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会社辞めてフリーター、底辺ゲーマー独り暮らし。#3.ネトゲ小話


おはようございます。
3月も半ばになろうというのにこの寒さ。起き抜けにやるのは歯を磨くことでもお手洗いに行くことでもない。パソコンの電源を入れ、暖房をつける。これこそが我が家に先祖代々伝わるモーニングルーティーン。てか春?どこ行かれてます?門限はとうに過ぎていますよ。


海外プレイヤーに声をかけられたハナシ。

今日は昨日起こったゲームプレイ中の話を。

ネットワークゲーム、オンラインゲームと呼ばれるものは昨今のスマホゲー普及に伴い多種多様な形態でもって世に出ていて、その中でも僕はMMORPGというジャンルを好んでプレイしている。
自身の分身となるキャラクターを作成し、職業やプレイスタイルを自由に選択し、世界中のプレイヤーと共に遊ぶというものだ。

僕は現在ファイナルファンタジーXIV(以下FF14)というタイトルで遊んでいる。
リアル事情で休止したり復帰したりを繰り返しながらもダラダラ遊んでおり、公式サイトによる累積利用日数を見るに2160日となっている。
仕事は5年で辞めたのにFF14は6年も続いている?とあるニュータイプも言ってたじゃない。「遊びでやってるんじゃないんだよ」(廃人)

前述した通りインターネットを利用して世界中のプレイヤーが一同に会し遊ぶわけなので、知らぬ間に海外のプレイヤーと遊ぶ機会もある。

必要最低限コンテンツ攻略に必要なコミュニケーションツールは運営側で用意してくれているので特別困ることはないが、今回とあるコンテンツを一緒にクリアした海外プレイヤーの方に声をかけられた。


「どこの国のプレイヤーですか?(英語)」

おうおう、英語で話しかけられたぞ。
海外勢と雑談をすることなどほぼ無い。
機会が無いのもそうだが僕の英語力は中学生英語のそれを遥かに下回る。
その昔、意味はわからないがとりあえず英語が印字されているとカッコいい!という理由で卑猥な意味とは知りもせず単語が印字されたプリントTシャツを恥ずかしげもなく着ていた中学時代。

「日本です(かろうじて捻り出した英語)」

と返答するやいなや、


「yoroshiku!!^^



僕は衝撃で椅子から転げ落ちた。
相手の母国語を用いての挨拶という高尚な気遣い。僕は感動で目尻にアツい何かが溜まるのを感じた。

そう、「ヨロシク」は「スシ」「テンプラ」「ハラキリ」と並び海外に浸透したジャパニーズカルチャーだったのだ。

相手の心遣いに感銘を受けた僕も言葉を返す。


「yoroshiku!!!!^^」


まんまやないかい!と、思われたでしょう。いいえ違います、ビックリマークの数を2倍にして挨拶出来た喜びを精一杯詰め込んでいる。

この後この方と30分くらいお話をした。彼のお住まいはインドネシアだそうだ。

どのジョブが好きなのか、レベル上げにはどのコンテンツがおすすめか?などゲームに関するとりとめもない話。今日ほど英語をちゃんと学んでおけば良かったと後悔した日はない。

会話をしていると、海外のネットスラング?と言うのか略語と言うのか、意味のわからない単語が出てきて色々と調べてみた。
例えばネトゲーマーはよく大笑いの表現を「w w w w w」とか草生えるとか言うんですが、英語での表現では「lol」となる。
彼がよく「yup」と言うので何かと思えば「うん」という意味で、Yesとはまた違う相槌レベルの際に使うものらしい。ふむ、とても奥が深い。


日本に住む我らからすれば、日本以外に住まう人たちを指して「海外勢」と言うが、「自国以外を海外」と定義づけるなら、周りからすれば僕たちも海外勢だ。

1つの同じゲームを介してこうした交流ができるのは、リアルにはないネトゲの面白さなのかもしれない。

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