寝て終わる日もあった。なんだか人生損している気分だ。

職場では、仕事量の負担は少ないのだが、これまた絶妙に、ペースをつかめてきて、予定より早く仕事が片付く。前みたいに、自由なフレックスタイム制ではないので、8時間きっちりオフィスにいる必要がある。でも、半日である程度の仕事は片付けられるようになり、ある意味復活しているのだが、残りの半日は手持ち無沙汰なのだ。

好きなことをのびのびしていることが自分らしくいられる性分だから、勤務時間や勤務場所をはじめ、色々制限されると、逆にストレスになってくる。そして、絶妙に、負担がかからないように配慮してもらっている手前あまり言えないが、私に一番向いていない作業ばかりが回ってくるのだ。かといって、もっと仕事増やしていいですよというほど、まだ気持ちも体もついていかない。

むしろ、昔みたいな残業100時間生活には、もう戻りたくない。正直、忙しさに対する耐性はまだできていない。

なんだか八方塞がり。

人生のスランプ期なのだな。そう思った。

起き上がるのがしんどくて、気分転換に今期のドラマの最終回が終わった隙間タイムでやっている昔のドラマの再放送をみることにした。

「夢をかなえるゾウ」は、主演は、水川あさみに、そして古田新太。

まだ、若かりし頃、新卒で入社した会社の社長からプレゼントされた水野敬也の本が原作だ。

行動するかしないかで大きく変わるということを教えてくれる自己啓発本。

象の姿をした関西弁を喋る変な神様、ガネーシャが、歴史の成功者たちのストーリーを交ながら、次々と課題を出していく。ドラマでは水川あさみ扮するOLのあすかは課題をクリアしながら、成長していく。



30分の短いドラマだった。

見始めたら、止まらない。面白い。

軽快な関西弁とストーリー調。しかも、こういうことあるよね、という親近感がわくあるあるトピックなのだ。

一気に13話まで見てしまった。

その中で印象的な話があった。

胸キュン時計だ。

そう聞いてかわいい時計とか、恋に効く時計とかをイメージするのは、大間違い。そんな可愛いものではない。

そこでガネーシャから出される課題は、

「嘘をつかない」

である。

この時計をつけると、嘘をつくたび、電流が走ったように、胸がきゅんと苦しくなる。きゅんというより、ドラマの絵的には、電流が走るようなぎゅんぎゅんのような、ヘビーな苦しさ。しかも一度つけると、ガネーシャしかはずせない。

なんだそんなことと思うのだが、いたるところでキュンキュンしてしまうのである。

意外に普段私たちは、自分に嘘をついていることが多い。

その様子を見て、自分もはっとした。

いつもいい子でいなきゃいけないと思い込んで、なんとかなく自分が我慢すればいいよと思って、自分の違和感を誤魔化している自分がいた。

仕事に復帰してからはしばらくそれをしないようにしていたつもりが、いつのまにかここ1ヶ月ぐらい、また元に戻ってしまう自分がいた。

みんなが忙しい中で、仕事量をおさえて仕事をするのは、ものすごく居心地が悪い。体調も思うように、コントロールできない。知らず知らずにストレスを溜めているの悪循環だ。

今の私なら、きっと1時間単位できゅんきゅんして、苦しくてたまらなくなってしまうだろう。

自分の本当の今の気持ちはなんだろう?

嘘偽りのない自分の本音はなんだろう?

もし今全てが自由になるのなら、自分はどうしたいのか。

理由とか、やらなきゃとかじゃなく、自分のお腹のそこから思ったことだけいえばいい。

そう思ったら、なんだかスッキリした。嘘を言わずに、結構はっきりいってしまっても、結構平気なのかもしれない。

少なくとも、自分に嘘をついて生きりはマシかもしれない。

ドラマの胸キュン時計は、自分がその痛みがわかる形できゅんとするから良いのだが、普段自分に嘘をどれだけついていても、この痛みのように、感じたり、見えない。

自分についた嘘は、自分のハートを知らないうちに傷つけているのだ。

もっと楽しいことがしたいが、本音だった。多少大変でも、自分が得意なことを活かしたい。

そんなこんなで、前から好きだった英語のレッスンを副業的にはじめてみることにした。

いいタイミングで、別の勉強会で出会った人が5月までに英語の特訓をしたいといっていた。

昔取った杵柄ではないが、以前大手企業の新入社員のTOEIC講師やプライベートレッスン、塾講師などをしていたことがある。

英語を学んで自分の世界観が変わったり広がったこともあるが、何より、コミュニケーションの面白さに感動した。そして、英語の楽しさを文法付で英語嫌いになった人にも味わって欲しいと思っている。

教材を考えるのも楽しいし、少しずつでも話せるようになる人と一緒に頑張っていくのも楽しい。何より、英語を通して、色々な人のことを知ったり、話をしたりすること自体が楽しいのだ。無料でやっても全然苦にならないレベルというのは、きっとライフワークなのだと思う。

そうか、楽しいことをやってみよう。

そう思って早速始めることにした。

収入は少し入ればモチベーションにもなるし、しっかり責任も出るから、自分にとってもいいメリハリになる。

理由もないけど、楽しいこと。嘘偽りのない気持ちに従ってみることにしたら、なんだか毎週末が楽しみになってきた。

そんな日を過ごしたら、久々にこの気持ちを書いておきたいと思い、言葉がで始めた。

脱スランプかな。

まだ調子が良かった時みたいに書けないけど、でも、自分の嘘偽りのないこの気持ちや瞬間を記録しておきたいと思った。

少しだけ希望の光が見えたような気がする。

ふと、あの本をプレゼントされた時の、新卒時代のフレッシュな気持ちを思い出した。

もうすぐ、4月。

新卒の頃の初心を思い出しながら、またガネーシャの課題もやってみようかな。

行動すれば、何かが変わるかもしれない。

#ガネーシャ #夢を叶える象 #嘘 #キャリア #英会話 #英語

サポート頂けると励みになります。カフェでの創作活動の資金に使います!応援よろしくお願いします。